ブログトップ

桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

<   2018年 01月 ( 14 )   > この月の画像一覧

d0085887_22430878.jpg


いつも行くホームセンター
古書売り場で・・この本を見つけた
「不可能美術館」
タイトルに惹かれた

今のところ・・美術館では
見ることが不可能な作品を集めた画集・・とでも
例えば盗まれて未発見の作品とか
破壊されてしまい・・古い写真で
偲ぶしかない作品・・あるいは
作品は収蔵されてるが保存の都合で
展示に耐えず蔵入りされてる作品

こうした作品が
この一冊で再会できるという企画なのだ
これも逆転の発想・・面白い


d0085887_22432061.jpg


フェルメールの「合奏」・・全35作品の中の一枚だが
1990年に盗まれたまま・・未発見の作

つい数日前
もしかしたらナチスが強奪した作品らしきが
発見されたというニュースがあったが
それがほんとなら
不可能美術館の館蔵品が少し減るかもしれない

いずれにせよ
悲劇的な運命をたどった名作の行方
読んでるだけでもスリリングである






一枚目の写真に写っているヴァイオリンニストは
ジャズの寺井尚子さん
私の好きなジャズ・ヴァイオリンニスト
聴きながら・・これを書いている



人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ

[PR]
by touseigama696 | 2018-01-30 06:31 | ●お気に入り | Comments(0)
d0085887_05574533.jpg


暖房してるから・・寒さとは無縁の工房
こんなときだけは
小さくて狭い工房で良かった・・って
思わぬではありません

それでもじっと座って糸を貼ってると
やはり足腰が冷えてきます

最初の一本を貼ってから
午前中でこの辺まで
まぁ普通のペースです
d0085887_05580351.jpg


50㌢強の大皿
素焼き済みに糸を貼ります
口縁部が左右とも肘の下にくるので
両腕をやや釣り上げて作業しますので
この姿勢が・・腱板断裂にはつらいというわけです

d0085887_05585143.jpg


この皿では1㍉幅しか使いませんが
在庫してるものは10種類ほど
幅表示のサンプル板を置いて
区別するようにしています

d0085887_05583914.jpg


右手で糸を走らせながら
左手指で接着を補強してゆきます
このリズムが合わないと
貼ってる傍から剥がれてしまいますので
直線貼りよりは・・波状紋貼りは
やや苦労します
d0085887_05592321.jpg


最近何かで読んだのですが
老いたら
ふたつのことを同時進行させる作業が大事
そう書いてありました

同時進行が面倒になったり
出来なくなったら・・それは黄色信号とか
頭の訓練をしておかないと・・
素直に受け入れるべき年齢であることを
改めて思い知らされます

一日に10行の予定を入れても平気だった時代
それを思い出すことさえタブーです
二つを同時進行させてキチンと終えること
新しい掟にしなきゃ・・です

d0085887_05591257.jpg


糸貼りで終えても一日
それだとひとつなので
午後から同時進行で・・大皿を挽きました

糸貼りと違って
こちらは力を使うので寒くないのですが
力不足に悪戦苦闘します

60代までなら
20㌔の粘土で70㌢の皿が挽けたのに
今では肩と二の腕が悲鳴をあげます
従来とは違った工夫を加えて
12㌔で・どうにか55㌢ほどの皿
せめてこの程度を維持できるよう
頑張らねば・・かもしれません




人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ

[PR]
by touseigama696 | 2018-01-29 06:32 | ●工房便り | Comments(0)
d0085887_06203626.jpg



削り仕事は
湿性が残っている方がやりやすいタイミングと
乾いている方がいい場面がある
道具を変えて・・粗削りは前段でやり
仕上げ削りは・・後の場面でする

やろうとする加飾のイメージで
器面の表情を作ってゆくことになる
造形と加飾の調和は
しばしば大きな評価の差になるので
最初から考えておかねば・・と思うが
独創とか個性とか
また別のカテゴリーで
作為が動くこともあるので・・仲々難しい

d0085887_06212342.jpg



これから加飾を始めようとすれば
先ずはその準備のために
必要な露出面を除いて
養生マスキングをすることになる

この時点で
描こうとする紋様は決まっているから
あとは紋様のボリュームを考え
こんなもんかで見切りを入れる
d0085887_06213442.jpg


準備は終わった
最初の一本を貼ろうとして
明日に譲ることにした

初めの始り
いつもそうだが・・最初の一本を貼ると
また面倒なこと始めちゃった・・と思う

とりわけ肩腱板が切れてからは
右腕を肩の高さで固定して
手にした糸テープを走らせるとき
何ともいえない苦痛が伴う
集中を妨げるが・・我慢するしかない
慣れたといえば慣れてるが
因果なことである

それでも三分の一ほども貼り進めば
紋様がはっきりしてきて
張り合いも生まれてくる

ゲレンデはできた
あとは
出来るだけきれいなシュプールを描きたい
いつものことだが・・そう思う



人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ

[PR]
by touseigama696 | 2018-01-27 07:45 | ●工房便り | Comments(2)
d0085887_07455012.jpg

毎年2月の声が聞こえると
新しい年の公募展が動き出します

先週紐を巻き始めた切っ立ちの花器
どうやら形らしくなって
粗削りをしました

d0085887_07460120.jpg

天辺に口を切り・・当初は
ここに別の口をつけるつもりでしたが
もしかしたら・・このままの方がと
思わぬではありません

更に丁寧に仕上げ削りをしてゆきますが
今の季節の難しさに耐えて
無事に乾燥してほしいものです

これは黒土ですので
糸を貼って白の化粧で紋様を作ります
線紋がきれいに浮かぶためには
屹立の姿の凛々しさが必要なので
出来るだけ垂直なラインを削りだしたいのです

シンプルが生きるように・・
そこが狙いです

この数日の極寒は・・転居以来初めてのこと
さすがに昨日は・・工房の温湯配管が凍りました
水は出るけど・・湯が出ない
たったこれだけですが
えらく厳しいもので
手を洗う都度・・痺れました

昼過ぎに水道屋さんが来てくれまして
ようよう流れ始めたパイプを
二重に保温材でくるみ・・明日以降に備えました
湯が出てみると・・何より手がホットしました
ホット?・・しゃれじゃありませんよ(笑)

当たり前って・・実はとっても有難いことと
改めて感じ入った午後でした



人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ

[PR]
by touseigama696 | 2018-01-26 08:39 | ●工房便り | Comments(2)
d0085887_23312224.jpg

最寄りの駅から約1.5時間
娘の母校の病院は・・地の利はやや遠い
でも
娘に紹介されたDr.は穏やかで自信に満ちていた
この大学の眼科教授とある
娘と同級と聞けば・・お若いが
この年輩は医療の中心世代
全幅の信頼で治療していただける
地の利は遠くても・・人の縁は濃い
有難いことである

雪の悪天候が予想されたこともあって
前日の夜・・病院最寄りのホテルに泊まった
翌朝早めに病院に着いて・・受付を済ませた

やがて瞳孔を開く検査などが始まって
幾つかの機械の前に顔を乗せ
強烈な光線で射抜かれた

「確かに白内障が発症しています
現在のデータは判りましたが
白内障以外に障害要素がないか
一応チェックしてオペのスケジュールを
入れましょう
もう一度来院してください」

次の予約が入って・・昨日は終わった
幸い早めに終了できたので
夕方からの悪天候になりそうな気配を逃れ
鉄道が混乱する前に・・無事帰宅できた

止まってしまった電車に閉じ込められる・・って
閉所恐怖症の私には最悪のシナリオ
手術よりこっちの方がきっと怖い
「無事」にほっとしたのは・・そういうわけだった



人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ

[PR]
by touseigama696 | 2018-01-24 00:21 | ○未分類 | Comments(0)
d0085887_13503480.jpg

この数年・・目の不自由に悩まされてきた
白内障だとすれば・・歳相応の発症だろうが
そろそろ眼科のお世話になるべきか
検査を受けることにした

診断次第では
勿論手術を受けることになる
友人に何人も経験者がいて
誰しも・・取り戻したものの大きさに
びっくりもして・・勧めてくれる

40数年も前になるだろうか
亡母が治療したころ
白内障の手術は
長期入院の上・・失明覚悟の勇気が要った
それでも全てが済んで帰宅した亡母の
最初の一言は・・今でも覚えている

「うちって・・こんなに汚かったの?」
見えなかったものが・・みな見えたらしい
そして
「こんなによく見えるの・・小学校以来かもしれないわ」

今では・・日帰り外来でもできるようになった
などと聞くと・・隔世の進歩が理解できる
娘の同級生の眼科医の世話になることになった

「キャンバスのこのグリーン・・こんなボケた色だったっけ?」
そうでないことを祈るばかりだ
明日・・初診で検査が始まる


人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ

[PR]
by touseigama696 | 2018-01-21 14:29 | ○未分類 | Comments(6)
d0085887_22535437.jpg


私の肩腱板は
とりわけ右肩で・・大断裂してから久しく
情けないほどに力を失いつつあります
今までは
大皿も大壺も一本で挽いてきましたが
力負けを痛感する昨今
紐での成形に慣れる必要がありそうです

今日の午後から
紐を巻いて積み上げ始めました
一本挽きと違って・・土と格闘する必要はなく
丈が高くなっても揺れないように
丁寧に巻いてゆきます

この季節は・・乾燥の難しい時期で
急ぎ過ぎると失敗するので
今日はここまでにして
明日また続きを重ねてゆきます

最終的な形にするのは
高さを確保してからということになります
力は節約できますが
根気は割り増しの仕事・・かな

大分昔になりますが
傘立てを作ったとき以来
これからは多用することになるかもしれません

何かを得るための「繰り返し」を
何かを失わないために「繰り返す」・・
加齢は「守齢」
守れるものを・・守るべきものを
しっかり見つめる必要があるようです
勿論・・陶芸だけの問題じゃなさそうです



人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ

[PR]
by touseigama696 | 2018-01-20 06:23 | ●工房便り | Comments(0)
d0085887_18520352.jpg

23年前のあの日・・将来
こんな大皿挽く陶芸になるなんて
想像もしなかった

たまご一個分ほどの粘土で
生まれてはじめてぐい吞みらしきを
手で捻ったのは・・平成7年1月5日
52歳の新年だった

病院事務長をしていた私は
開設から関わった病院が
どうやら軌道に乗ったのを機会に
少し仕事から離れる時間をと
隣町の女流陶芸家の手ほどきで
稽古に通うことになったが
2週間ほどで・・阪神淡路大震災が起きた
あの衝撃の朝を忘れることはない

爾来・・毎年この日は
テレビが追悼の映像を放映するが
あれから3年とアナウンスされれば
私の陶芸も同じ3年
まるで陶歴を数えるように歳月を重ねたが
そんな習い事に身の置ける自分を
何と幸運なことかと・・思い続けてきた

今朝もいつものように4時頃には起きだし
早朝のニュースを見ながら
23回目のあの日なのは判っていた
やがて5時46分に
黙とうのアナウンスがあって
音声が途絶えた
自室に立って・・目をつぶった
あの朝・・テレビで見た驚天動地の
悲惨な様子が・・今も目に浮かぶ

ところが・・僅かな時間の後
怒髪天を突く怒りに襲われた
黙とうの真っ最中なのに
何やら説明らしきを読むアナウンサーの声
もしかしたら
全国の人々が思いを共有して
あの日の哀悼にこころ寄せているのに
何と心ない邪魔な解説なのか

あの日を風化させないために!など
所詮おためごかしでしかないことを
さらけてるに過ぎない心無さに
無性に腹立たしかったのだ
そのまま黙とうに戻ることなく
「次のニュースは・・」で終ってしまった

陶芸に手を染めて23年
大きな皿をロクロで挽けるようになった23年だが
それも次第に思うがままには出来ぬ衰えを
否応なしに思い知らされる23年でもある
長いといえば長いが
流るる水の如しでもある

「大皿に・・できるかなぁ~?」
「どうやら何とかなったか!」
際どい20分だった



人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ


[PR]
by touseigama696 | 2018-01-17 20:02 | ●工房便り | Comments(2)
d0085887_19035849.jpg

一昨日
これを撮影するための取材があって
挽いてるところと
乾燥させてるところと
削ってるところを
時間差で準備して
数時間で数日分の長さを詰めるという
あの料理番組方式で進んだのでした

d0085887_19043725.jpg


編集長自らカメラを持ち
「ああしてください!」「こうしてください!」
機関銃みたいに
連写シャッター音が響きました
私の時代のように・・生フィルムだったら
大赤字必須だったはずで・・デジカメ様々です


d0085887_19045243.jpg


編集長さんの要望に応えて
こんなのが挽けました
これを乾かして削ると
一枚目の写真に化けるという寸法
乾燥時間を省略できたわけです
だから
数時間で全部終わってしまいましたが
最後に・・たまには撮っておかねばならぬ
作者のポートレイト


d0085887_19052850.jpg

で・・滅多にアップしない自画像がこれ
大昔
テレビの制作マンだった時代は
他人の写真は沢山撮りましたが
自分が撮られることは全面回避
ともかく苦手で・・逃げまくりました

どうしてかっていうと
カメラの前で笑えないのです
「ハイ!・・チーズ」なんて言われると
顔面が引きつって仏頂面
「なに怒ってんのぉ~!」なのです

この一枚
滅多に撮らない一枚だけに
連載のプロフィールで差し込むのに
使うことになるかもしれません
相変わらず仏頂面ですいません!




人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ


[PR]
by touseigama696 | 2018-01-16 20:43 | ●工房便り | Comments(0)
d0085887_17372821.jpg

昨日の一枚は・・これ
じっと見つめていたら
孫を背負ったお婆ちゃんの後ろ姿
そんな風に見えてきました


d0085887_08085120.jpg

窓に燦々と朝日が差して
冬晴れが輝いています

今日は・・センター試験の日
毎年のような大雪混乱は・・大丈夫だろうか

ニュースを見ながら・・毎年思うことですが
どうして・・いつも悪天候に虐められながら
この季節にやるんだろ?・・って
センター試験って・・季語になってるのかな

前にも書いたことあるけど
ひとつの提案・・もいちど書いてみよう

高校三年の夏・・7月8月の夏休みを
最後の追い込みに賭けて・・お勉強三昧

そして
9月上旬に・・センター試験
同じ9月の末に・・二次試験
10月の頭には・・合否決定
多分・・暑いけど風邪ひくこともないし
悪天候も少なそうです
高校生活3年は・・ここで終わり

大学の入学は・・今と同じで翌年の春にして
10月から翌年の3月までは
半年間のフリータイムにします
つまり・・もう學校には行かず
何をして過ごしてもよいことにするのですが
卒業までに提出するレポートがあります
課題は幾つかあって

目的のある旅行を計画して
独りでもよしグループでもよし
その旅のレポートを書くこと
or
ボランティア活動に参加して
そのレポートを書くこと
or
大学が始まったら
専門の学部との関連で
将来やってみたいと思うテーマを探して
それの考察レポートを書くこと
必要なら入学した大学の許可を得て
学部の講義に出席してみるもありだ
or
大学での学費を稼ぐために長期アルバイトもあり
働くことが・・どういうことかと
納得も不満も含めてレポートすること
or
所属していた部活の後輩たちに
コーチとして指導に関わり
その実績をレポーとすること

思いつきだけど・・例えばそんことで
このレポートを・・高校の卒業論文にして
卒業式を迎えればいいのではないでしょうか
入試に疲労困憊の高校三年生じゃなく
日焼けした逞しい若者になって
大学の門をくぐればいい・・言うまでもなく
進学組だけじゃなく就職組も同じです

多感な17~8歳の時に・・半年という長い時間
個人の責任を軸にした・・社会参加は
やがて大学4年生で出会う
本番の社会参加への準備に影響するはずで
座学にはない収穫が期待できそうです

将来・・中年のおっさんになったとき
この半年が大学とは違う
忘れがたい思い出になればいいなと
思うのです

センター試験の悪天候の苦労を思い出すより
るかにましじゃないでしょうか?

そういえば・・我が家の息子殿
30年近く昔・・入試の日が雪で混乱
躊躇っていたのですが
「欠席が多けりゃ合格率もちったぁ上がるかも
行けばぁ!!」・・けしかけました
そしたら合格してて
その大学を卒業して・・今があります

秋だと・・これってないかもね



人気ブログランキングへ応援しくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
by touseigama696 | 2018-01-13 09:08 | ●エッセイ | Comments(4)