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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

カテゴリ:●窯だ行進曲( 78 )

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ロクロの背面棚に置いてるものは
殆どが加飾に使う材料類です
今では頻繁に使うわけでないものもあって
雑然としていますが
それも作風の変遷を告げるものなのです

陶芸に限ったことではないにせよ
自分なりの仕事に収斂するまでには
無数の試作があって
それに要する材料をどう手に入れるか
電話一本で何でも揃うという時代じゃなさそうです

伝統窯業地ならば
需要も多いからそれなりの専門店があっても
私のような立地では・・簡単ではありません
ふり返って・・どうしてきたのか
ちょっと触れてみるきっかけが生まれました


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今月発売の・・陶遊166号が
色化粧土技法と題して
私の作品の制作過程にも・・取材がありました
12頁に亘る丁寧な技法解説が紹介されています

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試してみたいという方のために
参考になればと・・材料の入手方法にも触れていますが
熱心な読者から・・「欲しい顔料が
記載の専門店で扱われていないようで
何処でなら手に入りますか?・・」
の問い合わせが編集部に届きました
私の不注意で扱い店の取り違い・・ごめんなさいです

こちらで確認し
メーカー名をお知らせしましたが
冒頭にも書いたように
ここ一社知ってれば万能とはいかない昨今
欲しい材料を手に入れる情報と方法には
幾つかの手段に頼るしかないかもしれません

たまたま情報として書いてくれた専門誌に
問い合わせるのも一法ですが
私の知る限り・・ネットで検索して
欲しいものを突きとめ
ネット販売を主力にする代理店さんに注文する
これもかなり効果的な手段です

私が多用する方法は
車で2時間ほどの笠間・益子に出向き
土を仕入れながら・・組合や専門店を訪ねて
訊いたり探したりです

それと
美術工藝・各種趣味のコーナーに
広いスペースを割いている
大型ホームセンターも便利です
ついでに見つけたら
買いだめしておくこともしばしばです

雑誌タイプの陶芸専門誌にも
各種メーカーさんが広告してる場合もあります
更に
プロの陶芸家が主宰するブログなども
こまめに読んでいると
参考になる情報があります

風潮として是非にも心がけたいのは
熱心に挑戦しようとする愛好家と
それをサポートしようとする専門家の
互いに思いやる気持ちが・・個人に止まらず
全体としての陶芸を豊かに育てるのじゃないでしょうか

陶遊163号から連載していただいている
私のエッセイ「窯だ!行進曲」の第一回で
私はこんなことを書きました

陶芸は「問う芸」
「問うて教えを乞うしかないことだらけの陶芸だが
それでもなお・・
自問自答で答えを見つけようとする
自助が大きな力になる」

・・・・・・

材料というより技術的なことですが
陶芸は「盗芸」
「言うまでもなく教えてくれるのを
待っているようでは大成しない
言い古されたことだが「盗め!」である
良い仲間は地味豊かな土壌
盗りつ盗られつで互いに成長できる」

52歳から四半世紀の晩学陶芸に身を置き
その殆どを独学で過ごしてきましたが
自分で探し・・自分で見つけた答え
納得と責任を担保する
最善の手段かもしれません

今では・・苦労も工夫のうちと
愉しむようにしています
私にできることでお役に立つことがあるなら
お知らせすることにやぶさかではありません

このブログを通して
楽しいおつきあいができますよう

さりながら
陶芸の数少ない専門誌「陶遊」
ひとりでも読者が増えることは嬉しいことで
是非応援してあげてくださることを
心から願っています





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by touseigama696 | 2018-05-16 07:46 | ●窯だ行進曲 | Comments(0)
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陶芸家に・・トロフィーもメダルもありません
定評のある公募展の図録表紙・・とか
陶芸専門誌の表紙
そこに自分の作品が掲載されることが
名誉あるトロフィーやメダルみたいなものです

色々取材を受けたことはありますが
初めて表紙デビューすることになりました
編集子さんから連絡を頂いてた訳でなく
今朝届いた雑誌の表紙を見て・・びっくりです


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このところ
「陶遊」の誌面の露出度は大きく
他の作家さんたちに・・いささか恐縮です
前165号の「蓋のあるうつわ」に続き
今166号では「色化粧土技法」で紹介されてます

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これも・・糸抜きを使いながらの制作
茄子紺の麦藁手作品などと一連で
幾つかのカテゴリーのひとつです


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個展の折りなどに・・主として展示する作品は
こうしたカテゴリーの中から選び
全体としての作風に一貫性をもたせます

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編集子さんの注意深い取材のおかげで
12頁も割いて・・丁寧な技法紹介
似たようなことをなさりたい方に
参考になれば・・と願っています

特殊な道具を使うわけでなく
100均で見かけるものが・・絶好の道具
上手く使えると・・それも楽しいものです


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別項で・・連載中の「窯だ!行進曲」
第4回は「趣味なら本気で!」
私の最もベイシックな持論です
ご一読いただければ・・です





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by touseigama696 | 2018-04-23 09:02 | ●窯だ行進曲 | Comments(0)
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陶遊164号が発売され昨日届いた
2018年新年号‣・一足早い年明けの連載エッセイ
「陶芸教室のセンセイ」についての私見を書いた


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「センセイ」と「コーチ」の違い
言葉を軸に考えれば
センセイは・・ティーチングで
コーチは・・コーチング
この違いってことになるが

これを平たく言えば
知識や技術を教え与えるのが・・ティーチングで
生徒(クライアント)の持ってるポテンシャル(潜在能力)を
引っ張り出すのがコーチングだ

陶芸教室はコーチングが主軸
同じ馬車(コーチ)に一緒に乗って
ふたりで目的地まで走る
一緒に走ってる間に・・能力が引き出され
気がついたら・・上手くなってる
それがコーチング
そこら辺のことを書いてみたかったのである


この執筆を引き受けた時
どんな連載にしようかと・・4本ほど書いてみた
編集子さんの了解を得て・・そこから出発したが
そろそろ・・次の数本を書いておくべき時期だ

締め切りのある仕事・・追われたら辛い
作品を作るのもそうだが・・書くのだって同じことである

今日の稽古で・・今年の教室は終わる
年末年始の独りきりの時間
気を入れて・・制作と執筆に向き合おうと決めた


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その前にこれがある・・昨日届いた賀状
半日かけて住所録を修正した
宛名印刷と一筆書き・・数日内に終わらせねばである



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by touseigama696 | 2017-12-23 08:47 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)
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個展が終った直後
エッセイを書いてみないか?
「陶遊」の編集部さんからオファーをいただいた

重い粘土を・・軽いペンに持ち替えて
(実際はペンじゃなくキーボードだけど)
酷使した体には都合がよかったが
劣化した頭の復活は容易じゃない
あちら使えば・・こちらが役立たず
加齢と闘うってこういうことだと
始める前から思い知らされたが

同時に
ここで書こうとするテーマを
シニア陶芸愛好家への応援歌とすれば
ここら辺も話題の内
包み隠さず・・書き綴ってみようかと
思い決めたのだった


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題して「窯だ!行進曲」・・勿論
あの映画「蒲田行進曲」をもじった

小さな役でも・・命がけ
大部屋役者に悲喜こもごもあれど
でも・・映画が好きで好きで
じっとはしてられない・・あの感性に共感し
シニア陶芸への限りない応援歌を
書いてみたくなったのだ

厳しい修行の数十年を経て
人間国宝に向かうのも陶芸だが
町の陶芸教室にじっくり腰を据え
茶飲み・お喋り自在混じりで
少し歳とったら・・好い味でてきた
それも陶芸なのだ


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陶芸を・・ファイナルホビーという人もいる
最後の趣味・・って縁起が悪いなどという勿れ
今まで生きてきて手にしたあらゆる術が生きる芸
それがファイナルの意味なのだ

自分の人生を振り返って
子どもの頃・・若かったころ
あんなことしたっけ!・・一杯思い出してほしい
お花でもお茶でも・・料理だろうが裁縫だろうが
絵でも字でも・・俳句も川柳も
ピアノでもギターでも・・盆踊りだろうがダンスだろうが
やったことあるもの全てが生きる・・それが陶芸
だから5歳で始めなきゃ間に合わないってことはないのだ

今・・歳がお幾つだろうが
あなたには前途洋々が待っている
大いに楽しんでほしい・・それも本気で

隔月で発刊される
一所懸命書いてみようと・・思っている
ペンは軽いが・・責任は重い
何をするにせよ・・楽なものはないと
思い知るべきなのだ



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by touseigama696 | 2017-10-27 07:36 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)
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人間の行動パターンは・・
色々な切り口で・・色々なタイプに分かれる
長いこと教室を開講してると
同じことをしていながら・・
その取り組み方は・・色々だ

あるひとつの括りで分けてみると
計画派と衝動派という分類がある

言うまでもなく・・計画派は
決められた曜日の規定の時刻に来て
順々に・・段々とステップを踏んでゆく
経過時間が見込み上達にスライドして
それなりに安心して見てられるタイプ
「今日はここまで・・にしよっと!」
そう言って片づけ始める

衝動派は・・来ることには無計画同様だが
来ちゃえば・・とことんやる
「あらら・・こんな時間になっちゃった!」
代表的な科白がこれだ
いつまでいても規則でしばらないせいもある
衝動派には・・必須のルーズフィットなのだ

但し衝動派が・・ルーズフィットに徹すると
やはり差し障りも生まれる
飽きがきたり・・物が出来過ぎたりだ
技術に偏りが生まれ・・慣れてきたはずなのに
あんまり上手くなったという実感がもてない
得意技は伸びるが・・苦手を放っておくからだ

計画派のバランスの良さは
こうした偏りを生まずにはすむのだが
淡々と進んでゆく分
思いがけない発見があっても
「今日はここまで」で追及の手を休めてしまう
バランスよく上達するが・・案外感動に欠ける
そんな気配を感じることが多い

さて・・そこで
これから陶芸を始めようと思ってる方がいたら
お奨めしたい・・傾向と対策
こころの隅に置いていただければ・・である

初心から基本が身に着くまでは・・衝動派
なるべく短時間でマスターしたほうが
上手くなってきてることが実感できるからだ

基本が一番厄介で時間がかかる
だから・・あまり長い時間がかかると
「私には才能がない」とか「向いてない」
悲観的になってしまいがちなのだ

教室に来ちゃったら・・納得ゆくまで!
そうした衝動が・・最初は大事だと思う

そして・・基本ができて
応用で自由な作陶が出来るようになったら
そこからは計画派に・・転向すればいい

「我が家に湯呑み100個は要りません!」
って言った生徒さんを思い出す
確かにそうだが・・ちと違うんだな

必要な4個が気に入るためには
100個も200個も稽古する必要があるのだ
衝動派時代に・・100個稽古し
計画派時代がきたら・・4個を精選すればいい
物が出来過ぎずにすむじゃないか

今・・私の教室にいる生徒さんは
衝動・計画混在派ばかりである
ランチ食べて・・乾燥を確かめて・・
それだけで帰っちゃう日もあれば

大皿のロクロ挽きに・・
二度も三度も菊練りして立ち向かう
「なんでぇ・・ここで垂れちゃうのよね!」
悲鳴が聞こえてくる日もある

転居して間もないせいで
新人を勧誘していないから
ベテランばかりの自遊空間
これはこれで・・いい雰囲気だ

さりながら・・来年からは
新人も入ってくるかもしれない
衝動時代と計画時代・・
上手く使い分けられるよう
良い助言を心がけねばである




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by touseigama696 | 2014-10-28 06:04 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)
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例えば・・今半日ロクロの前に座って
湯呑み10個挽くのが精一杯なひとがいるとして
そのひとに・・
「湯呑み千個挽いたら・・結構上手くなるよ」って助言すると
「千個ですかぁ~何年かかるんだろ?」
頭の中で・・大ざっぱな計算が始まる

週一回の稽古で10個・・月4回で40個
12か月で480個・・1000÷480≒つまり約2年

「センセイ!・・2年もかかっちゃ気が遠くなりそっ」
概ねこんな答えになる
この計算に数学的な間違いはないが
人間工学的には・・間違いだろな

つまり・・一回ごとに上達するかもしれないことが抜けてる
今日は10個だけど・・次回は11個の可能性があるわけだ
上達のプロセスの想像力が足りないってことだ
もし本気で・・湯呑みの千本ノックをやったら
2年はかからない・・勿論個人差はあるが
半年もいらないんじゃないかな

ここで大事なキーワードは・・「想像力」
上手くなってゆく自分を想像できる・・って
ものづくりには・・とっても大事な資質だと思う

「作りたいものが好きなように作れる自分」
「やってみたいことが次々にあふれ出る自分」
「入選作が展示された展覧会に立つ自分」
「教室でセンセイをしてる自分」
「個展会場の沢山のお客さんの中の自分」
こうした想像力が・・たった今の自分に
どれほどのやる気や励みになるか・・試してみてほしい

上達する自分を想像するのも・・きっと楽しいはずだが
ほんとに上達したら・・もっともっと楽しいよと断言してもいい



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by touseigama696 | 2014-08-21 05:49 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)
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久しぶりの「窯だ行進曲」
窯だ行進曲・・陶芸ビギナーへ心をこめて送る応援歌!!・・こう書いて
このカテゴリーの窓を開けたのが8年前
教室は・・まだ続けている

工房ごと引っ越したけど・・
あっちにいたみんなは・・今みんなこっちにいる
だから・・アトモスフィア(気取って雰囲気のことだけど)は
まるで変っちゃいない・・あっちのまんまってわけだ
そういや・・みんな長いつきあいだ

しかし・・これは大事なことだと思ってる
今朝書いてみたいのは・・そこらへん

「陶芸教室の先生」・・普通に使ってる言葉
稀に師匠って言ったひともいたが・・まぁ大抵は
私のことを・・「センセイ!」って呼ぶ
その言い方で・・みんなの気分もわかる
「センセイ・・これ教えて!」「センセイ・・あれどこ?」
「センセイ・・これいらないの?」「センセイ・・今度いつ焼くの?」
「センセイ・・見ないで!」「センセイ・・食べる!」
教室というより・・ほとんど部活の部室みたいなんもんだ

日に何度となく「センセイ!」って聞きながら暮らしてきたが
実はこの「センセイ」って言葉・・大きな間違いだと思っている

私は先生ではない・・なら何?
当然そういうことになるが・・これが難しい
日本語となると・・適当な言葉ないのだ
一番あたっているのは・・コーチだと思う

先生とコーチの違い・・そこが問題で
今朝書いてみようと思うのは・・そこ

陶芸教室も・・極々原則に立てば
陶芸を教えるためとは言えるが
ならば・・〇〇芸大陶芸科とか
△△窯業専門学校で教える陶芸と同じか?というなら
まるで違う・・陶芸教室には教育とい概念は乏しいからだ

入学した学生を押しなべて専門家として送り出すために
実技以外にも学問的な知識や情報を教え
自分でやるやらないはともかく・・可能な限り
歴史的・伝統的な技法を学習させ
将来の作家活動・・あるいは指導者としての
素養をきっちり身に着けさせるのが・・教育
それをするのが・・先生だと思う

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なら陶芸教室の先生というのは?・・とは
陶芸を楽しんでみたいと望んだひとに
ほんとに楽しいと思えるところまで
引っ張っていってあげるひとのことだと・・思ってる
だから・・先生というよりコーチというほうが当たってる
教えるではなく連れてゆく・・コーチ(馬車)が語源の由来でもある

技術や知識を万遍なく教えるなんて・・専門の先生でなくちゃできない
それは・・陶芸教室の限界の外のことだともいえる
でも・・ひとりひとりの願いを感じとって
ひとりひとりの目的地に向かって引っ張ってゆくなら
陶芸教室でも・・充分対応できる

いつまでにどこまで・・それがないのが陶芸教室
だから卒業もないし・・卒業証明も不用だ
楽しければいつまでもどこまでも・・それでいいし
その持続に力を貸すという意味で・・コーチなのだ

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みんなのすぐそばにいて
「今だ!」と思う瞬間があれば助言し・・やっても見せ
暫く様子みてればいいとなれば・・
自分のこともする・・それを見て面白いと感じれば
それも・・引っ張ってゆく一助でもある

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こうして・・ロクロの前で過ごす数時間
「あらっ・・もうこんな時間?」・・それが好きな科白だ
楽しければ・・時は素早くながれてゆく

気概と自負のつもりで書き足せば
陶芸の楽しさの一番は・・上手くなること
そのためなら・・一所懸命馬車を走らせますよ
そして・・その楽しさが趣味の域を超えて
プロの道へ通じることだってあるよ・・と
密かに耳元でささやいているのは

高いゴールに向かうこともまた・・
陶芸を越えて人生の醍醐味でもあると
伝えたいメッセージなのだ



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by touseigama696 | 2014-08-14 06:03 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)
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今日は午後から・・隣町の船橋で・・
船橋市いきいき同窓会の皆さんの前で講演をしてきました

きっかけは・・今年の春のこと
会員の富田さんの作品を拝見したことからでした
その様子は・・当時のブログ12/03/14に書きました

そのとき・・
「秋になったら・・話しにきてくれませんか?」
「お役に立つなら・・喜んで!」
それが今日だったのでした

60歳が入会資格の始まりだとか
晩学の趣味 晩節の生き甲斐
どちらにせよ・・60歳を過ぎてから
どう陶芸と向き合えばいいのか
私自身が・・実体験として通り過ぎてきた道でもあって
ひとつのヒントとしてお話しするなら
それに尽きると思い決めて・・会場に伺ったのでした
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今年の秋・・千葉県展で入選した糸抜きの壺
これが富田さんの作品で・・82歳での初入選と伺いました

今年に入ってからでしょうか・・
時折り私の工房にお見えになり
糸抜き技法について・・いろいろお尋ねがありました
真摯で誠実なお人柄に魅かれて
お手伝いしてきましたが・・82歳の真剣こそ
何にもまして敬服すべきことだと思ったのでした
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その富田さんの作品と・・私の作品を前に
お話した骨子は・・「趣味なら本気で!!」
これこそ・・私の持論でもあるからなのでした

趣味は・・楽しみ・慰め・気晴らし・癒し・ストレス発散
色々な言い方で・・心の問題を言い現わせます
まして・・老後であればなおのこと
厳しい稽古よりも・・楽しいひとときを優先しても
何らひけ目に思うものでありません

にも関わらず私は・・「趣味なら本気で!」・・という
あのキャノンのCMを金科玉条にしているのです
その趣意は・・

「どんな楽しさに勝って楽しいと実感できるものは
上手くなることです!」・・と言いきってきたからなのです

初心から遥かかなたにある・・「自在」
自由に作りたいものが作りたいように作れる
そして・・それがそれに相応しい評価を得る
その自在に至る道は・・本気でなけりゃ歩けないものです

本気でいても・・それでも届くとは限らない
それほど厄介な道を歩きながら・・
到底生きてるうちには叶うまいと・・疑心暗鬼であっても
それでも・・昨日の自分より・・上手くなった
隣りの人より・・上手くなった
誰よりも・・上手くなった
そうした上手くなる悦びは・・何よりも楽しいことなのです

そのためなら・・寝る暇惜しんで励んでも
多分・・それだけで病気になったりはしないものです
上手くなる悦びに支えられた・・生き甲斐
残された人生の時間が・・決して長くはないからこそ
思い切り身体を使って・・こころをこそ大事にしたいものです

そんなことを・・お話ししてきました
同じ年輩の気安さ・・楽しいひと時なのでした





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by touseigama696 | 2012-12-04 23:58 | ●窯だ行進曲 | Comments(8)
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糸抜きでの波状紋皿・・ここで・・
これをご披露する日が来ました
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作者は・・富田さん
船橋いきいき同窓会のメンバーで
私より一回りほど年長の・・
それでいて赫灼とした老作家

旺盛な制作意欲をお持ちで
私の展覧会・個展等にもお顔を見せてくださいます
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糸抜き技法に興味をお持ちで
過日・・作品持参で工房においでにもなりました
このG展への出品が目標だったのかもしれません

鶴首二耳壺の複雑な曲線に
糸を貼るのは・・決して楽ではありませんが
根気よく完成されたようです
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ご案内をいただいていたので
初日の今日・・伺いました

この会は・・60歳以上が入会資格とか
年齢的には・・私はどうやらここでは若造のようです
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お互いの作品を・・丁寧に鑑賞し
そして褒め合う・・これが大事なことです
高揚した気分が・・次の制作の意欲につながるからです
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この三客の組みものカップは
94歳の会員さんの作品だそうです

非常に完成度の高い作品で
形状も釉調も・・とても素晴らしいものでした

52歳のときに・・かねてからの念願で
陶芸を始めましたが
そのときの頭にあったのは
晩学の趣味で・・こうしたグループに入会して
日々を・・ゆったりと過ごせれば・・と
考えていたように思います

思いがけないちょっとした転機があって
プロの道を歩くことになりましたが
その運命的な岐路に・・
不思議な因縁を痛感します

あのとき・・
こっちを歩かず・・あっちを歩いたら・・?
多分・・答えのでない自問です

でも・・今日の会場を拝見していて
もしかしたら・・と
ふと思いながら・・おいとましたのでした




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by touseigama696 | 2012-03-14 01:07 | ●窯だ行進曲 | Comments(4)
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初心だったころ・・読みあさった書物の中に
しばしば出てきた言葉のひとつが・・これ
「土と・・語らう」だった

土と語らう・・
この擬人法表現を理解するには・・少し時間がかかった
土が・・もの言う口はどこにあるのだろ
土に・・言い聞かせる耳をどこに探せというのだ
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しかし・・「土と語らう」
この言葉の響きには・・どこか心地よさがあって
忘れることのない言葉になった
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長い時間をかけて・・ロクロを挽き
思い通りにならない土の暴走に
どれほど翻弄されただろうか

いつの間にか・・
「頼むから・・おとなしくしてくれよ!!」と
独りごちてる自分に気づき
語ってることには・・気づいたが
その返事を・・聞いたことはなかった
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今は・・少し聞こえているような気がする

聞こえる・・と書けば耳だと思うのが普通だ
そこが・・間違っていた
土の言葉を聞こうとしたら・・
耳ではない・・指だ!

土に触れてる指で聞けばいい
しかし・・不思議なことに
目に見えてる指には・・聞こえない
だから・・
目をつぶって・・ロクロを挽いてごらん
壊れてもいいから・・目をつぶって・・
土が・・饒舌にもの言うのが判る筈だ

平たくいえば・・
土を自在に扱うというのは・・
径でも高さでもない・・厚みなのだ
厚み以外は・・目で見える
目で見えるものなら・・制御できるが
見えないものをどうするか・・?

目をつぶって・・指で感じればいい
目を閉じた途端に・・びっくりするほど・・
指が敏感になるのが判るはずだ

「土が・・聞こえる」・・私にはそう思える



昨日は・・久しぶりに
地元の陶芸家仲間と・・忘年会をした
広島焼きを食べて・・カラオケハウスで飲みながら喋った
5人で・・3時まで

さすがに・・即日更新ができず
しかも・・今朝は少し遠くまで
大皿を納品する約束だったから・・
戻って・・今書く羽目になってしまった

たまには・・こんな日もあると・・
来年古希・・朝帰りはちときついかも
反省!!・・はしてみたが・・






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by touseigama696 | 2011-12-29 16:39 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)