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自尊心と羞恥心

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この海はヌーディスト・ビーチじゃありません
房総九十九里浜です

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既に逝ってしまった友人だが
ここでも旧友のカメラマンSさんの話
若い頃頼まれてアメリカのフロリダ辺りで
ヌーディスト・ビーチの取材をしたことがあったらしい

今でもあるのか詳しいことは知らないが
「ヌーディスト・ビーチ」「ヌーディスト・キャンプ」
日本人にはあまりリアリティーのある素材じゃない
でも当時は多少興味もあって出かけたとか
その時の話がこうだ

「オレはヌーディストじゃないから
スウィム・パンツ着用したよ
オレ以外は勿論スッポンポン

当たり前だけど
誰も恥ずかしそうになんてしてないさ
だけど1時間ほどして何か妙な気分に襲われた
オレの方が恥ずかしくなった
パンツ履いてるオレがだよ・・解ってきたんだ
つまり周りの大勢が裸なのに
オレ一人がパンツ履いてると
恥ずかしいのはオレの方になっちゃうってことさ
でね・・脱いだよオレも
誰も冷やかしたりもしない・・どうってことないのさ
そこから先はオレもスッポンポンだから
何の遠慮もなしに近づいてアップで迫った
オレも会員になれる・・羞恥心の本質が分かったからね

ひとことで言えば
銀座4丁目を水着で歩けって言われたら
大抵の人間は恥ずかしい
周りはみんな背広やワンピースだもんね
なのに鎌倉の海岸でスーツでネクタイしてたら
恥ずかしいのは・・どうやらこっちになる

そういうことなんだよ・・ヌードもね
つまり人間が持ってる羞恥心を含めたこだわりは
状況を変えれば真反対になり得るってことさ
「今まで何でこんなことにこだわったんだろ?」

幾つか思い当たることがある
若い頃同級生の友達と一緒にさる結婚式に招かれた
一般的には常識だろうが
黒のフォーマルかせめてセミフォーマル位は
着用の義務ありだなって言ったら
「ヤダよおれ そんな目立った格好
普通の背広で行くさ」
そんなわけで彼は会社に出勤するみたいな
ビジネススーツでやってきた
まぁそれなりの家格の結婚式だったから
案の定全員がフォーマルで出席してた
良し悪しは別にして結局一番目立ったのは
一番目立ちたくなかった彼だった

もう一つある
もう10年になるだろか
胆石が暴れて手術の羽目になった
メチャ痛い激痛から解放されたものの
ベッドで安静を強いられていた術後のある日
何人かの看護師さんが束になってベッドサイドに来た

「誕生日おめでとうございま~す!」と言われた
そんな気分にはなれそうにない日々だったが
言われてみれば誕生日その日のこと
「ありがとう!!」礼を言った

看護婦のひとりが花を置いてこう言った
「お誕生日の」お祝いにもうひとつ・・
何だか判りますか?」
「???」
「あのねお祝いに三人で体を清拭しながら
お尻も洗ってあげますね!(笑)」だった

還暦は過ぎていたはずだが
それでも一応羞恥心くらいは残ってるから
「いよいよ!」と言ったものの許されはしなかった

手慣れた仕種であっという間に裸にされ
清拭とお尻洗いは終わった
そしてこの瞬間
私は長年の自尊心を失い羞恥心も消えていた

あの日以降二度目のお尻洗いの刑はないが
あっても多分「ありがとうね!」でにっこりしそうだ
人間のこだわりなんてきっとそんなもん
かたくなに体を緊張させて自尊心や羞恥心を守ってみても
殆ど大したことではない
するがまま されるがままがいいことに気づいてはいる

それはそれなりに老いの収穫だとは思うが
もう一つだけやたら背の高い壁が見える
「しもの世話」って奴だ

こいつのことを考えるのはもう暫く後ってことにしたいな


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糸抜き那須紺麦藁手鉢 自作





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by touseigama696 | 2019-02-28 04:53 | ●エッセイ | Comments(2)

権威と権力

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昨日は仕事しながら国会中継を聴くともなく聞いてたが
総理大臣の田んぼも閣僚の田んぼも あるいは
各省庁の田んぼも結構たっぷり水が張ってあるようだ
それぞれの我田引水ポンプの性能がいいらしい
収穫の時期がくれば幹事長の蔵に新米が積み上げられそうだ
いささか心細いのは どうやら国民の田んぼだけ

どうしてそうなるのか? 私見だがこう見る
ここでは政治だけの例で言うが
議事堂内で仕事してるあらかたの人々に
国民に対する礼節が殆ど欠落してそうだからだ

オリンピック憲章を読んでない担当大臣を非難するのもいいが
そういうあなたは憲法の前文を読んだか?と問われて如何にである

・・そもそも国政は 国民の厳粛な信託によるものであって
その権威は国民に由来し その権力は国民の代表者がこれを行使し
その福利は国民がこれを享受する これは人類普遍の原理であり
この憲法は かかる原理に基づくものである
われらは これに反する一切の憲法 法令及び詔勅を排除する・・」 とある

ここで大事なことは権威と権力という言葉で どちらも使われている
本文上でその力関係を洞察すると
権威は国民に由来し 権力はその国民の代表者が行使するとあるから
権力者といえども国民のひとりであって国民を越える存在ではない
ゆえに権力が権威の上位に立つ根拠はないことになる

つまり総理大臣と言えども国民のひとりであることを越えず
一時的に国民の代表者に選ばれるが 与えられた権力を行使して
国民に福利を提供する義務があると言ってるのだ

しかも最後の一行で
「われらは これに反する一切の憲法 法令及び詔勅を排除する」
と宣言もしている


そうした視点で
総理大臣に限らず閣僚も議員もはたまた高級官僚たちも
つまり国会議事堂ご一行さまが
誠実に義務を果たしているように見えたか?となると
少なくとも私には到底そうは思えないのだ
それが国民に対する礼節が殆ど欠落してるように感じた根拠である

国会議事堂ご一行さまに何より大事な資質は
「国民への畏敬と礼節」である

「ノブレス・オブリッジ」地位ある者の特別な義務と責任 
この言葉が世界中に必要な時代のように思える


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糸抜き麦藁手多角皿 自作




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by touseigama696 | 2019-02-27 05:56 | ●エッセイ | Comments(4)

5代目お目見え

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昨日 新たにCanonのPower Shotを買いました
このシリーズで3台目
ポケットサイズでは通算5台目
日々のメモ代わりですが
先代のレンズは傷だらけで引退してもらいました
4代目で撮った5代目の写真ってわけです

大した根拠はなくて不慣れってだけなんでしょうが
どうもスマホで撮るのが好きでないのです


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5代目で先代たちを撮ったらこうです
引き出しの隅を棺の如くに深い眠りについてます
この5代以前にもCanonではない2代位がいた筈ですが
既に荼毘にふしてしまったようです

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こっちをメモ代わりに使うには重すぎます
でも少し考え込んで面白い写真にしたいと思えば
やっぱりこっちになります ボディー2台にレンズが5本
標準の50㎜と35㎜で2本 ズームが2本にマクロが1本
どれもオールドタイマーですがこっちは全部Nikonです

少し散歩する時間も増えてきましたので
敢えて重いカメラを背負って筋トレにしようかです



以下 ダンベルカメラで撮った過去花フォトです
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by touseigama696 | 2019-02-26 05:57 | ●お気に入り | Comments(0)

存在感

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抹茶碗  旧作

桜の開花 春爛漫をイメージした茶碗
N子もこんな雰囲気だったかな
一年中満開だったから


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病院事務長時代に一緒に仕事した職員から
「昔の仲間が集って食事したいので
事務長も来てくれませんか?」と誘われた
たまにはいいかと出かけた時の話である

いつ頃の話かと言われれば覚えているけど
ここではボカシておこう その夜N子も出席してたから
「これワタシのことじゃん! ヤ~ダ事務長ったら
ホントのこと書いちゃって」 そう威張られないためだ
ついでに名前もN子としたのは
なんてことないのろ子のNのつもり

病院が創業して間もないころだったから
事務方に優秀な職員が欲しいのは言うまでもなく
採用人事も所管の事務長としては
増員の度にその資質を見逃さないよう気をつけていた

そんな最中に私の面接をかいくぐって入社したのがN子だった
正確に言えばかいくぐったではなく
期待されてという方が当たっている
但し期待の意味が少し違っていた

賢明 迅速 機転
期待するものは幾つかあるが
彼女の場合ここが違っていた
学校から提出された成績表は殆ど無視しても
この三つの資質にはちょっとだけ距離があった

それでも採用だったのは
さる方の紹介で応募してきたN子だけに
縁故の贔屓目と言われそうだったが
そこは断固として違っていて
私が「採用!」に決めた根拠は
正に彼女がもつ天賦の才「のろ子」だった

これは採用人事専門用語(?)資質編でいえば
「天真爛漫」に該当する
それも突出した天真が爛漫を謳歌してた
平たく言えば「ノーテンキ」のこと
どんなときにも決して慌てたりしないが
 だからといって冷静だというわけではない
微妙な座りの良さ そこが天賦の才だった

私の持論は
優秀な資質を見逃さずに採用するのは
そんなに難しいことではないが
10人の賢明・迅速・機転のなかに1人の天真爛漫
それも突出したのろ子を探すのは
決して容易ではない

賢迅機よりも天爛のほうが遥かに少ないからで
とりわけ私が必要とする純正の天真爛漫は
どんな悪天候も好天気に変えるノーテンキのことだから
滅多にいないものだと思ってきた

さて
N 子が入社してどうなったか?
創業期の混乱はやはり防ぎようもなく押しかけ
日々に様々な問題を突きつけられた
それを技術的に解決したのは賢迅機たちだったが
彼女らに難儀に立ち向かう勇気を呼び起こしたのは
大抵の場合天爛のN子だった

賢迅機が頭を抱えていると天爛ののどやかな声が響く
「やろうよ! ドジなわたしには無理でも
キミらならできるからさ!」
賢迅機が理屈を主張してる傍でN子は心情を説いた
同じことを事務長の私が言っても気力にはなるまい
N子のひょうきんがどれほどに冷え冷えとした不穏な空気を温め
緊迫を爆笑で吹き飛ばす効果を見せつけたか
それがN子に期待したN子の存在感だった

そのN子
採用した私が退職してからでも20年
今も現役で仕事してる 在籍は30年に近いはず
それでもN子は昔のままのN子に違いない
みんなの為に必要なかけがえのない資質は
きっと今なお健在なのだと信じている

「存在感」
これは優劣で決まるものではない




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by touseigama696 | 2019-02-25 07:47 | ●愛しきものよ・・ | Comments(2)

自前工房までの日々



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去年の秋 教室を閉じましたが
このふたりには私からの要請で
助手さんとして残ってもらいました

わたし独りではできないこともあって
手伝ってもらいながら 数年後の
独立を目指して準備を進めてゆくことになったのです

ふたりとも私の教室では一期生みたいなもの
15年からのキャリアに
教室だけのプログラムではなく
いずれプロなら知っていた方がいいことも
併せて稽古してきたせいで
殆どオールラウンドで仕事ができるから
窯を覚えれば後は自立の道が待ってます

そのために
久しぶりに公募展を目指して制作に入り
60㌢強の大皿を挽いて 搔き落としでの加飾
それを目標に動き出しました


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今日は〇原さんを追うことにしました
15㌔の黑泥でロクロ挽きです


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土塊に芯をだし 土殺しが始まります
バームクーヘンの巻き癖を消して
むらのないカステラを作るような感じ
これができてないと
器は乾燥する時に四方八方に引き戻され
乾燥切れを起こしたりするので大事な作業です

ここら辺は大胆に力勝負です
いじればいじるほど土は疲れますので
素早くしっかりと力を使います


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筒状に引き上げてゆきますが
この高さ次第で皿の径が決まります
大きな皿は高い筒を倒して成形するというわけです


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口縁部を倒しながら皿にしてゆく工程に入ってます

隣りの女性〇井さんは出品作を組ものと決め
25㌢径程度で同寸同姿の鉢5~6客が狙い
目下鉢の姿をどうするか
シルエットの試作が続いています
いずれそちらもご披露できればです


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見込みの一番難しいところにかかっています
この辺りが厚すぎると大きさも確保できず
姿も野暮になりやすいところ
過不足のない厚みまで押せるかが肝腎です

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鉢から皿に変貌する口縁部の広がりが見えてきました
見た目では判りにくいけれど
主として右手が仕事しているように見えますが
ここでは左手の力と動きが大事です

口縁部が遠心力に負けて倒壊しないように
僅かな力で支えているのは左手なのです
その力加減がきれいな皿を生むことになります


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見込みの底のシルエットにやや不満を感じますが
予定通り60㌢のやや深めの大皿になりました
このまま明朝まで乾燥させ 午前中に削る予定だそうです

ベストなタイミングで作業を進めるのは作品の進度次第で
週一回の教室では難しいことが多く
作品に合わせて工房に出入りする工夫も必要になってきます


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〇原さんの加飾は目下は「搔き落とし」技法です

これは赤土の大皿の全面に白化粧を吹き 乾燥したら
オリジナルのデザインでアラベスク風の紋様を下書きし
へラで搔き落とすとこうなります
当然ですがここまでは生土での作業
慎重に扱わないと破損させて
泣いても泣きれない羽目になるから気が抜けません


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(上部口縁部の黒ずみはカメラノイズのためで
作品には関係ありません)


これを素焼き窯に入れますが
稀に切れることもあります
仮にそうした目に合っても それを嘆くのではなく
足りなかった技術の補完に意識を切り替え
準備の完成度をスキルアップしてゆくのが
多分プロの道の表参道だと考えています

何事もなく作品として無事に焼きあがるのは
実に幸運なことでもある世界です

「器は壊れたが技はもらった!」
壊れることは無駄ばかりではありません
私の経験にもそれは何度もあったことです


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〇原さんの那須紺の搔き落とし大皿 旧作





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by touseigama696 | 2019-02-24 05:36 | ●工房便り | Comments(2)
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ほぼ一か月半 入院騒ぎを真ん中に
殆ど外出らしき外出もせずにきた

だからかもしれないが昨日は 午前中の外来で
そもそもの主訴「腹直筋血腫」の全治を告げられ
ちょっとした開放感から
珍しく独り車を走らせて南房総をドライブした
「海が見たい!」 長時間の蟄居を強いられると
ときどき起こる発作みたいなもの
そういう時は外房の遠大な太平洋がいい

高速を降りて
内房姉ケ崎あたりから内陸を安房鴨川へ
懐かしくも走り慣れた道である

13年前に逝った父
それから3年して後を追った母
ふたりとも90歳を越えての長命だった

60代も半ばのころのように思うが
ふたりの望みで南房総の暖かな山間の老人施設に転居し
多分20年以上を時折りの見舞いで
2時間かけて通ったのがこの道だった

ひとに一期があるなら 道にも一会はある
丁度10年前 亡母のミサを済ませ
もしかしたらこの道を走ることも もうないかも
そう思った道だが 10年ぶりに走ったことになる

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小高い丘の上の緑を見下ろすように聳える
結構大きな高層マンション
手前の建物も付帯する施設で敷地は広い
ここが亡父母の終の棲家だった
折角だから訪ねてみた
向こう側の南面の窓からは燦々として陽が溢れ
室内は真冬でもTシャツ一枚で過ごせる
老人には何よりの寒さ知らずだった

写真の右手には更に介護棟があり病院があり
その先には霊安所もある
行き届いた施設で最後まで看取ってくれた
だから兄弟のない長男だが直接介護をすることもないままに
見舞いの数を重ねて増やしただけで見送ったのだった
丁度10年 光陰はまさに矢の如しである

これもまた懐かしい鴨川の海岸には出たものの
折悪しく細かい雨が降り出して 海辺を歩くことは叶わなかった

やむなく館山 木更津を経て
ドライブだけで帰宅したのは夕方だった
 再びあの道を走ることはあるだろうか
「一期一会」
ひとにも道にも想い深くあるものだ



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ぐい吞み  旧作





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by touseigama696 | 2019-02-23 05:35 | 〇忘れ得ぬ「思い出」 | Comments(2)

いのち

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「いのちを大切に!」
というときの命はきっと長さのこと
ギネスに記録を残すならそれもありだが
長さが質を保証するとは限らないから
      ときに ひとは本気に殉じる      
本気は いのちの質を表すものだ
  

「いのちを燃やせたか?」
この命は多分質を意味してる
指間を流れ落つ一握の砂のような人生の時間を
早かろうが遅かろうがいずれ
ひとはそれが本気だったかを問われる
長さならもう十分だ
だが質となると さて思いあぐねる




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by touseigama696 | 2019-02-22 05:23 | ●てつ56 | Comments(2)

一隅を照らす

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「一隅を照らす」

地味だけど隅に居て
人知れず他人のために力を貸す人のことで
「これすなわち国宝なり」
伝教大師最澄はそう言ったとか

テレビにも四隅はあるが
見せたいものはいつでもど真ん中
だから
       一隅を照らす者は映っていない   てつ56 

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清潔な暖かい部屋にいて
テレビを通してだけで世の中を見ていると
四隅は分らないかもしれないな

外に出て祭りなどに参加してみれば
黙々と掃除してくれているひとに気づく
テレビに映らない一隅にね





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by touseigama696 | 2019-02-21 04:25 | ●てつ56 | Comments(6)

基本って?

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ろくろに乗せた土塊に芯が出ていない限り
同心円で静止するシンメトリーの器は挽けない
大きくても小さくても これも大事な基本である

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『 技術には
上手くゆかないからと言って
他の方法でやってはならないことがある
上手くなるまで繰り返しやるしかないそれを
        基本という』     てつ56


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これに反して
我流というのは大抵の場合
上手く出来るようになるのを待てず
もっと楽な方法で今だけ潜り抜けようとする流儀のこと
基本と違って殆ど応用が利かない
だから必ず行き詰まる

ひとつの例をあげよう
ろくろで挽いた丸い器を
ろくろの上で削る場合

上手く挽けた丸いものなら目でも芯は見つかる
しかし
変形の面白さを狙ったいびつの茶碗は
目では乗らない

いくら時間がかかっても
遠心力と求心力のバランスを
回転するろくろと叩く力加減で調和させ
器が芯にちょこんと乗るのを
手で覚えるしかない

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これは湿台の上で芯をだした盆栽鉢
直なロクロ盤の上より更に少し厄介である


根気よく繰り返せば誰にでもできることだが
我慢ができない人だけはろくろに嫌われるようだ



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by touseigama696 | 2019-02-20 05:53 | ●てつ56 | Comments(2)

一流と二流


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普段あまりご披露しない大皿の裏面の加飾



一流って 素質や才能だけの問題じゃない
一流は二流の倍の努力をする
大事なことはきっとそこだ
          ただし・・  てつ56

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 ただし・・
一日だけなら倍の努力はたいしたことじゃない
一流のする倍は
それを限りなく毎日続けることだ
一流と二流にはそれくらいの差がある




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by touseigama696 | 2019-02-19 04:42 | ●てつ56 | Comments(6)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696