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賀状によせて

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毎年が同じメトロノームのストロークとは
到底思えないほどにアップテンポに刻まれ
あっという間に1年が過ぎてゆきます
時の速さと並んで歩けなくなって感じる老い
誰もが辿る同じ道です

しかし一方で時の流れから離れて
一日を思うがままに生きることの
穏やかさと静けさを味わう道でもあります

淡々と
『日々是好日』
そうありたいと願いつつ

ここで親しくしていただいてきた
多くのブロガーさんに
新しい年が良い年でありますよう・・
こころから祈ります




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by touseigama696 | 2018-12-31 20:22 | ●メッセージ | Comments(8)
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今年の年初から春にかけて
しきりと描いていたのがこれ
何と云うカテゴリーにすればいいのか
はっきりしないままキャンバス・アートと名づけて
陶芸でやってることのサブカルチャーにした

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油彩のキャンバスに糸を貼り
水彩絵の具を
筆やローラーやエアーブラッシュで彩色する
下地色を置いたり色を重ねたりして
全体の色調を作ってゆくのが面白い

やきものに色を使うようになって
色彩の勉強のひとつかと色々やってみてる

肩腱板断裂の痛みと共存するために
こうした筋力の要らない作業で
右腕の温存を図る意味もある

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養生をして糸を貼る
平面のキャンバスだし布目だから
糸はとても楽に貼れる

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これの場合は
エアブラッシュを使って下地から
薄く溶いた絵具を重ねてゆく
濡れたまま重ねるのと
乾かしてから重ねるのではあがりも変わる
狙った色合いにするには経験が物言いそうだ

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あがればこんなものになる

来年からは
桃青窯ベースのカテゴリーに入れて
色々楽しんでみたいと思ってる

少しライブラリーでご覧ください

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こんなところから始まった
ローラーでの彩色


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もし糸を辿れば元に戻る
頭の中にあるモチーフは「輪廻転生」かな

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2019年元旦に
こんな太陽が昇ってくれるのを
こころから祈りながら・・




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by touseigama696 | 2018-12-31 06:04 | 〇わたしの流儀 | Comments(2)
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前回は糸抜きを始めるまでの作品群でした
伝統を学ぶ中での個性の模索
これは結構苦しいことです

ここでは
糸抜き技法を始めて以降の作品群を
拾い集めてみました

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貼りだした糸に合わせてロクロも変わってきます
痕跡を残さないロクロ
磁器の挽き方に似てきたような気がしました

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結論めくほど試してはいないけど
磁器土だと糸の食いつきがよくありません
上手く貼れるようなら磁器土の方が面白いかもしれません

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伝来の伝統釉から離れて
加飾に個性を求めて歩いていますが
言うまでもなく群雄割拠の世界
自分を見つけ続けることの大変さを痛感したものです

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仕事をしている間は
やはり追い続けなければなりません
モチベーションを高く維持すること
自分の環境を整備するのもそのためと言えます

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今日は何と38枚の写真を連ねました
このブログ開闢以来のことです

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全ては糸の絡んだ仕事です
解説するほどのものでなく
スルーッとご笑覧ください
こんなことしてんだぁ~!
それで結構なのです

2018年の最後の数日
来年のために
工房をどう変えてゆこうか
その試行錯誤なのです

では胸元を少し広く開けて
多少セクシー狙いの丸壺からどうぞ!

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ご笑覧 ありがとうございました!




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by touseigama696 | 2018-12-28 22:34 | 〇わたしの流儀 | Comments(2)
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前回ご紹介した黒土に白化粧で
波状紋を配した大皿が始まりだった糸抜き技法
更に変化して白土に那須紺で染めた麦藁手など
糸抜きによる作品が殆どで過ごしてきた15年
小品もこの手で作り続けてきました


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公募展で目に触れる機会が増えて
それはそれで私のアイデンティティー

ただ最初からずっと糸抜きしかしていない
そう言うわけではないので
ここでは作風の変遷をご紹介してみようと思います

必ずしも時系列ではないが
こんなことをしていた時代もある
そういう意味でご覧いただければです


==『糸抜き技法』以前==

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そもそも2001年の日本陶芸展で
初出品初入選した作品がこの黑天目組鉢
だから世に出た最初の天目は
自分でも大事にしてきました

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天目に別の鉄釉を合わせたのがこれ
メタリックな鉄釉の変化が好きです


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これも天目の鉄釉合わせ
どちらも還元で焼いたもの


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同じ天目と鉄釉でも酸化で焼いた鉢
還元焼成による僅かに青味のかかった漆黒にくらべ
深いワインレッドを思わせる温かな黑
やや漆っぽい雰囲気も気に入ってます


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鉄絵梨灰釉ドラ鉢 搔き落としの葉紋
黄瀬戸の灰に梨灰を使ったとでも

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黄瀬戸に織部を合わせた茶碗
自作の釉薬ですが
黄瀬戸は以前のものと大分違います
調合が同じにならなくなってしまったのです


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これも黄瀬戸に織部の酒注

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御本手の粉ひき湯呑み
白くなくちゃ粉ひきじゃない
そういう意見もあるけど
紅斑を引く白も私は好きです

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これもそうですが
本焼きであと10度ほど温度を上げれば
この紅味消えてしまいます
1,200度超の世界での10度の差
窯は不思議な世界です

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白化粧を柄杓掛けにすることで
火間のようなムラがでた粉ひき
これは白が強いです


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土灰釉の皿
変哲もないがそこら辺が好きです


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飴釉の皿
後の糸抜きみたいな紋様ですが
これは櫛によるもの

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呉須の染付けによる湯呑み
後の糸抜き麦藁手湯呑みの前身かな
手描きのラフ紋様だけど
こんな感じが嫌いじゃありません


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鉄絵の御本手片口鉢
下手な絵だが だめかなぁ?


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確か白萩を掛けたと思う
鉄分の多い釉を下地にして重ねた筈です
釉も厚くて流れているが計算のうちでした

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黒土に白萩
青い器も結構好きです


旧房時代に使っていたガス窯を
電気窯に替えてしまったので
当時のままに再現できるか不安ですが
酸化で焼く今の仕事だけでなく
旧作を生かす還元焼成の復活
力仕事ではないけどもう一度窯焚き復習です





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by touseigama696 | 2018-12-28 07:37 | 〇わたしの流儀 | Comments(0)


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つい先日まで工房はこうだった
大きな棚が左右を振り分けていた
 だから狭かった

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同じ方向から見れば
それを取り払ってこうなった
だからすこし広くなった


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光りも空気も流れるようになって
大幅に明るくなったのにびっくりだ

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冷蔵庫 食器棚の近くで
イートインもできる
もう作業台兼務ではない


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かつての糸貼りデスクは
どうやら社長(?)の事務机に戻った
いずれここには
アタッシュケースで埃防御した
ノートパソコンを持ち込むつもりだ

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ロクロは4台残した
左の2台が私用 右の2台は助手さん用だ
全部ノイズレスの静かなやつで
お陰で音楽が聴けることになった

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ここはまだ手をつけてないが
加飾専用のコーナーで
ルーチンな細かい加飾はここでしよう

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広さが必要な加飾はセンターテーブルでする
この使い分けは案外便利になるはずだ

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撤去した大きな固定棚に代わって
軽くてキャスターつきのスチール棚を2台入れた
自分だけの仕事なら何とかなりそうだ

まだ全部の整理と設定ができてるわけじゃないが
使い勝手のコンセプトはできた
あとは仕事しながら流れを作ることになる
それは新年の仕事と決めた


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ひとつの集大成として「本業の証し」
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黒泥で造形し糸を貼った上で白化粧で紋様を抜く
全ての始りはここにあった

2014年 兵庫陶芸美術館に収蔵された「糸抜き波状紋大鉢」
ガラスケースの中 スタッフの方に守られて
きっと私よりも長生きする 名誉なことである
これからも 陶芸が本業なのは言うまでもない


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                    58.0㌢×58.0㌢×11.0㌢

収蔵されたのは2011年 第21回日本陶芸展で
優秀作品賞 文部科学大臣賞を受賞した作品
当時のことを思い出し・・初心忘るべからずである

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写真写りの悪い作品でいつも閉口してます
この写真の方がましかも


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さて ここからは明日への展望だ
古希半ばを過ぎれば 避けて通れない明日が待ってる
出来ることを考えることは勿論大事だが
できなくなることを考えないのも片手落ちだ

残っているものを悦び・・(得意淡然)
失われてゆくものを受け入れる・・(失意泰然)
合わせて「日々是好日」
願わくば塞翁の馬の行く末かくありたしである


わたし流『桃青窯ベース』構想その②以降を
順々にご披露してみたいと思う
陶芸と幾つかの懐かしい趣味の混在が
新しい桃青窯工房の在りようになればいいのだが




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by touseigama696 | 2018-12-27 08:00 | 〇わたしの流儀 | Comments(0)

陶歴なしの年賀状

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私の賀状は毎年同じレイアウトである
作品の写真とその年度の入選受賞報告
少しスペースがあって一言添える

最初の公募展入選は「千葉県展」だった
爾来20年近い
毎年幾つか入選したりして
その報告を祝ってもいただいてきた

2014年を挟む転居までの数年
流石に気忙しいこともあって
全ての出品を断念して雑事をこなしたが
2016年の復帰以来また幾つかは入選を果たした

今年の春までは
いつものつもりで頑張っていたが
春の「東日本伝統工芸展」に落ちて
少し様子が変ってしまった

ここ数年かなり肩を酷使したせいで
かねてから断裂したままにしてきた
右肩腱板の傷が痛みだし
大物の制作を邪魔するようになってきた
更に初夏から夏にかけて両眼の白内障手術を受け
前後のケアが集中を妨げる羽目になった

そんなこともあって
体力と気力に聊かの不安もあり
迷った挙句20年続けてきた教室を閉鎖して
工房の手直しを図ったが
ルーチンに戻るにはそれも手間がかかる

気がついてみたら2018年は
賀状印刷に書く年度陶歴の実績がない
夏以降応募を継続してきた展覧会の全てを
スルーしてしまったからだ

印刷所さんから
「陶歴原稿がないんですけど!」と
校正のメールがきて実感がわいた
大皿の下が白紙である
ヤッパリないと淋しいものだ

年が明けたら
少し体を苛めてみて無理が利くか
訊ねてみねばと思う
筋力と断裂腱板の痛みにどこまで我慢できるか
痛みは我慢できても力不足をどう補うか
一度は必死で食いついてみなけりゃだ

大きな意味では
楽しいも苦しいも全てひっくるめて
所ジョージさんに倣って
一日中退屈しない桃青窯ベースにしたいと
密かに願っているのだが・・





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by touseigama696 | 2018-12-25 20:38 | ○未分類 | Comments(0)
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まぁ・・おおよそ想像はつきますが
ほんとにそうか?自前のデータで
体重がいつ増えていつ減るのか
チェックです

直近1週間のデータ
毎朝起きて着替える直前値(左端)と
就寝直前値(右端)の増減が
(-)(+)記号値です

一日目の朝78.0㌔が夜には78.5㌔で0.5㌔増
その夜の78.5㌔が二日目の朝に77.8㌔で0.7㌔減
とまぁ・・そういう読み方です

朝から夜にかけては全てプラス
そして夜から朝は全部マイナスになっています
当たり前といえば当たり前ですが

朝から夜までの間に三食食べて体重増
21時以降朝まで何も食べませんから体重減
やはり寝てる間に痩せる・・そういうことでしょうが
暴飲暴食の方が夜~朝でどうなるか
わたしにはわっかりませ~ん!

ダイエットは何もしていませんが
昼間太った0.8㌔が夜の間に1.0㌔痩せて
ほぼ現状維持がデータのようです

BMIでの肥満度計算によれば
1.83㍍ 77.8㌔はBMI値23.22で
標準体重の範疇とでました
整形外科的満身創痍の痛みや痺れとは戦ってますが
内科的生活習慣病対策は・・まずまずみたいです

痛いのは我慢しても
動けないのは我慢できませんから
食の節制と歩行日課は・・守っています

わたしの流儀は・・日々
素人向け医学書は読まず
朝晩の自前のデータを作ります
それを自分なりに分析した後
専門家の意見と合うのか
月一回の受診に通う掛かりつけ主治医に
お訊ねするのが慣例になっています

誰もが望むピンピンコロリを実現するには
体の自由が第一条件です
生活習慣病から逃れる・・主眼はそこ
あとは運命とDNAまかせです




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by touseigama696 | 2018-12-24 05:40 | 〇わたしの流儀 | Comments(0)

天才の悲劇

     
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私はなぜ渡辺茂夫さんを知らないんだろう?
なぜ覚えていないんだろう?
この映像から彼の短い人生をひも解いてみて
どうしてもそれが判らないことに気づいた

渡辺茂夫・・1941年生まれ
42年生まれの私とは一歳違いでしかない
そして
ここに録音されたアヴェ・マリアは
彼が13歳の時の演奏・・同じころ
私もヴァイオリンの稽古をしていた
勿論彼我の差は計りようもないほど大きいが
でも同じヴァイオリンのことだ
彼の存在を知っていてもちっとも不思議でないし
むしろ・・覚えていない方が不思議なくらい
センセーショナルな天才ヴァイオリンニストだったのだ

14歳で巨匠ヤッシャ・ハイフェッツに認められ
ジュリアードに入学しているが・・戦後間もない頃に
日本の天才少年が辿れる極めて狭い王道が
彼には不運な結果となって
16歳の年に脳障害を患って帰国
そのまま演奏はおろか・・一言も発することもなく
1999年58歳で亡くなってしまったとある

この凄まじくも壮絶な人生は
折々に報道されていながら
それでも・・私は知らなかったことになる

母の歳ほどの諏訪根自子さんが
天才ヴァイオリンニストだったのを知っていながら
同じ世代の彼を知らない
どう考えてみても腑に落ちないのである







彼の演奏を何度も繰り返して聴いた
ヴァイオリンという楽器は
もっとも人声に近いと言われてきたが
この演奏を聴くと・・それを強く感じる
音を演奏しているというよ入り
歌を弾いている・・それも実に情感に満ちてである

緩やかな運弓で少ない音符を演奏することは
超絶技巧で目の回りそうな奏法より難しいかもしれない
驚嘆よりも感動・・15歳の少年には既にそれがあった
今日に比べようもなく稚拙な録音技術の時代に
でも深く胸を打つ演奏である

その運弓の要とも言うべき弓の持ち方で
彼はジュリアードの巨壁に打ちのめされたとも言われる
全身全霊で厳しい養父の稽古に耐えた彼の技術は
ジュリアードの権威でさえ曲げられない高みにいた
それでいて彼だけが意のままにできる技術は
権威への抵抗としか映らなかったんだろか
教えることと習得することの間にある
時に魔物のような執念が悲劇を生んだのかもしれない

渡辺茂夫さんを知らなかったことを深く恥じて
聞けるものを聴いてゆこうと思う





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by touseigama696 | 2018-12-22 16:48 | ●エッセイ | Comments(2)

戸塚文子のママ

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今もあるのかどうか知らぬが
昔JTBが発刊する雑誌に「旅」があった
戸塚文子さんは
この雑誌の編集長を務めた
女性編集者の草分け
旅行家としても盛名をはせた

大分昔の話だが
その戸塚さんがテレビでだったか対談で 
こんな話をされたのを覚えている

「私には弟がいます・・学生の頃からそうでしたけど
女の子の私には門限がなくて・・弟にはあったんです
普通と逆でしょ!・・母が決めたんですけど妙でした
それで・・あるとき母に聞いたんです
「何故?」って・・母の答はこうでした

女の子のあなたに門限がないのは
もしあなたが油断して夜遊びしたとしても
そして何かがあったとしても・・それは被害者でしょ
殆ど自分の責任でもあるわけね
でも息子が夜遊びで失敗するとすれば
なるのは加害者
誰かを被害者にする可能性があるから
自分の責任だけではすまないかもしれない
だから厳しくしたの」

この話
単に戸塚家だけの特異なルールとして
面白いお家ねで済ませていい話題じゃない
極く一般的な常識に従うだけでなく
その常識の逆説にも心にとめるべき真理があるかもしれない
両面で考えないと身勝手な結論になりそうだ
モンスターママの出現は・・後のこと
我が子の利益のみを軸にした過保護に偏らないために
戸塚文子さんの母の躾けは心に留めおきたいものだ

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ここまで書いたのは先週のこと
ふと・・このエピソード間違いなく戸塚さんのこと?
記憶違いがないだろか?
最近の私の大脳皮質もガタがきてそうで心配
アマゾンで調べた「ドライ・ママ 戸塚文子」を
急いで取り寄せたら・・今朝届いてた

亡くなって数年後の1962年に書かれた本書
もしかしたらこのエピソードも載っているかと
速攻で速読・・1時間半後には読了
まだできるんだ!・・この速攻の221頁
でも・・マンマでは載っていない

しかし読後感でいえば・・まず記憶に間違いはない
こうした育て方をされる「ママ」だと確信したのだ

「女の子にも経済力を、男の子にも家事能力を、
口には出さなかったがこれが結果的には
ママの教育方針になっていた」

「好きなところへ就職していいよ、何でも
なりたいものになるさ。(私の)借金とこれとは
別だからね。」

どちらも自己責任と自立・・門限と同根の話だ
間違いなく戸塚さんの母のエピソードだと確信できた

蛇足だが・・私が一番感銘した彼女の逆説は
「私が雑然と片づけておいたものを、
おまえは整然と散らかしたな」・・だった

そんなわけで
状況証拠だけで物証はないが
戸塚文子さんの母のエピソードとして
アップすることにしたのだった

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おまけに・・もう一つ思い出す話
我が家の息子が小学生だったころのこと
父兄と先生の懇話会で・・ある母親がこう言った

「うちの息子は・・ほうれん草が食べられません
なので・・お願いがあります」

「どう話せば食べられるようになるか
教えていただけませんか」・・と続くのかと思ったら

「そこでお願いなんですが
給食でほうれん草を使うのをやめてください!」

唖然とした覚えがある
時代としてのモンスターママの出現以前に
個としてのモンスターママを意識した最初のできごとだった





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by touseigama696 | 2018-12-20 13:09 | ●エッセイ | Comments(4)

窯焚きながら

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今朝は早朝から豆窯に火を入れ
窯番をしながら・・仕掛りを続けました


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最近you-tubeで
ヴァイオリンの製作工房の様子を見るのが楽しみで
同時に色々勉強させてもらってます
本場クレモナの職人さんたち・・あるいは
日本の工房でも・・とても参考になります

例えば
どんな細かい作業にも対応できる道具があること
陶芸は指で造形できる部分があることを
改めて新鮮に感じました
木工では手は道具を持つためのものです
更に何を使うかの計算なしには進めないこと
木工なので作品を傷つけない備えを万全にすること
色々ありますが・・これはいずれ一項で書いてみたいです

その一つのつもりで
以前から気をつけてきたのがこのスポンジです
やきものも生や素焼きの段階では脆いので
スポンジで防御をしています


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同じものを作るときは
当然ながら同じ段取り・・同じ手順がセオリー
それが同じリズムを掴む必須の構えです


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まだまだ長い工程が続きます
同じことをしていて飽きませんか?
そう聞かれることがありますが
飽きることはあっても流れに変わりはありません
むしろ飽きた頃からの方がスピードがでます
無意識に手が動く・・それが慣れなんだと思います


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昨日挽いた2枚の鉢
3㌢ほど収縮して35㌢になっています
姿も寸法もほぼ同じ
午後には削り頃になったので粗削りしました


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先週素焼きしたのも同じで
信楽の白土・・普段は使わないので
久しぶりに挽いたけど・・扱いやすい土でもあります

夕食前には豆窯の本焼きも終わったので
工房を引き上げ・・日課の歩行を済ませて
入浴・夕食と定番コース
そしてあとは自室のコックピットで
読んだり・書いたり・うとうとしたり
手慣れた一日が終わりそうです




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by touseigama696 | 2018-12-18 22:49 | ●工房便り | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696