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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

カテゴリ:○ギャラリー( 99 )

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一昨日窯だしした・・新作食器の一部です

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全て糸抜きの那須紺染め

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慣れた紋様ばかりですが
それでも手間がかかるので
数は捗りませんが
ひとつづつ溜めてゆくしかありません


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失敗作を・・自分でも使いますが
暑い夏・・茄子紺は涼やかだし
日本人には馴染の深い色合い
気に入っています


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糸抜きでの幾つかのパターンを定番にして
新しいビジネスモードに対応してゆけるよう
作品をためてゆくつもりでいます


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目の手術から二ヶ月近く経過
改善されているのが分かり
細かい仕事には嬉しい成果です


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つい先日・・私の76歳の誕生日でしたが
今は亡き親父が亡くなったのが94歳で
大学をリタイアして完全に引退したのが
親父が残した日記に寄れば‥76歳
私もその年になったんだと
感慨深いものがあります

工房で・・こつこつと作り続ける日々が
段々に曖昧な時間になりつつあって
自分の発意で古い医学書の翻訳を始めながら
「仕事じゃないけどやれるとこまでやってみるさ!」と
数頁を未完に死んだ親父を
ふと思い出したりするのです

書斎のデスクに・・背を丸めてじっと座り
一日中ワープロで英文和訳していた親父
ロクロの前の私は・・たまにやってくる孫たちに
同じように映るんだろうか






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by touseigama696 | 2018-07-04 08:34 | ○ギャラリー | Comments(2)
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目の手術の前にいただいていたご注文
入籍を目前にした〇永クンご夫妻のオファーでした
どうやら焼き終えましたので
あとは・・数日後に来房の上
自筆でサインと記念日を書き入れてもらって
上絵焼きをして完成ということにします


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これでひとり分
パスタ皿・・カップ&ソーサー
多角のサラダボウルに飯茶碗
ぐい吞みは・・私からのプレゼント

これが二組というわけです


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先日「異色同根」で書いたパスタ皿
見こみを少し深くして
広いリムをつけた鉢っぽい皿
スカイブルーとイェローの化粧を打って
その上に同じ色の組合せで彩色しました
下の化粧泥と混色して
僅かに雰囲気の違った色合いになります


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愛はひとつだけど・・個性はふたつ
そんな思いを込めたつもりです


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ふたりとも
プロとして食の道を歩いています
いつの日か
ふたりで作るレストラン
美味しいだけじゃなく
お洒落なだけでもなく
居心地のよい店を作ってほしいものです





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by touseigama696 | 2018-06-23 06:14 | ○ギャラリー | Comments(0)
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今・・主力は糸抜きの那須紺シリーズで
麦藁手などの紋様が中心ですが


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糸抜き技法を使っての
洋絵具による彩色器シリーズも
カテゴリーのひとつになっています

殆どが線紋で
苦手の絵画紋は滅多に描きません


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これは茶碗です

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酒器セット

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水指

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四方皿

珍しく板づくりです

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カップ&ソーサー

泥彩の上で絵具を混色しています


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カップ&ソーサー

銀彩で白と黒のコントラストを作りました


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カップ&ソーサー

薄めの絵具でパステル風に・・

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水指

スポンジのタッピングによる混色
布目のマチエールを狙っています

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今月の「陶遊166号」で
紹介していただいてるのは
主にこのシリーズです

丁寧に技法解説をしていただきました





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by touseigama696 | 2018-05-01 21:59 | ○ギャラリー | Comments(0)
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いっとき・・この黑天目とも格闘した
黒釉と書けばプレッシャーはないが
天目を標榜すれば・・嫌でも伝来の由緒に照らし
「これは天目の黒じゃない」・・厳しい目が光っている
にもかかわらず・・よせばいいのに
「黑天目組鉢」と書いて・・応募してしまった
2001年・・第16回日本陶芸展だった
しかし・・これが初出品・初入選
プロ転向のきっかけになった

径25㌢ 高さ8.5㌢のこの組鉢で
高さは誤差0㍉・・径は誤差2㍉以内
自分で決めた基準だったが
6客組むのに・・30個は作って選んだ
同寸同姿への執着は・・ここが始まりだった


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黑天目釉は・・オリジナルで調整した
白土を使ったので・・土に含まれる鉄分は計算外
それなりに工夫が必要だった
これは還元で焼いている
黒の深みも口縁部の褐色も・・気に入ってる

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同じものを・・酸化で焼くと
ワインレッドの口になり
器体も少し明るくなる
冷ましの加減だったろうか
僅かに結晶も見えている
窯の火の不思議を感じたものだった


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それに別の鉄釉を重ね掛けして
酸化で焼いたのが・・このドラ鉢だ
鮮やかな赤で華やぐ


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その重ね掛けを還元で焼くと・・こうだ
結晶がくぐもって鈍くメタリック化する
これも好きで・・随分と作った

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掛け方焼き方で・・色々楽しめる
漆に近づけたい気分で・・これを焼いた
黒自体・・品性を問われる色ではあるが
赤を加えればなおのこと
難しさを一杯感じながらのこだわりだった


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この水指は
天目で焼いたものの中で
最も気に入った作品のひとつ
地元での個展の折に
ごく親しい友人が購入して
同じ地元の茶人に寄贈したやに聞いた

撮影が難しくて
腰の辺りに反射の影が入ったが
漆黒の器肌に・・秋の山並みが連なっている
懐かしい作品である


冒頭にも書いたが
天目は由緒ある伝統釉のひとつ
大きな公募展で競うには
私の力量では無理だと思った

日本陶芸展での第一部伝統部門
そして日本伝統工芸展を目指して
糸抜き技法に取り組みだしたのは
そこに自分らしさを求めたのだと思う

2003年の‣・第17回日本陶芸展
2007年の・・第54回日本伝統工芸展
ここから・・今につながる
糸抜き波状紋への挑戦が始まったのだった

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今でも・・黑は好きだ
だから糸抜き技法を使いだしても
作風を変えて・・挑んでいる


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この二作は
去年の柿傳での個展のために作ったもの
手許にはないが
定番にして・・勉強は続けている





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by touseigama696 | 2018-04-20 10:21 | ○ギャラリー | Comments(0)
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これらのぐい吞みは・・今はもう手元にはない
写真だけが残っているアマ時代の自作である

やきものに手を染めて
最初に好きになったのが・・粉引きだった

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これを・・粉引きと呼ぶのが似つかわしいか
もともと赤い土で白いやきものを・・が
狙いだった粉引きだから
白くなきゃ・・粉引きじゃないって言われそうだ

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でも私は・・土の鉄分を反応させて
紅斑をひく粉引きが好きだった
いわゆる御本手というやつである

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旧房時代・・ガス窯を使いやや還元で焼成した
あと10度も温度を上げたら
この紅斑は・・消えてしまう
程よく御本を引かせるのは・・案外難しい
これなんかは・・結構紅い
嫌うひともいるが・・それも一理である


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この手のぐい吞みの場合
器胎は指まかせのロクロがいい
ロクロ目・・歪みも生かせる

土と白化粧泥の工夫を重ね
白さの中に好みを求めて
随分と楽しませてもらった


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しかし・・やがて公募展に応募するようになり
個性が要求されて・・こうしたやきものから
段々・・遠のいていった

52歳からの晩学の陶芸では
独自な粉引きで個性を確立するなんて
到底及びもしないことである

先日書いた志野の鈴木蔵先生が
桃山志野を現代に再現させて手にされた個性が
どれほど凄いことか・・理解できる



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殆ど糸抜きによる制作に明け暮れた・・10数年
糸による線紋を描こうとして
ロクロの挽き方は・・随分変わった
ロクロ目や歪みは邪魔になって
糸のための造形が軸になった

その良し悪しは・・定かではない
今でも
エイヤッ!で止めるロクロは嫌いじゃない

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でもこだわってきたアイデンティティーが
思いがけない方向に私を引っ張るのを感じて
それが私の作風になるのかもしれないと
ひたすら従ってきたような気がする

作風の今昔
古い写真を眺めながら・・そんなことを思い
また別の作風にも・・思いが蘇るのだった




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by touseigama696 | 2018-04-19 05:15 | ○ギャラリー | Comments(0)

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先日焼いた・・切っ立ちの花器
糸抜きで麦藁手に加飾しました
出品を予定して焼いたのですが
底に傷が出たので
当然ですが・・出品は断念です

審査のある展覧会ではないけど
それでも・・NGです


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花を入れて盛ることはできます
実用に不足はなさそうなので
自家用に置いてみました

我が家の玄関は
こうしてみると・・モノトーン
違和感はありません

充分に納得できる作品は
なかなか思い通りになりません
失敗に慣れなきゃできない仕事なんです





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by touseigama696 | 2018-02-25 10:42 | ○ギャラリー | Comments(4)

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松戸伊勢丹のなかの・・甘味茶舗みつや
9月に展示替えした作品を
正月を控えて・・それらしく


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黒の器で閑かな秋を・・それが昨日まで


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茄子紺の空を突き破って広がる一閃の光り
新しい年を迎える気持ちを表してみたくて
この大鉢を飾ることにした


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キャンバス・アートの試作もやってます
色を合わせ・・重ね・・混ぜる
その変化は・・
まるでこころの在りようのように・・移り行く


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この作業・・案外スリリングで
ローラーを止める微妙なタイミングで
成否が分かれるみたいだ

まだ面白くてたまらないレベル
ほんとの勉強には・・もう暫らくだろな



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by touseigama696 | 2017-12-26 08:24 | ○ギャラリー | Comments(4)
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雨の日曜日
久しぶりに・・作品の展示替えに出向いた
年に4回ほど・・季節に合わせて変えている


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松戸伊勢丹の中にある「甘味茶房みつや」
地元の旧い友人〇井さんが経営してる
白玉粉のメーカーが母体のお店
創業300年を越える老舗中の老舗だ
玉三白玉粉は全国ブランドである

数年前・・〇井さんからの提案で
私の作品を展示してくださることになった
店内に置かれた古民具の箪笥の天板が舞台
ここに似合いそうな作品を
季節ごとに展示することにした


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6月の個展の前に飾ったのが・・これで
夏に向かう季節感をだそうとした


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昨日搬入したのは・・これ
どちらも糸で抜いた加飾を施してある
年末までのあいだ
黒い器で・・秋を感じて頂きたいのだ


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模様替えの日
このあんみつを頂くのが楽しみである
バターやクリームを多用したケーキ類は
自重して控えめにしてるが
その分・・和の甘味に切り替えて
あんこは大好物である

甘味のお店に男一人で入るのは
いささか気が引けていたが
展示替えにかこつければそれもなし
今では・・堂々と入れるようになった

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帰宅してから
下げてきた茶碗で・・茶を点てた

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台風の影響でか・・やや肌寒い午後
熱い茶が気持ち好い・・秋はすぐそばだ




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by touseigama696 | 2017-09-18 22:06 | ○ギャラリー | Comments(4)
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私は・・ハンドル作りがあまり得意ではありません
もっと数をこなせばいいのですが
ついつい苦手意識が働くので
商品化に努力しないツケのような気がします


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そんなせいも手伝って
個展の折には・・ハンドルなしの
フリーカップ&ソーサーを展示したのですが
お馴染みのお客様からの追加は
ハンドルをつけてほしいというご注文でした
どうやら無事にできました


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糸抜きによる那須紺麦藁手のセットですが
案外気に入っています

掻き落としや象嵌でもできますが
糸抜きの良さで
すっきりとした感じが狙いです

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Cup&Saucerですが
 Coffee&Cakeでもあります
その日の気分で
カジュアルに使ってほしいと願っています



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by touseigama696 | 2017-09-10 14:39 | ○ギャラリー | Comments(0)
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夕方になって・・窯を開けました

茶碗が主力の窯だったから
黑地に黑彩色・・白地に白彩色の
茶碗を四つほど・・ご披露です


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遠目には無地に見え
近くに寄れば細かい紋様
私の好きな江戸小紋が・・頭にあります


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同じ原理の・・白茶碗
白に白を浮き立たせてもらいたいのです


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淡いコントラストですが
その淡さを狙ったもので・・納得の地味
紋様の打ち方で・・表情が変ります
そこら辺に・・色々工夫が必要のようです



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花入れにもしてみました
地味な花が一隅を照らす
そんなときに似合う花器がいいなと
思うのです




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by touseigama696 | 2017-03-06 02:21 | ○ギャラリー | Comments(0)