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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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この2週間・・一度も歩いていない
理由は・・いささか不気味な天候のせいだ
晴れれば摂氏40度の日中・・歩くのは危険だ
一方で・・東から西に逆走する台風
過去は参考になりません・・の世界
慣れたことを‥いつものように
うかつに踏襲するのをためらった


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我が家の前に川はなく・・背中に山もない
およそ風情には欠けるが
幸いにも・・その分水や土砂の恐怖はなかった
通り過ぎた静かな朝
何事もなくは・・ほんとに幸運なことだ


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地球温暖化がもたらす・・異常気象
二酸化炭素の影響が大きいとか
生活が豊かになった代償のひとつだが
皮肉にも・・その代償が
人間の生活の基盤を破壊しようとしてる

二酸化炭素排出量ランキングというのがある
1位 中国
  2位 アメリカ
 3位 インド
 4位 ロシア
5位 日本

世界お騒がせ国家ランキングって書いても
そかぁ・・と思いそうな序列
しかし・・このワースト5が大いなる反省をしないと
確実に地球は壊れる・・政策の前にモラルの問題なのだ


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この2週間・・静かな工房にいて
慣れたことに・・ひたすら手を動かすだけ
エアコンの利いた工房は・・それなりに快適だったが
ふとそのエアコンの多用に・・はて?と思うものもある

「熱中症を逃れるためには
老人はエアコンを活用してください!」

この2週間・・毎日のように聞いてきたセリフ
お陰で無事だったが
そのツケがどこかに災害を生んでいるんだろうか


どこで何をしようと
この地球を含む天の川銀河は
やがてお隣りのアンドロメダ銀河と衝突して
大崩壊する宿命にあるらしい
そうなれば二酸化炭素もへったくりもない
だが・・聞くところによると
衝突崩壊は・・4~50億年先らしい

となれば
やけを起こして・・地球を自分の手で壊すより
みんなで反省して
なるべく乾燥機を使わずに
天日で干すだけで
えらい勢いで二酸化炭素がへるらしいってことを
試してみたらどうだろう

学童がいたら乾燥器OK
でも年寄り家庭の洗濯は
お天道さまが照る朝を待つべしかな
そのつもりになれば
出来ないこっちゃないような気もするが

アンドロメダ衝突までに
考える時間は・・たっぷりありそうだ




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# by touseigama696 | 2018-07-30 06:24 | ○未分類 | Comments(0)

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「親の愛は無条件ではない
躾け(しつけ)があるからだ
その厳しさから逃れるいっときの慰め
それが祖父母の愛
孫たちはその無条件の愛を
いつでもいつまでも懐かしむ・・」 てつ56

ふと・・遠い日のこんな暮らしを思い出す
戦中戦後の混乱の時代
誰もが住む家にも事欠いて
大ぜいで暮らしてたから
誰かが庇ってくれて・・誰かが助けてくれた

殊更・・祖母に可愛がられたわたし
懐かしさも一入である
同じような歳になってしまった




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# by touseigama696 | 2018-07-27 05:38 | ○未分類 | Comments(0)
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今から10年前
まだ元気だった桃次郎を連れて散歩した朝
他人の家の基礎の上に
この人形をみつけて・・ひとりそっと笑った
この家の子どもたちの仕業だったろうか

「いろいろなものが軽くなっちゃって
だから・・背負わなくなっちゃったみたいだ
物もだけど・・責任も」 てつ56

当時書いていた別のブログで
こんなキャプションをつけてアップした
あれから10年
背負わない事件はどんどん増え
背負わない人々もどんどん増える

背負うのが仕事で・・だから高給を食んでるひとが
背負わないで高給を食んでる・・ってこと?
10年経っても・・あまり変ってないらしいな





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# by touseigama696 | 2018-07-25 20:59 | ●てつ56 | Comments(0)
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ラインから引っ張った写真
ちょっぴり画質が落ちて・・ゴメンナサイ!
 盆栽作家の岸本千絵さんから
試作の盆栽フォトが送られてきた

盆栽に・・絵的な演出はとても大事
試作が・・思索と詩作を経ているのを感じる


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同じように植物を素材にするにせよ
その目的によっては
取り込まれる副次的な素材とのコーディネイトは
きっと大きく変わる

例えば・・庭木と盆栽
石と共存する庭木・・鉢に生きる盆栽
それぞれの持ってる世界を異にすれば
樹木の生命力の長さは・・静かに別のドラマを生む

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私のぐい吞みに・・根を張るもみじ
傍らのスマホが意味するものも分る
言わずとも盆が・・酒器サイズだと暗示してる

ぐい吞みにでも植えられるミニ盆栽は
きっと岸本さんが提唱するモダン盆栽の
大事なカテゴリーのひとつなのだろう

床の間を離れて食卓に・・
こころを動かされたのは・・そこだった


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最近・・私のサブカルのつもりで
油彩のキャンバスに・・やきものと同じ技法で
糸抜きの麦藁手を吹きつけている

一枚目のフォトは
それを屏風に見立ててのことだろうか
鉢が背後に投影されてるみたいだ

やきものの展示で
こんな方法もありかもしれない
それも・・広さのひとつかな

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麦藁手から離れ・・自由に糸を貼って
やきものから少し距離を置いたモチーフも楽しい
終わりなき輪廻とでも

新しい一会が・・これも一期と教えている
目の前が開けて・・胸の中の空気が動くようだ
面白いな・・大事にしなきゃなのである






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# by touseigama696 | 2018-07-23 05:35 | ●畏友交遊 | Comments(0)
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一昨日
合わせ繋ぎ壺を作りましたが
合わせの部分の写真を撮らなかったので
今日は・・教室の生徒さんにお願いして
分解写真にしてみました

半分の力で二倍の大きさを
アマ陶芸家にも・・もしかしたら興味あるかもで
ご紹介しますね

一個は4㌔の土で
径は16㌢高さ18㌢の屹立ちを
少し厚目に二本挽いて
一晩乾かしたものがこれです
ここから始まります

やや厚く挽いたのは
つなぎ目を壊さないように・・しかし
全体をストレートなシルエットにしたいので
削りに余裕を持ちたかったからです

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下半分の屹立ちの口に
櫛目を入れます
接着のためのどべを塗る準備


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予め作っておいたどべ
柔らか過ぎても硬くても具合悪く
今日のは丁度良い粘性でした


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櫛目に塗ってゆきます

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その上にヒモを一本回します
上と下の屹立ちを・・隙間なく接着させるためです

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ヒモの上にも櫛目を入れてどべを塗ります

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もうひとつの屹立ちの口で合わせます
自重に更に均等な力で圧力を加え
二個の屹立ちを少し沈ませて接着します

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接着面に細いヒモを挟んで補強します
後で削るときに隙間が出ないよう
繋ぎ目がやや盛り上がるくらいが適当です

この状態では・・写真にないのですが
天辺と底は・・どちらも蓋されていて
上下の区別ができていません

そこで天辺に穴を開けて
壁の厚みと同じまで削ってしまいます
これはただ上下を決めるためだけでなく
今しか内側に手が入れられませんから
今のうちに内側の繋ぎ目に圧力を加えて
しっかりと接着させるチャンスなのです

一枚おいて下の写真が
天辺を切った直後になります



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ヘラで均して平らを確保します
スポンジなどでよく拭いて
繋ぎが目立たないように修正しておきます

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天辺に穴を開けて
内側からも補正をしようとしています
見えませんが・・繋ぎ目もヘラで潰しました


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削ってしまった天辺に
新しい蓋を作ることにしました
蓋なしもあり得て好みですから
お好きなように・・でもあります

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ロクロ盤の上で
16㌢の径より少し大きい円盤を作り
櫛目を入れて・・ここでもどべです

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器体の天地を返して
新しい蓋の上に据えます
勿論少し圧力を加えますが
気をつけないと歪んだり割れたりします

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十分に接着したら
余分な土を削り取って均します

その上で・・乾燥の状態をチェックしながら
全体を粗削りしてラインを出してゆきます
高台削りも忘れないように・・です


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今日は・・ここまで
乾燥が進んだら・・仕上げ削りと
口の調整をします

今のところ無事に進行しています
暑いから乾燥も早そうで
油断すると事故もあるから
丁寧に進める必要があります





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# by touseigama696 | 2018-07-21 21:38 | ●工房便り | Comments(0)
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photo by chie kishimoto


新しい出会いがあって
新しいコラボが始まりました

盆(ぼん)は・・鉢器
栽(さい)は・・樹木
盆栽とは
実に直截な・・木と器のコラボ

盆栽作家の岸本千絵さんから・・誘われて
新しい時代の盆栽をレクチャーしてもらい
「なるほど」と云う名の道を歩き始めたってわけです
「そういうこと」って町にたどり着くまで
色々勉強してみよう・・です


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photo by chie kishimoto


「たとえば?」って
別の用途で作った器を・・岸本さんに渡したら
「ほらねっ!」で返って来たのが数枚の写真
行ったり来たりが
ピチカートの効いたリズミカルなステップ
こういう出逢いもいいですね

彼女のブログは・・
rinha bonsai で検索してください
リンク貼ろうとしたら・・ややこしいので(苦笑)


盆栽には長い伝統があって
そして
新しい時代があるってことも・・よく分ります
「芸」の種類は違っても・・流れる「時」は同じ
楽しい時間が持てますように・・なのです





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# by touseigama696 | 2018-07-20 08:44 | ●畏友交遊 | Comments(0)
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ロクロでの大物挽きは
やはりどこかで力勝負ってところもあって
幾ら慣れても‥段々にきつくなってきます
筋力は・・使っていてこそのもので
気力の衰退とともに・・やはり萎えてきます

そんなこともあって
二本を一本につなぎ・・合わせて一本
柔道じゃありませんが
合わせ技も必要になってきます

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同じ分量の土を使って
同じサイズの屹立ちを二本挽きます
とりわけ両方の口縁部の径は
同じにしておかないと
隙間ができてしまいます

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一日置いて・・昨日接続の作業をしたのですが
肝腎な繋ぎの作業を写真にするのを忘れました
改めてご紹介しますね

口と口でつなぎましたから
天辺はどちらをとっても底になります
そのまま穴を開けて口にしてもいいのですが
それだと
つなぎ目の内側に手が入れられません
そうせざるをえない場合はともかく
屹立ちなら・・いったん天辺を落として
内側もしっかり接続させてから
改めて蓋をすればいいことになります

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一枚目の写真の状態で
内側の接着線をヘラやなめしで補強したら
径を少し大きめにとった丸板にどべを塗り
器体の天地を裏返して乗せて貼り
余分の粘土を切り離して接着させたのが
上の写真ということになります

一体化してから粗削りはしましたが
仕上げ削りは・・これからです
つなぎ目が・・僅かに膨らんでいますので
乾燥が進んでから薄く削りを重ねて調整です
やりすぎると繋ぎが見えてしまいます
慎重にしなければならないところです





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# by touseigama696 | 2018-07-19 05:09 | ●工房便り | Comments(0)
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少し古いが・・you tubeのアーカイブ番組
「世界で見つけたMade in Japan」に感銘した

この画面のイタリア人のヴァイオリン職人さんが
「どこで作ってるかは知らないんだ」・・っていうセリフ
ここが物語の始りだった

ストラディヴァリは
ヴァイオリンの古楽器としては代表的に有名で
一台数億円が珍しくない名器揃いなのだが
この手の古楽器は・・今でも演奏に使うには
相当の改良を加えなければならない

傷んだところというだけでなく
作られた400年前には
使われていた弦も羊の腸だったり
そのせいもあって今よりも低いピッチに調弦されたので
そのまま・・現代の金属弦の髙いピッチで演奏したら
弦の張力でネックとボディーが剥がれてしまう恐れもある

そのために
ネックをボディーから剥がして
補強しないとならないのだ
勿論誰がやっても出来るものじゃなく
修理の名工たちが
傷つけないように丁寧に分解するが

このネック(指板)をボディーから剥がすときに
細い切り口で木目を荒立てずに分離させるには
道具に苦労した歴史があって
「どこで作ってるかしらない」ノコギリを見つけて
大感激しているが・・発端だったのだ


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それがこのノコギリ
小さいが思いっ切り切れ味が好くて
細く薄くネックとボディーを分離してくれるらしい


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そしてこれを作っているのが新潟県の長岡市在住の
東賢一郎さんなのである

ここにもひとつの偶然があって
極く普通のノコギリが・・小さなノコに化けるには
思いがけないエピソードがあった

大工さんが使っていた一体型のノコが
刃だけを交換できる廉価品ができるようになって
すっかり使ってもらえなくなって大分経つらしい
困り果てた東さんのところに・・一人の客があった
「細い切れ目の小さなノコを作ってくれませんか?」

それは木目込み人形の作家さんだった
小さな人形の木肌に細い溝を切り
そこに布地を埋め込むためだった
先細りのノコギリの行く末に一筋の光明のつもりで
東さんは切れの好いノコを作って報いた
そんなことから
東さんの腕は復活の道を歩き始めたが

それを更に活かそうとしたのが
遠く北イタリアのクレモナ地方の
ヴァイオリン職人さんたちだったというのだ

東さんの作品と分かって
このイタリア人の職人さんはわざわざ来日して
東さんのノコを10数本とか買い求めて帰ったとのこと

きっとそれで命長らえ
イタリアで名器が復活する機会が増えるとしたら
それこそ職人魂の冥利に尽きること
作った魂・・見つけた魂
活路とは・・そうした魂のぶつかり合いなのだ

職人の職人らしい本気には
いつも感動させられるものである





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# by touseigama696 | 2018-07-17 10:05 | ●エッセイ | Comments(2)
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普段定番にしている作品のひとつが・・このシリーズ
「茄子紺麦藁手湯呑み」
仮に表題をつければ・・こんなとこかと思ってきました

麦藁手というのは・・古い伝統的な縦線紋様で
食器などにしばしば使われ
素朴で温かな感じが好きです

PCで画像検索すると
無数に集められた麦藁手を見ることが出来ます
スクロールしてたら
私の作品も幾つかでてきました

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この手描きの筆の揺れが・・素朴を誘いますが
これを少しシャープにしてみたくて
糸で抜く方法を取り入れたのでした

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一方数日前・・画像検索をしていましたら
「十草紋」という・・カテゴリーでも集まっています
これで「とくさもん」と読みます
同じ縦線紋の領域ですが・・色々見てますと
麦藁手よりもやや細めの縦線紋で
私のアレンジは・・こちらのほうが重なるかな
そんな風にも思えてきました

シダの木賊(とくさ)がモチーフの語源のようです
麦藁と似ていますから・・同じようなイメージですが
「麦藁手湯呑み」と「十草紋湯呑み」
どっちがぴったりだろうか





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# by touseigama696 | 2018-07-15 05:06 | ●工房便り | Comments(0)
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2018 錦織選手のウィンブルドンは終わった
宿敵と言えるのか
どうしても滅多に勝てないジョコヴィッチ選手に
この夏のグランドスラムでも・・結果は同じだった

実況の解説者は
錦織クンに温情的なコメントを出しているが
このクラスで戦う選手としては
やはり惨敗というべきなんだろう

敗戦の原因には・・きっと色々ある
専門的な検証ができるわけじゃないが
極めて平べったく素人風に言わせてもらえば

今夜の敗因は
「ネットを越えないボールは・・決して勝利をもたらさない」
ってことだ

ネットの向こうなら・・僅かにラインを切ったボールでも
相手選手に緊張と恐怖を与えることもできようが
ネットに衝突してポロリのボールは
喜びと自信を与えるだけでしかない

あらゆるストロークの技法は
ネットの向こう・・つまり敵陣の中で
どう変化させられるかのためにある

ネットにぶつかって・・自陣に落ちるボールは
最初から勝負手にはなっていない
同じミスなら・・ネットを越えてラインの外の方が
まだ惜しかったねとも云えるのだ

ネットすれすれの低い打球が
相手の時間を奪ってポイントしやすいことは
勿論理解できるが・・越えなきゃそれまでなのだ

錦織クンが負ける試合は
大抵このアンフォースド・エラーが多い
ジョコヴィッチ選手に
多才な錦織クンに思い通りにさせない思惑があるとして
それに勝る正確なストロークがなければ
ATPトップ10ランカーに留まるのは難しい

錦織クンの最大の壁は・・地上1㍍のネットの高さ
この上は幾らでも開いている
通った後の変化・・名手錦織クンなら
どうにかしてほしいと・・願うばかりである





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# by touseigama696 | 2018-07-12 00:54 | ●エッセイ | Comments(0)