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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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目の手術の前にいただいていたご注文
入籍を目前にした〇永クンご夫妻のオファーでした
どうやら焼き終えましたので
あとは・・数日後に来房の上
自筆でサインと記念日を書き入れてもらって
上絵焼きをして完成ということにします


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これでひとり分
パスタ皿・・カップ&ソーサー
多角のサラダボウルに飯茶碗
ぐい吞みは・・私からのプレゼント

これが二組というわけです


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先日「異色同根」で書いたパスタ皿
見こみを少し深くして
広いリムをつけた鉢っぽい皿
スカイブルーとイェローの化粧を打って
その上に同じ色の組合せで彩色しました
下の化粧泥と混色して
僅かに雰囲気の違った色合いになります


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愛はひとつだけど・・個性はふたつ
そんな思いを込めたつもりです


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ふたりとも
プロとして食の道を歩いています
いつの日か
ふたりで作るレストラン
美味しいだけじゃなく
お洒落なだけでもなく
居心地のよい店を作ってほしいものです





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# by touseigama696 | 2018-06-23 06:14 | ○ギャラリー | Comments(0)
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相変わらず毎晩の日課・・4㌔歩行は続いている
足腰の劣化を防ぐ目的もあるが
一方で・・歩いてるおよそ45分
暇な頭にも・・課題をつくり脳の劣化を
多少でも取り戻せればと・・しごいている

それは・・「思い出す」という行為だ


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歩きはじめに・・いつ頃のことを思い出すか決める
子どもの頃のことだったり・・あるいは
昨日のことだったりする

少し歳を重ねれば・・誰でも言うが
子どもの頃のことは鮮明に思い出せるのに
最近の出来事は・・覚えていられないものだ

どうやら脳の働きによるもので
大雑把にくくれば
最近のことは・・海馬が保存し
長い記憶は・・大脳皮質に蓄えられるようで
子どもの頃に・・海馬から大脳皮質に移した記憶の量が
古い記憶なのに今でも使えて・・賢い老人の原資になる


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例えて言えば
子どもの頃に記憶したものの量が多いってことが
おもちゃ箱の積み木ブロックの量が多いってことで
多ければ多いほど・・老いてもなお
大きくて複雑な汽車や船の模型を作れることになる

更に・・ややアカデミックに言えば
学校時代に気をそらさず勉強したひとは
社会人になってから・・仕事に生きるノウハウを
沢山持ってるってことになるはずである

そこで老いて気づくもの第一・・私の場合
あぁ~小中高時代もっと勉強しときゃよかったである
「少年老い易く・・学成り難し」
これは覚えているが・・具体的な中身を忘れてた

きっと・・闇雲にでも
覚えられるものは何でも覚えておくべきなのだ


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これだけ毎日糸を貼り続けた・・糸抜きの器
この技法・・海馬から大脳皮質に引っ越してるだろか
一度・・脳に訊ねてみようっと





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# by touseigama696 | 2018-06-20 23:33 | ●エッセイ | Comments(0)
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所用があって・・極く親しい地元の友人を伴い
久しぶりに富士の家に出向いた
彼の娘婿殿が運転してくれて・・楽な道中だった
婿殿の嫁・・つまり親友である親父の娘は
生まれて間もない幼いころから
夏ともなれば・・家族連れでここに来て
我が家の子らと・・一緒に遊んで育ったっけ

楽走を狙っての早朝ドライブだったから
7時ころには到着・・要件も済んだ9時過ぎ
折角だからと・・富士の五合目に案内した

ここは雲の上・・雲の下が嘘みたいに
燦々とした陽射しが・・雲海を純白に染めていた


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雲の上は・・いつでも晴れている
当たり前のことだが・・確かにそうで
雲を濡らす雨・・って聞いたことがない

でも・・これってあんがい暗示的だ
どんな仕事も・・どんな人生も
ある時期必死に努力して
ひとたび雲の上に顔を出せれば
そこからさきは・・いつでも晴れてる
つまりは・・雲の上のひとには曇りや雨はない
頑張っただけのことはある・・とでも
なるほどと思いつつも・・時既に遅しである

ただ少し年とると
好い天気の日にしか出かけないから
結構いつでも晴れてるってば・・晴れてるな





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# by touseigama696 | 2018-06-18 23:52 | ●フォト散歩 | Comments(2)
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このカップ&ソーサーは
教室の〇原さんの作品
最近・・自宅に素焼きを持ち帰って
密かに糸を貼ってたらしい
何しろ手間がかかるから
教室時間だけじゃ・・無理と言えば無理

どこかで見たことあるなぁ~!
そそ・・これある種の模写である
流石に・・長いこと在籍してるから
初めてでも・・大事なポイントは押さえてる
丁寧に作業を進めてきたのが判る

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これが原作・・私の作品である
この模写・・勿論一つの勉強方法だ
同じ加飾を再現させるため
色々試行錯誤することで
技法の要点を掴むことだってできるからだ


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これは〇川さんの作品
このところ下絵の藍染め
筆使いが・・格段に上手くなって
作品の完成度があがってる

極細の筆を・・時間を惜しまず
息を詰めた運びで極細線をものにしてる
紋様の構成に・・もう一工夫ほしいが
でも・・目を引く魅力がでてきて
「あっぱれ!」である

実は・・〇川さん
いつも同じ曜日の稽古で
ロクロを隣り合わせる〇宮さんから
とても大きな刺激を受けている
筆使いの進歩は・・きっとその影響である
作品の模写ではないが・・技術の模写かもしれない


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これはお馴染みの・・〇宮さんの猫マグ
美猫を描く作家さんは沢山いるが・・真猫
つまり猫の感情と仕種を描ける作家さんは多くない
〇宮さんの猫は・・いつも何か喋ってる
何かを訴えてる・・だから生きてる猫なんだと思う

少し明かせば
もともと著名な女流漫画家の〇宮さん
もりたじゅん・・と言えば
ご存じの方も多かろう
筆を持たせればプロだから
その筆さばきを隣りで見ていれば
〇川さんが学んで得るものは多い筈
ご利益が現れてきたにちがいない




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# by touseigama696 | 2018-06-16 23:22 | ○陶芸教室 | Comments(2)
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近頃
あらてめて・・いじって楽しめるカメラが
再たほしい・・そう思う
でも欲はあっても・・乗りこなせないかもしれない
マニュアル読む力だって・・ひどく劣化してる
おまけに記憶力も・・覚束ない
あれこれ試しながら・・好みにきまりをつけるって根気が
すっかりどこかへいっちゃったみたいだ

そういう気力を取り戻すためにも
新しいカメラがほしい・・と思うけど
やっぱりダメかぁ・・って
失望する自分も見えそうだ


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NikonD200のボディーに
Nikkor18~70㎜・・Nikkor70~300㎜
そして・・Tamron 80㎜Macro


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この三点セットで・・10年ほど楽しんだ時代
まだ還暦を越えてすぐの頃だったから
今思えば若かったし・・元気だった

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ボディーだけでも新しくして
軽く出来たら・・息があがらないですむかも

殆ど三脚立てずに
望遠もマクロも手持ちで撮ってたけど
腱板の切れた肩じゃ
それももう無理にちがいない


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花は・・
途轍もなく天才的な造形作家で
同時に・・色彩の魔法使いだ
自分のからだを・・こんなに美しく
こんなにあでやかに・・姿にして彩る
ナルシズムの極致
マクロで見つめては・・そう思った

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「自然には・・この世の中に直線は存在しない」
花を見ていつもそう思う
そして
花に勝てる線があるとすれば
きっと・・それは極限の直線なのだ
シンプルは・・そこまで包含してるんだと・・思う





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# by touseigama696 | 2018-06-15 13:53 | ●エッセイ | Comments(0)
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頭のなかにあった盆栽のイメージを捨て
食卓の上の一輪挿しのつもりで
盆栽鉢を挽いてみてる

定年後の趣味の第一位が・・盆栽だった時代もあるが
今では既に様変わりしてる

つい先日
出身国は忘れたが・・外国人の若者が
日本の盆栽作家に弟子入りし
立派な一人前になっているのを知って
びっくりしたばかりだった

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更に偶然の驚きだったが
女流の盆栽作家Kさんと
ひとを介してお目にかかる機会ができた

若い人たちに盆栽を教える教室の主宰者でもある
盆栽のための鉢ではなく
この器があって・・盆栽になる
発想は・・ここでも変わりつつある
そんなレクチャーを受けて
目から鱗でもあった

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花壇のようには・・広さを必要とせず
生け花のように・・束の間の短い命でなく
押し花や人工花とも・・別の世界

今どうして盆栽?・・とふと思う時
「手間をかける」「育てる」「長いつきあい」
しかも・・いきものでもあるのだ

刹那と対極にある悠然とした時間の流れ
喉の渇きに応えるものが・・きっとある
そんな風に思えてきた


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色化粧をタップして
布目の表情を求めた・・この茶碗
挽いてる間は茶碗だったが
削るときには・・盆栽鉢
三つ足で穴も開けた
勿論見込みに釉もはずした

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焼けば・・こんな感じ
こんなんでもいいんだろか?
Kさんへの問いかけでもある

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赤土に黑の線紋
ほぼ焼き締めだから
食の器や花活けではやや不都合
水を含んで変わってゆく風合いが
どうなるだろ?


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このまま茶碗でもいいのだが
勿論・・見こみに穴があいてる
黒土に黑の紋様
食卓に置いたらどうだろ

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焼くとこの雰囲気・・かくして
「凡才」は「盆栽」に挑むことになったのである





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# by touseigama696 | 2018-06-13 06:52 | ●工房便り | Comments(0)
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この二枚のリム皿は
同寸同姿に・・似た紋様を打ち
しかし
それぞれにスカイブルーとレモンイェローの
化粧泥を吹きつけました

それを下地にして紋様に色を入れてます
使った絵具は・・同じ色の組合せです
今は同じに見えるこの彩色が・・下地の化粧泥と混色して
焼けば・・僅かに違った色合いになる予定です

異色同根・・狙いはそこです
お二人を結婚に導いた同根の愛から
それぞれに個性を育んで
思い思いの色合いで輝いてほしい

結婚を記念してご注文いただいたお二人に
そんな思いで・・制作しました

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今朝から・・その作業に取り掛かりました
先ずは彩色しない部分を養生して
紋様の糸を貼りました

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下地に吹きつける化粧泥は・・空色と黄色

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裏表にコンプレッサーで吹きつけます

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養生の上に溜まった化粧泥は拭き取り
暫く乾燥させます

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ペインティングナイフを使って
糸の上に積もった化粧泥を剥がします
こうしておくと・・筆差しの絵具が塗りやすいし
バリを防いでもくれるのです

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糸で仕切られてはいますが
はみ出ないように丁寧に絵具を塗ります

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塗り終えて・・糸を外すとこうなります
これは黄色ベースの一枚

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こちらは空色ベースの一枚です
勿論バリも整理し・・隅の補正も済ませました

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極細筆で・・角々を補正します
きちんと詰めないと・・どうしても作品がダレて見えます
作業面積比でいえば
一番時間のかかる作業かもしれません


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朝8時から夕方6時まで
10時間勤務で・・11点完了
あとは釉薬を薄く吹きつけて・・本焼きです

誰と言葉を交わすこともない・・静かな一日でした





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# by touseigama696 | 2018-06-11 00:17 | ●工房便り | Comments(0)
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昨日も一昨日の続きを続けました

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素焼きを清拭して微粉を払い
当たり線を入れて・・余分をマスキング
そこまでが準備で・・多少時間が必要です


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中心部の円内は・・焼けば白く抜けます
ほぼ一日掛かりで・・三枚の裏表
糸貼りの作業は終わりで
今日・・茄子紺の顔料を塗ります

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個体は違いますが
焼けば・・こんな茄子紺に染まり
マスク分部は・・白く上がるというわけです

糸を貼ってるときのイメージは
糸がたて込んでるところは・・白っぽくて
糸の少ない所は・・当然ながら濃い茄子紺です
焼く前ではこのコントラストは出ませんから
仕上がりは・・想像の中なのです

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茄子紺の顔料を掛けた直後
作業中は・・案外白っぽい作品に見えますが
実は・・焼けば結構濃い色合いなのです


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一方・・同じ技法で
これも定番化していますが
この段階は‥糸をはり終えたところです
この後・・白の化粧泥を吹きつけて焼きますが

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焼き終えると・・こんな感じ
余り大きな変化はありません
糸を貼ってるときの雰囲気は
概ねそのまま焼きあがってきます
想像は不要と言えます


茄子紺の器は・・白土に藍
白化粧泥の器は‥黑土に白

同じような作業をしながら
仕上りは全く違うものになるので
想像力を切り替えないと
コントラストが強すぎたり
或いは逆にボケた表情になりかねません

うっかりしないよう
きちんと区別して集中するようにしてますが
意外と疲れる作業に思えてきました
4個目から先・・「明日にすっかぁ~!」
あながち・・さぼり癖ともいえないようです





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# by touseigama696 | 2018-06-08 09:37 | ●工房便り | Comments(0)
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「麦藁手」と入れて画像検索すると
こうして・・沢山の器が表示されます
筆による線描きの麦藁手は
昔から使われてきた馴染み深い食器です

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検索ワードに・・桃青窯とつけ加えると
私の作品が集中して並ぶのを発見しました
総数27万件超とありますから
凄い検索能力です

一般論としてのパターンの勉強では
こうして同型のカテゴリーを表示してみるのは
とても参考になります

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伝統的な麦藁手を描くには幾つかの手法があります
線描き・線彫り・搔き落とし
あるいは・・ろう抜き・線象嵌・イッチンなどです

私の場合は・・
糸(極細テープ)を貼って描きます
広い意味で言えば・・ろう抜きの変形といえます

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筆描きと違って・・同じ太さの線紋を表現できるので
ちょっとモダンな印象になると思います

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筆描きされる作家さんの手間も
想像に難くないのですが
糸抜きも・・決して楽な手段ではありません
でも・・僅かにアイデンティティーの根拠
そう思えば・・進化させるにやぶさかではありません

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昨日は
午後から二組のカップ&ソーサーに
1㍉と0.5㍉の糸を貼りました
今日も・・続きを続ける予定です





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# by touseigama696 | 2018-06-07 08:08 | ●工房便り | Comments(0)
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子どもの頃
この川のほとりの浜町に・・従兄一家が住んでいた
終戦直後のことであれば
戦災の傷跡も深く・・焼け跡の平地に
力なく流れていたような気がする

隅田川・・あれから70年余
今この川は川ではなく・・隅田河かもしれない
高層ビルに包まれ・・峡谷を走る大河のようである

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今朝・・いつものように
浅草のかかりつけ医で健診を受け
その後・・銀座の画廊で
同級生の写真展を見る予定で出かけ
浅草から銀座までは歩くつもりだった

しかし
天気も良く・・暑いくらいの陽ざしでもあったから
予定を変更して・・受診後
吾妻橋から船で・・浜離宮まで渡った
その途中が・・この写真
日本のマンハッタン・・そんな趣きがある
前の船の後に続けば・・やがて浜離宮である


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ここにも「江戸」が「東京」と共存している
この門から「江戸」を出て・・少し歩けば
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昂然として・・「東京」がそびえている
その対比は・・150年では到底埋められそうにないが
しかし・・実際に目の前にあれば
やはり驚嘆するしかないのだ

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更に予定を変更して歩き続け
久しぶりに大門の新亜飯店でランチと決めた

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ここで食べるなら・・小籠包と決めてる
今でこそ・・横浜だけでなく
美味しい小籠包を味わえるが
随分長いこと・・浜松町のこのお店が贔屓だった
東京オリンピックのあった1964年が創業だとか

この店の近くに・・私がテレビの世界で
初めて勤め始めた会社があったせいで
つきあいが始まったのは20代半ばから
それも50年を越え・・懐かしい味になってしまった

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うっかり頬張れば・・火傷しそうな熱い肉汁
騙しだまし・・口で冷やして食べたものだったが
今日は・・ノンアルのビールに手伝わせて
火傷せずに食べることができた

食べ終えて・・結局その後
浜松町から銀座まで歩き・・写真展で
同級生のA君の作品を拝見して帰宅したのは
ほぼ夕方・・2万歩歩いた一日だった




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# by touseigama696 | 2018-06-06 00:54 | ●フォト散歩 | Comments(2)