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カテゴリ:●フォト散歩( 52 )


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10数年前のファイルにこの写真があった
ピアノを弾く少女の人形である
どうして手許にあったのか覚えていないが
リモージュブルーが好きで書架に置いてあった



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転居に紛れて紛失したが
何処かにひっそりと眠っているかもしれない


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この2週間細かい作業に追われ
少し目が疲れている
そんなときはメルヘンに身を寄せて
束の間の安息がいい


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高価な人形とは思えないが
涼し気な目元 そして上品な表情がいい

最初に少女と書いたが
もしかしたら若い母親の表情かもしれない
子どもに聞かせる子守唄が聞こえそうだ



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リモージュブルーを思わせる茄子紺は
今私の座右にある色で
自分で調整した色合いを気に入っている

染めつけの器に惹かれて今の仕事があるが
その発端はきっとリモージュブルーだと思う

遥かな遠い日に
取材で訪ねたリモージュで買い求めたカフリンクは
半世紀もの間今でも大事に使っている



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自作のカップ&ソーサー




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by touseigama696 | 2019-07-25 09:06 | ●フォト散歩 | Comments(4)

雨の代官山

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久しぶりに代官山に出向いた
限りなく雨の気配の濃い午後だった

仕事での新しいビジネスチャンスの提案を頂いて
そのご相談の所用を済ませた後
いつだったかテレビが取り上げた
代官山の蔦屋書店に入ってみた
これはもう本好きにはたまらない雰囲気である
日本橋の丸善でも味わえない贅沢な空間

店内の其処此処にある座り心地の好いソファーで
やっと見つけた好きな本を抱え
cake & coffeeのひと時
そぼ降る雨が落ち着きを濃くしてくれる

新しいビジネスチャンスが実れば
ここを訪ねる機会も増えるかもしれない
それも楽しみになりそうだ



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映画のライブも豊富なので
思わずこの映画の在庫を訊ねたら
即座に持ってきてくれた

美しき諍い女(うつくしきいさかいめ)
懐かしくも好きな映画
だから買い求めることにした



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老いたる画家と若いモデル
とりまくひととひとの確執
絵はそうした人間模様の上に表現される
情念の塊なのかもしれない

映画とはいえ
老画家がインクをつけたペンで
叩くが如く描きつけるデッサン帳の迫力
30年前に見たときにも感じたものを思い出す

新しい仕事のチャンスのことも
この映画のこともまだ途中
いずれ改めてということにして
今朝もまた外出の準備である




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by touseigama696 | 2019-07-12 08:41 | ●フォト散歩 | Comments(2)

追憶の築地



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築地市場から見た勝鬨橋である
最後に跳開したのは1970年
その頃仕事場は東銀座にあって築地は遠くない
子どもの頃から最後の日までの間
何度も跳開を橋の上で待ったことがある
20分位かかったらしいが
今ならきっとカメラ片手の見物客で混雑しただろう
昔は営みだったことが今は観光
子どもたちの人気スポットかもしれない



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10数年前の築地市場の船着き場である


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勿論市場は現役で動いていたが
早朝の競りが終れば静かになった


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静寂と喧騒の対比こそ市場の鼓動だった


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山積みされた梱包材が片づくと
市場は鼓動を休める



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魚の残滓を求めてかもめが集る


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凄まじい戦場と化して鳥たちは賄い食に体当たりだった
しかし
豊洲に移転した今 鳥たちも移住して
無菌室のような新市場に慣れただろうか




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市場が終っても場外は賑やかだった
ここにくればいつでも年末の風情
買うも食べるも幸せそうな笑顔が並ぶ
魚介はやはり日本人のメインディッシュ
ここのマグロが動かないと元気がでない



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築地を撮ってるだけで飯食ってるカメラマンもいるらしい
魚の相場はここが握ってるのかもしれない



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「カニ」「まぐろ」
そそられるビッグブランドだ
「蟹」「鮪」と書いちゃそうはいかない
字ずらがそのまま食欲につながる
だから読めても書けないもんである



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この写真を撮った10数年前のある日
その日のランチがこれだった
詳しいことは覚えていないが
茶づけの三種盛みたいだ
幾らしたんだろう

追憶の築地
あの小汚ささえやはり懐かしい
勝鬨橋が閉じ 築地も閉じた
昭和は遠い

子どもの頃
明治は遠くなったと云うのをしばしば聞いた
今となれば
明治は江戸に引っ張られた衛星のようでさえある
時代は動きを止め 動かぬ歴史に変わってゆく



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水指 自作




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by touseigama696 | 2019-06-20 22:13 | ●フォト散歩 | Comments(2)
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転居する前の旧居時代 程近くにハーブ園があった
広い敷地は素朴なイングリッシュガーデンのようであり
花の近くにはターシャの姿が見えるようだった


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窯焚きを終えてほっとした朝
読みかけの本とカメラをもって訪ね
ここでボンヤリする時間が好きだった


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5月の頃には一杯花が咲いていた


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庭の花を一輪添えてCake&Coffee
結構贅沢な時間だった


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花って「草が化けて」・・と書く
もしかしたら
針葉樹が花に化けたあの日が発端?
1億年前の白亜紀のことだ


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あの日からずっと
花はひとことも物を言ってない
1億年もの間だ

それでいて花は人間の傍で
問わず語らず慰め癒しつづけてきた


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もの言わずして・・なお花
花たるべし


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あのハーブ園
近頃訪ねる機会はほとんどない


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原初の花はアンボレラというらしい
ニューカレドニア島に咲いた花だという
それが1億年前のこと

あの「天国に一番近い島」での出来事である


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やがて虫のお陰で装いも華やかになり
「草」は「花」に「化けた」のだ


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無言で眺めるいちまい・・


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もの言わざれど・・花
花なり


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白釉一輪挿し
もの言わざれども・・旧作



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by touseigama696 | 2019-05-31 09:20 | ●フォト散歩 | Comments(6)
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所用があって・・極く親しい地元の友人を伴い
久しぶりに富士の家に出向いた
彼の娘婿殿が運転してくれて・・楽な道中だった
婿殿の嫁・・つまり親友である親父の娘は
生まれて間もない幼いころから
夏ともなれば・・家族連れでここに来て
我が家の子らと・・一緒に遊んで育ったっけ

楽走を狙っての早朝ドライブだったから
7時ころには到着・・要件も済んだ9時過ぎ
折角だからと・・富士の五合目に案内した

ここは雲の上・・雲の下が嘘みたいに
燦々とした陽射しが・・雲海を純白に染めていた


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雲の上は・・いつでも晴れている
当たり前のことだが・・確かにそうで
雲を濡らす雨・・って聞いたことがない

でも・・これってあんがい暗示的だ
どんな仕事も・・どんな人生も
ある時期必死に努力して
ひとたび雲の上に顔を出せれば
そこからさきは・・いつでも晴れてる
つまりは・・雲の上のひとには曇りや雨はない
頑張っただけのことはある・・とでも
なるほどと思いつつも・・時既に遅しである

ただ少し年とると
好い天気の日にしか出かけないから
結構いつでも晴れてるってば・・晴れてるな





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by touseigama696 | 2018-06-18 23:52 | ●フォト散歩 | Comments(2)

日本のマンハッタン

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子どもの頃
この川のほとりの浜町に・・従兄一家が住んでいた
終戦直後のことであれば
戦災の傷跡も深く・・焼け跡の平地に
力なく流れていたような気がする

隅田川・・あれから70年余
今この川は川ではなく・・隅田河かもしれない
高層ビルに包まれ・・峡谷を走る大河のようである

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今朝・・いつものように
浅草のかかりつけ医で健診を受け
その後・・銀座の画廊で
同級生の写真展を見る予定で出かけ
浅草から銀座までは歩くつもりだった

しかし
天気も良く・・暑いくらいの陽ざしでもあったから
予定を変更して・・受診後
吾妻橋から船で・・浜離宮まで渡った
その途中が・・この写真
日本のマンハッタン・・そんな趣きがある
前の船の後に続けば・・やがて浜離宮である


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ここにも「江戸」が「東京」と共存している
この門から「江戸」を出て・・少し歩けば
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昂然として・・「東京」がそびえている
その対比は・・150年では到底埋められそうにないが
しかし・・実際に目の前にあれば
やはり驚嘆するしかないのだ

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更に予定を変更して歩き続け
久しぶりに大門の新亜飯店でランチと決めた

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ここで食べるなら・・小籠包と決めてる
今でこそ・・横浜だけでなく
美味しい小籠包を味わえるが
随分長いこと・・浜松町のこのお店が贔屓だった
東京オリンピックのあった1964年が創業だとか

この店の近くに・・私がテレビの世界で
初めて勤め始めた会社があったせいで
つきあいが始まったのは20代半ばから
それも50年を越え・・懐かしい味になってしまった

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うっかり頬張れば・・火傷しそうな熱い肉汁
騙しだまし・・口で冷やして食べたものだったが
今日は・・ノンアルのビールに手伝わせて
火傷せずに食べることができた

食べ終えて・・結局その後
浜松町から銀座まで歩き・・写真展で
同級生のA君の作品を拝見して帰宅したのは
ほぼ夕方・・2万歩歩いた一日だった




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by touseigama696 | 2018-06-06 00:54 | ●フォト散歩 | Comments(2)

黎明の富士

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30代から50代くらいまで
毎週のように滞在していた富士の家
慌ただしい年代に・・冷たい山の空気が美味しかったし
我が子たちも仲間の子たちも
駆けずり回るのを眺めるのが癒しだったのかも

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冠雪の富士がきれいなのは言うまでもないが
雪のない富士だって・・夜明は殊更に美しい

我が家から30分も走れば
順番に富士五湖が現れてくる

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独りのときなど・・夜中に千葉の家を出て
未明に本栖湖着
夜明けを待ってレンズを向けた

ぼんやりしていて・・でも確かな存在感
単峰の山として・・やはり富士は抜きんでている

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我が家のベランダからも
正面の富士が正客の朝飯だった

さすがに東名100㌔強のドライブが
億劫になってきたし
宿泊するのだって・・結構エネルギーが要る
孫たちを招待するには・・如何にも遠すぎるのだ
さりながら処分するにも手間がかかる
まだいい情報は聞こえてこない

暑くも寒くもない隠居所にいて
穏やかに暮らしていると・・これが一番

富士に会う機会が・・どんどん減ってきても
存在感に変わりはない
過去画ではあるが・・久しぶりに
黎明の富士をご一緒しませんか?





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by touseigama696 | 2018-05-09 06:18 | ●フォト散歩 | Comments(6)

上州の「秋」

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個展に向かって
工房にじっと潜っていたころ
全てが終ったら
工房を離れ・・少しゆっくりしたいと
密かに願って・・親友夫婦と約束してた旅

混雑を避け・・週明けを待って
車一台に四人で・・上州に出向いた
一番の目的は別にあるのだが
それは別項で書くつもりで
今朝は・・上州の秋のご紹介である

榛名湖から望んだ榛名山
台風一過の秋晴れに・・見事な姿を見せていた
清冽な空気・・自然を内側から輝かせる光り
この瞬間・・ここにいるだけでそれが秋
運のよい日に居合わすことができた


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泊まった宿の女将の紹介で訪ねた
川場の吉祥寺・・見事な山門の周囲は
それを包むがごとき赫々たる紅葉で
花の寺らしい・・煌びやかな秋だ


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台風は
夏を秋にめくり替える緞帳のようなものだが
最近は・・この緞帳が
穏やかな里山に途方もない被害を与えて
折角の秋も無残がしばしばだが

たまたま巡り合えた美しい秋に
感銘一入なのだった



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by touseigama696 | 2017-11-01 07:56 | ●フォト散歩 | Comments(0)

谷中界隈

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個展会期中の一週間・・毎日
日暮里で京成電車から山手線に乗り換えて
新宿に通った

大昔・・中高時代
日暮里駅は私にとって通学駅だったが
懐かしさを失うほどに・・すっかり様変わり
だからともいえるが
個展が終わったら・・久しぶりに
この駅から母校までの道すがらや
谷中せんべいの先を左に曲がって
朝倉彫塑館から上野の藝大に向かう
明治大正が馥郁とする
あの大人の散歩道を歩こうと思っていた

今朝・・浅草でかかりつけの主治医に
いつもの健診を受けた後・・ひとしきり谷中にいた
この季節の谷中・・小ぬか雨が似合う

思いつきで路地を曲がると
こんな建物に出会うが
その旧屋が・・今でも現役なのがいい
真ん中の井戸を囲む数軒の狭間に入れば
まさにタイムスリップの世界
手作りの菓子パンを買ってスリップを楽しんだ

カメラが壊れて・・これ一枚だけ
ここでは・・カメラも生きにくいのかも

暫らく彷徨って
やがて高校生だった頃
毎日のように寄ってはラーメンを食べた
懐かしい「あ〇ま家」であん蜜を頼んだ

あの頃面倒見てもらった女将さんは
当代の母親で・・後を継いだ当代は
私と同い年・・そして
店番をしていたのは先代の孫娘
随分と古い話になった

個展準備の終い頃の半年閉じ籠った工房を出て
何も考えずブラブラ歩いてみれば・・体が蘇る
帰宅してマッサージに出向き
更に疲れは薄らいだようだ

今夜は珍しく夜更かしである



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by touseigama696 | 2017-06-14 00:32 | ●フォト散歩 | Comments(2)

2006年の表参道

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今見ても・・タイムラグを感じない
2006年2月・・あの頃もおしゃれな街だった

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原宿から青山通りに抜ける・・表参道


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都会は・・グラスウォールに自らを映し
化粧直しをする


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TRFが・・2/15日にLif-e-Motionsを発売すると
巨大なボードを走らせている

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間違いなく2006年の・・ある日である
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そして・・この日
表参道HILLSがオープンしてる
馴深かった同潤会アパートが消えて
生まれ変わった日でもあった

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人ごみの中・・足音は一つ一つ響く
音のするシューズ・・それが都会なのだ

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表参道は
見る街だけど・・見られる街でもある
歩いてるひとは
みんなそう思ってるみたいだ

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さりげないロゴでも
Diorはどこ?
誰も聞いたりしない
知りつくした人たちの街なのだ


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お洒落でいたけりゃ
ユーモアはサプリメントみたいなもん
退屈したマヌカンに話しかければ
ちょっとぐらいなら・・ポーズ変えてくれそうだ


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独りで珈琲ブレイクできる女性
ここでは・・きっと当たり前のこと
10年前もそうだった

2006/02/12撮影
大人の街なら・・10年くらいじゃ
あまり変わらないもんだ
そんな気がする

回顧フォトで三日間
さて・・仕事に戻らねばである



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by touseigama696 | 2016-06-14 03:36 | ●フォト散歩 | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696