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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

カテゴリ:●愛しきものよ・・( 54 )

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在りし日の・・「あいつ」です
我が家にやって来た時に持参した血統書には
確か柴桜号とあったような・・そして
我が家で命名された名前は・・桃次郎
長男の息子に敬意を払って・・次郎にしたのです

でもね
フルネームにすると・・柴桜桃次郎
まるで親分さんみたいです


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2016年10月29日
この日の朝・・最後に撮った写真がこれで
私に体を預け・・妻が撮ったもの
力はなかったけれど・・体の温みは今も覚えています

そしてこの日の夜中・・妻のベッドの脇の毛布の上で
おしっこの始末をしていた僅かな時間に
そっと独りで逝きました

17年を我が家で過ごした彼のために
今でも・・リビングのテーブルの脇に
居場所があって・・そこでいつも家族と一緒
私が作った骨壺・・ここが彼の終の棲家になりました


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我が家に現れたときの彼が・・この写真
柴犬というより・・まめ狸でした

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先日・・教室で最後の稽古日に
生徒さんの〇谷さんが
「このお人形・・桃次郎みたいだから記念に」
とプレゼントしてくれました

色白な桃次郎・・ほんとこんな雰囲気でしたから
17年が蘇ってくる思いで・・彼の席を作りました

あの朝から丁度2年・・朝食の折りに
手が滑って食べ物を床に落としたりすると
思わず・・「ほら桃次郎!ウィンナやるぞ!」
あの頃を思い出しています

我が家のペット歴は・・桃次郎で最後です
今度は・・見送るのがどっちだか?
面倒を見ることはできても
面倒見てもらえるか・・判らんもんなぁ!





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by touseigama696 | 2018-11-01 07:38 | ●愛しきものよ・・ | Comments(2)
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昭和20年前後の10年ほど
私の父方の祖父母は・・叔父と同居して
戦争からの疎開とそれに続く混乱の時期を
茨城県のさる気象観測所の官舎で過ごしていた
叔父は・・その観測所の所員だった

物心ついた3歳くらいから10年
毎年春休みだの夏休みには
私は・・祖父母を訪ねて
広々とした観測所の敷地の中で
同じ所員の子どもたちと
泥まみれで遊んだものだった

観測所の正面入り口には
左右二基の石でできた地球儀が立っていて
観測所のシンボルになっている
近年訪れる機会が減ったが
この地球儀今もあって・・昔のままの筈である

訪ねれば・・まだヨチヨチ歩きだった幼い私は
決まって向かって左の地球儀の傍らに
佇む祖母の胸に飛び込むのが常だった

私はこの祖母にひたすらに愛された
仕事で多忙だった母親よりも・・居れば
もっと長い時間を祖母と過ごしたような気がする
今思えば・・最も祖母らしい祖母
下町育ちの母方の祖母の厳しさはなく
ひたすらに優しく穏やかな祖母だった

昨日・・古い写真を整理していて
懐かしい写真がでてきた
その祖父母のものである


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観測所の敷地内で撮ったもの
裏に叔父の添え書きがあって
父77歳 母70歳とある
いかにも長年連れ添った老夫婦の
自然な佇まいが穏やかな写真である

じっと眺めていて感慨深いものがある
このころの祖父母の感触は
声も温もりも・・耳や手に残っているが

祖父77歳は・・ほぼ私の今の歳
祖母70歳は・・私よりも若いことになる
私の妻は同い歳だから・・同じく祖母よりも上だ

今思い出しても
とうに現役からはリタイアして
文字通りの隠居生活
長男だった私の父が中心で
兄弟姉妹5人が奪い合いで面倒を見ていた
従兄たちもみんな・・この祖父母が好きだったのだ

やはり時代は変わったのだとしみじみ思う
このころの祖父母よりも
多分我々夫婦のほうが自分で出来ることは多い
体も動くし・・行動範囲も広い
そしてその分・・年寄りらしい穏やかさに
もしかしたら欠けるかもしれない


私が高校生のときに先立った祖父
我われ夫婦があと三日で結婚という間際に
待ちきれなくて亡くなった祖母
どちらも半世紀以上昔のことである

あの地球儀の脇に立って待つ祖母を
ひたすらに懐かしく思い出す
とうとう追いついてしまった歳
これも典型的な老人の懐古だろうか
だがそれでもいい・・と思っている





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by touseigama696 | 2018-05-08 09:18 | ●愛しきものよ・・ | Comments(3)
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三個のジャガイモだったり
三匹の豆狸だったり
その都度・・言いようは違っても
日に日に育ってゆく
我が家の宝物に変わりはない

「暮れ」が「新年」を背負って
賑やかに飛んできた・・27日のことだ

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去年はこの二人で・・三人目はお腹の中だった


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今年は
三男もママのお腹を飛び出して・・飛んできた

男子三人・・育ちざかりになったら
さぞかし地響きでもするに違いない


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長男陸翔(りくと)6歳
来春は・・黒いランドセル背負って
小学校入学・・ついこの間
お食い初め一式作ったような気がするが
今では・・しっかり弟二人の面倒もみる
頼もしくなったものである

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次男登太(とうた)3歳
いずれ兄と弟に挟まれて
微妙な調整が要りそうな立場だが
とてもひょうきんで
中々賢そうな発信力を秘めている

三男にママをとられても
じっと耐えてるらしき風情も
実に健気なのである


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三男哲平(てっぺい)0歳
我が家に初お目見えで
ここも自分ん家って分かるまでに・・二日かかったが
どうやら昨晩あたりから・・自信をもったらしく
兄二人より強権で・・我が意のままをねらっている

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6-3-0だから・・こんなに可愛らし気だが
18-15-12になった・・どうなる?
ちと心配してみたが
分かったことは・・多分
簡単には三人で寄ってくることはあるまい・・だ

そこまで生きてられるかどうか
でも・・かけがえのない宝物
仮に・・少々お勉強に不足があっても
元気に逞しく育ってほしい
そう願うばかりなのである

今夜・・彼らの叔母が帰省し
明日には・・彼らの父親も飛来する
賑やかな元旦は・・すぐそばだ

僅か数年の差で
ひ孫を見ることなく異郷に去った・・亡父亡母
もし存命だったら
「おい!・・誰か医者にならねぇか?」
お年玉チラつかせながら
かき口説いているかもしれないな・・




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by touseigama696 | 2017-12-30 11:01 | ●愛しきものよ・・ | Comments(10)
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壁に掛けたこの遺影を撮ったのは
去年の今日の・・午前中だった
陽ざしの暖かい朝だったように思う

そして・・同じ日
これを書いている今から数時間後
妻の部屋で寝ていた桃次郎は
妻が僅かに目を離した隙に
黙って独りで旅立った
それが・・柴犬の矜持だったろうか

今はこうして
私の作った骨壺の中で
妻の背中越しに座っている
家族の様子が一番よく見える場所なのだ

「モモジロウ!・・ハム食べるかぁ?」
ときどき・・こちらも声をかけるが
答えてはくれない
でも・・生前と一緒できっと通じてる


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娘に抱かれ・・娘の贈りものとして
我が家にやってきた桃次郎
まるで豆狸だった


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やがて成犬ともなれば
正統な血統が物をいうのか
凛々しい柴になった

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朝晩の散歩が一番の日課
私と妻の交代で連れ歩いたが
散歩させているのは・・我々なのか桃次郎なのか
いつもこちらが引っ張られていた

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彼は・・17年の生涯を
室内と二階のベランダで過した
庭はあったが建物の陰で暗かったから
日当たりの良いベランダが・・彼の庭だった
朝になると・・このガラス戸からベランダに出た

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豆狸のころからの愛用のかごが
彼のお気に入り・・狭いだろうに
大きなお世話とばかりだ

このベランダに扉はなく
外階段から逃げることもできたが
まるでエアードアーがあるみたいに
決して階段を下りることはなかった
どうしてそう決めたのか・・今でも判らないが
逃げる必要もない・・安穏な生活
もしそうだったのなら・・そりゃ嬉しいというもんだ


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無駄吠えもせず・・あちこち疵だらけにするでなく
性格の優しい柴だったから
近所の子どもたちにもされるがままに
撫でられていて・・人気者だった


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我々と一緒に転居して3年
ここは彼にも隠居所だった
階段も床も敷物が敷かれ
滑っても転んでも安全を図り
居間から玄関は・・エレベーター
お犬様の晩年・・枕つきで寝ていた

17年という歳月は
我が子でも青年に育つ時間
桃次郎も・・大事な我が家の家族だった
一年たっても・・喪失感に変わりはない

在りし日の彼を思い出しながら
夜は更けてゆく



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by touseigama696 | 2017-10-29 00:11 | ●愛しきものよ・・ | Comments(4)
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この週末・・妻を連れ立って
大雨の中・・久しぶりに大分に飛んだ

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長男夫婦の間に生まれた・・我が家のお宝
三個のジャガイモたちを訪ねるためだ
陸翔 登太 哲平
6歳・3歳・0歳
このジャガイモたち・・3年ごとの豊作だ
色々な祝事を束ねて訪ねた

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一つ目は
長男陸翔にランドセルをプレゼントすること
来年はいよいよ小学生になる
始めてお食い初めの器一式を作ったのが
つい昨日のことなのに・・早いものである

既に気に入ったものを選んでいたので
それを贈ることにした

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二つ目は・・三男哲平との初対面である
個展準備の真っ最中の誕生だったから
妻にまかせ・・お食い初め一式届けて
会えずじまいだったのだ

改めて抱いたが・・これまた
あっという間に大きくもなり・・重くもなった

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これが次男の登太
兄と弟の間に挟まれて・・いずれ
微妙な力関係を要求されそうな立場だが
よくしたもので
茶目っ気たっぷりの日々
きっと上手いことやってのけそうだ

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この春からは
兄のお下がりではない・・新品の制服を着て
兄と同じ幼稚園に通い始めた
これが三つ目の祝い

ついでにこの一枚の写真
全景は遠慮しとくが・・息子夫婦は
三人の男の子たちを・・伸び々と暴れさせたくて
今年になって
足音に気兼ねした・・それまでのマンションを出て
新築の戸建てに買い直した

その玄関に立つ二人なのである
狭いが庭もあって・・デッキテラスもある
バーベQではしゃぐ三人が目に浮かぶ
新居移転・・四つ目の祝いである

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最後にもうひとつ・・この二匹の猫
息子夫婦の10年をつぶさに見てきた
家政婦は見た!・・かもだ

左がタロウ・・右がチャー
タロウは新婦の連子で
チャーは新郎の連子だ
だから
新婚の日々から一緒だった
人間でなら既に80歳も過ぎた老猫
三人の孫たちを見守りながら
今なお元気な毎日を過ごしている
これを五つ目にしよう

今は日に日に育ってゆく三個のジャガイモたち
我々老夫婦には
かけがえのない三個のジャガイモである
ホクホクとして土が匂う
豊かなジャガイモに成長してほしい

そう願いながら
二泊三日を経て・・同じ雨の中
帰りの便に乘ったのだった



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by touseigama696 | 2017-10-17 10:54 | ●愛しきものよ・・ | Comments(6)
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8年前の晩秋・・いつものように
桃次郎を連れて朝の散歩にでかけ
いつものように・・ジョンの住まいを訪ねた

しかし
この朝のジョンはいつもと様子が違っていた
私に飛びつこうとしているが
表情が険しいのだ・・何かを訴えていた


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ジョンは・・ここで飼われていた
今風なら
リバーサイドのウォーターフロントだ
飼い主のおっちゃんは・・いわゆるホームレスで
この川の畔の橋の下に小屋を作って住んでいた
時折り・・仲間と朝食してる姿を見かけ
シャレてるじゃん・・そう思ったものだ

  
ジョンと我が家の桃次郎が縁で
いつとはなしに
おっちゃんとも仲良くなった
事情があってのことと
名前も聞かず・・歳も知らないままだった

でも気を許してくれてのことか
問わず語りに聞いた話は
この暮らし・・楽ではないなだった

「こいつに生肉食わせるのが大変でさ
知り合いの肉屋で余り物買って
鍋で煮て傷まないように食わせるが
月に一万もかかっちゃうんだよ
でもさ・・それだけが楽しみなんだ
こいつの人懐っこさに救われてるもんな」

少しも投げやりなところのない
穏やかで優しいおっちゃんだったし
ジョンも私になついて
近寄ればすり寄ってだきついてくるのだった

冬などは・・さすがに寒そうで
体の大きさは少し合わなくても
なくても済む衣類を運んだり
頂き物の食材食料とか
到来物の酒持参で差し入れたりしてた

「こんないい酒一人じゃもったいないから
ともだち呼んでやっていいかい?」
振る舞えることが嬉しそうだった


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こんなつきあいが1~2年続いての・・その朝
ジョンの様子は・・いかにも異様だった

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初めて・・おっちゃんの小屋の
ドアの隙間から中を覗いた
病気で倒れてはいないかと心配したからだ

やはり掘っ立て小屋ではある
でも・・おっちゃんが丹精込めた我が家
それなりに小ざっぱりしてはいたが
いわゆるもぬけの殻で
ひとが抜けたままの姿で・・布団が敷かれていた
枕もとの・・電池だけが頼りの携帯ラジオ
電灯が灯ることのないこの部屋で
暗い夜の楽しみは・・これだけだと
話していたのを思い出した

それまでに
おっちゃんがジョンをつないだまま
長い時間でかけることはなかったようだし
ジョンの餌鉢が渇いてることもなかったから
それに・・ジョンの異常な悲壮感

不吉な予感がして・・もうひとつ下流の
橋の下に住むおっちゃんの友達を訪ねた

「あぁ~おっちゃんな
三四日前だったかな
ともだちと一緒に飲んでてさ
どういうわけか喧嘩になっちゃって
取っ組み合いでふたりとも
川にはまって死んじまったのさ
ジョンは・・今日明日に
別のともだちが引き取るって
言ってたけど・・どうかな」


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あの日のジョン
どう見ても・・涙目である
泳いだ目が探してるのは・・おっちゃんだ
死んだと判っているのかもしれない
きっと目の前で溺れたに違いない
それを私に伝えようとしていたんだろうか

急いで自宅に引き返し
桃次郎のドッグフードを車に積み
ジョンの餌鉢に溢れるほど入れた
今のジョンに腹は空かせたくないと思った

翌日の朝・・やはり気になって訪ねた
しかし・・そこにジョンはいなかった
無事を祈るばかりだったが
あれが・・ジョンを見た最後の日になった

今思えば
おっちゃんは悪い死に方じゃない
あのままあそこで
厳しい暮らしに耐えるには限界もあったはずだ
病気で独り寝込むことを考えたら
いかにも不安だったに違いない

互いの境遇を共有しながら
仲のよいともだちが・・酒のせいでか
他愛ない喧嘩で・・じゃれて取っ組み合い
抱き合って死んでいった
ホンワカしたものさえ感じるのだ

ジョン!・・ところでお前は今どこ?
あれから8年・・微妙な時間だ
もしかしたらあっちで
またおっちゃんの世話になってるかもだし
桃次郎とも再会できたかもしれない

短い歳月だったが
忘れがたいつきあいだった



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by touseigama696 | 2017-09-16 19:41 | ●愛しきものよ・・ | Comments(7)
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去年の今頃・・晩年の桃次郎です
殆ど妻の部屋・・ときどき私の部屋を
行ったり来たりの日々でした

私が作った骨壺に入ってやがて1年
まだ喪失感は残っていますが
もの言わぬ無償の愛
沢山の思い出が蘇ります

数日前・・私のPCの家庭教師syuちゃんから
メールが届き


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この写真が送られてきました
「もも」・・とだけ書いてあったので
ふとどこで撮ったいつ頃の桃次郎だろか?
いぶかし気に見たのですが
syuちゃんに電話して・・判りました

この「もも」は
桃次郎の末の娘なのです


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桃次郎が5~6歳の頃
束の間でしたが・・結婚したことがあります

左が桃次郎・・右が嫁のマロンです
実はこのマロンちゃんの飼い主が・・syuちゃんなのです


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やがて四匹の息子と娘が生まれ
マロンの決死の育児は
ひともかくあるべし・・を思わせるほどに
献身的で感動させられたものでした

何もせずにのほほんとしていた関白亭主の桃次郎
今となれば未亡人のマロンに
せめて感謝の一言くらい残せればよかったのに
ここでもまた・・もの言わぬ愛だったのだろうか

この四匹のどれが末っ子「もも」なのか
私には判りませんが・・柴だからとはいえ
桃次郎だと言われればそうかと思うほど
面影を感じて・・ひとしきり懐かしく見ました

桃次郎は異郷ですが
マロンと子供たちの無事をこころから願いながら

桃次郎が家族の一員だった16年を
無性に切ない思いで・・偲んでいます



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by touseigama696 | 2017-08-15 23:26 | ●愛しきものよ・・ | Comments(4)
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窯を開けたら・・これが
どうやら無事に焼けていた

万が一のために用意しておいた
二の矢は無用で済んだ

三番目の孫・・哲平へ
爺からの贈りもの
かつて上の二人にも作ったので

「お義父さん!・・
個展の準備で忙しいから
お兄ちゃんの支度を使い回しますよ」

嫁が気遣ってくれたが
そこはさすがに断って
三組目のお食い初め一式を作った

今回の個展で多用する
茄子紺で染めた麦藁手の器
来週には・・妻が携えて孫のところに飛ぶ
一緒に祝いの膳を囲むことはできないが
ラインで送られてくる写真を見てると
日に日にすくすく育ってくれている

男の子三人・・賑やかそうだ
何でも食べる逞しい子になれ!
爺は・・そう願うばかりなのだ



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by touseigama696 | 2017-04-29 00:39 | ●愛しきものよ・・ | Comments(4)
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閑話休題・・さて本題のやきものに戻ろう!

GWになったら
妻は三組目のお食い初めセットを抱えて
息子一家のところへ飛びます
長男・次男に続く三男哲平の
お食い初めの祝いが待ってるからです

個展の準備もどうやら峠を越えて
大慌てで哲平に取り組んでいます
峠を越えたとはいえ
一緒に出向くにはまだ慌ただしく
私は工房で留守番

双方の爺の名前に共通する「哲」をもらい
父親に名づけられた「哲平」
恙なく健やかに育ってほしいと
祈りを込めて・・これから窯で焼きます

この手の儀式食器に
しきたりがあるのか定かではありませんが
私の持ち技糸抜き技法で茄子紺に染める器に
ひとつだけ・・こだわりました

外側には麦藁手に紋様を入れましたが
器の内側・・つまり見込み側は
真っ白のままです

誕生して最初のお食い初め
父と母の手で盛られる食事が
その真っ白な器で血となり肉となり
逞しい体を育てる最初の色合いに
なってほしいからです

男の子三人・・賑やかです
送られてくる写真を眺めていても
床に足音が響くようです

その足音と大騒ぎを予期して
マンションから戸建てに越した息子一家
折角の親の愛に・・すくすくと育てよです

個展が済んだら・・顔を見に行くつもり
何てったて・・
まだ初お目見えもしていないのです



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by touseigama696 | 2017-04-24 04:40 | ●愛しきものよ・・ | Comments(0)
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老中というと・・幕閣で大老に次ぐ要職
徳川300年で26人しかいないらしい
井上河内守正直は・・幕末期に老中だった

遠江浜松藩最後の城主だが
この城の祖は家康だから・・
幕閣にふさわしい由緒ある藩である

この城で・・井上河内守正直に仕え
年寄りにまで昇りつめた老女が
実は我が家の初代である・・』

この辺りの話は
『老中・井上河内守正直』2011/05/20で書きました
なんとリンクしようとして・・巧くゆきません
お手数ですが・・日付で飛んでいただければです

日がな工房でこんなもの作ってる・・私が
この初代から数えて6代目
昔風なら・・本家の六代目ということになります

私に兄弟がなく
一人だけの叔父に男の子なく
仮に・・私が独身を通したり
結婚しても・・嫡男に恵まれなければ
又々昔流だと・・お家消滅というわけです

お家が問題になるような時代ではありませんから
まるで気にしていませんが
それでも我が家に姉一人の長男が誕生し
7代目は確保されたのでした

不思議なことに
数多いるいとこたちの中で
従兄・従弟に嫡男がおらず
そこでは・・いずれ苗字が消滅するので
我が家の7代目は独っきりの直系
タイトロープな家名だったのでした


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さて・・この二人
我が家の8代目兄弟です
養子にでもいかない限り
二人とも・・同じ苗字を継ぐでしょう
タイトではなくなりましたが
かてて加えて・・この二人のママは
目下三人目をお腹で育てています
それがまた男の子と判っていて・・三兄弟
家名は・・かなりワイドになってきました

昔なら・・それこそお家安泰のメデタシでしょうが
今では・・
「おい大丈夫か?・・三人大学にとでもなりゃ
結構大変かもよ」・・そういう時代です

昨日2人の孫と1,5人の母が・・空路飛来して
隠居所は急に賑やかかになりました
5歳の兄と2歳の弟です

この二人の・・父と姉の叔母も3歳違い
弟の面倒を見ながら遊んでいたのが
ついこの間のようにしか思えないのですが・・
40年はうたた夢・・幻の如くなりです

大晦日までには
その父と叔母も帰省して新年を迎えます


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合間をみては・・工房に戻り
気ぜわしく・・仕掛りの仕事を続けています

「ジイジィ!・・サンポイコォ!」
勝てませんねぇ~



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by touseigama696 | 2016-12-30 00:07 | ●愛しきものよ・・ | Comments(5)