人気ブログランキング |

カテゴリ:●畏友交遊( 185 )

d0085887_23484078.jpg


池田さんと初めてお目にかかったのは6月の半ば
新宿柿傳ギャラリーで
私も在籍している陶葉会の展覧会場でのことでした

あれから一ヶ月半しか経ってないのですが
今日はこうして彼女のギャラリーで
作品を挟んでお会いすることになりました

陶芸を始めて四半世紀
その間に色々な経験をしてはきましたが
特定のギャラリーで
常設で扱っていただくことになったのは初めてのことです

個展とはまた違った世界
改めてのデビューみたいです



d0085887_23485153.jpg


渋谷にほど近い代官山 
ここはとてもお洒落な街です
その一角に彼女の「ギャラリーmus」があります
斜め前には最近有名になった蔦屋書店もあって
ひとの流れの多いところのようです


d0085887_23494368.jpg


私の作品に興味をもってくださって
オファーをいただいてから一ヵ月足らず
糸抜きの茄子紺の器類を20点ほど搬入して
今朝を迎えたというわけです



d0085887_23500737.jpg


扱い作家の扱い作品を拝見すると
オーナーの厳しい選択視を外さぬ優品が集っています
代官山というアーバンな街の雰囲気とも調和して
来客の多いギャラリーであるのは当然かもしれません

近くには在日各国大使館も多く
外国人の多い町でもあって
そうした要素もコンセプトの中に違いありません


d0085887_23502285.jpg


時代の中にきっちり生きてこそ伝統
それを見抜く他者の目の中で作家は育つのであって
作品が間違いのない道を歩くには
欠かすことのできない篩(ふるい)でもあります



d0085887_23511196.jpg


搬入した作品は
明日以降彼女のレイアウトで展示され
お客様の目にふれることになります

夏の暑さに向き合って
清涼感を感じていただければと
第一回分を茄子紺にしましたが
まるで計算したかのように
長い梅雨が明け猛暑の一日でした


Gallery mus 池田知由美

https://www.gallerymus.com/

Tel : 03-6452-5159
address : 〒150-0033
渋谷区猿楽町20-13-103

11:00~17:00 月休
(代官山蔦屋書店そば)




応援してくださる方・・クリックしてね!

by touseigama696 | 2019-08-01 01:21 | ●畏友交遊 | Comments(2)
d0085887_08424851.jpg

タローのために作った骨壺は
どうやら無事に焼けてます
作ってる最中に思いついて
皿を一枚挽いて窓を開けました
ここにシュちゃんがタローの絵を描けばいい
そう思ったからです
それが昨日の深夜実現しました


d0085887_08414135.jpg

少子化の昨今
何処にこんなに沢山受験生がいるの?
シュ&ドレミ夫妻が主宰する受験塾は
いつも子供たちが溢れています
その一端に貢献していたのはきっとタローです
大きな体で優しいこころ
タローは誰も怖がらせる犬ではなかったのです
いつも教室の隅に座ってみんなを見つめる
そのやさしさがきっと
緊張した子供たちの気持ちを
和らげたに違いありません


d0085887_08420685.jpg

シュちゃんは多才です
水彩画家でもあるので
陶芸とのコラボが実現しました


d0085887_08412448.jpg

夜の授業を済ませた深夜
シュ&ドレミ夫妻は
タローの席がそのままの車で現れました

ドレミ夫人の注文に手を加えながら
2時間ほどで完成
「ここで止めよう! 描き過ぎたらダメだもんね」
パソコンといい カメラといい 楽器といい
その上に水彩画も
彼はプロのプロ足る何かを知って持ってる男なのです

今までの熱い厚い篤い友情に応えるためにも
良い皿が焼けるよう火をいれることにします


シュ&ドレミ夫妻とタローの物語は
これまでにも触れています
以下のリンクでご覧いただければです







応援してくださる方・・クリックしてね!


by touseigama696 | 2019-07-19 09:14 | ●畏友交遊 | Comments(5)

夜明けの便り

d0085887_08194853.jpg


盆栽作家の岸本千絵さんからの
フォト便りはいつも夜明けにやってくる
その時間毎朝水やりをするからで
みずみずしい盆栽の
その新鮮な命が届く朝である

私の作った木賊紋の小さな盆栽鉢に
今朝は睡蓮木(すいれんぼく)が
枝垂れて咲いている
こうしてテーブルの上で
立体的な居ずまいで活けられると
花の命も広々として爽やか
今の季節の花である

近々に再来する彼女が
私の手元にあるデザイン帳に
「こんなのが・・ほしい!」と
デッサンを描いてゆくのを
追いかけての制作が続く
それも楽しいもんである
だから応援することにしてる


d0085887_08480890.jpg

これも盆栽鉢のひとつ 
那須紺の糸抜きである



応援してくださる方・・クリックしてね!

by touseigama696 | 2019-06-30 08:51 | ●畏友交遊 | Comments(2)

「時代」を塗り変える


d0085887_06300648.jpg


かつて盆栽は広い庭に棚を設え
伝統窯業地で作られた大きな水盤風の鉢に
古木銘木の風情を求めて
長い時間をかけて育てる大人の芸を思わせるものだった
姿よいものを書院造の床の間に置き
自らの人生に置き換えてみるも良しだったのかもしれない

ここでも時代は塗りかえられているようだ
盆栽作家の岸本さんは
そうした伝統的な盆栽を様変わさせる一人
彼女の熱っぽい情熱が
食卓の上に
切り花よりは長持ちで
活けるよりは育てて楽しむモダンミニ盆栽を
若い世代に普及しようと不眠不休の日々である

そうした情熱にほだされて
わたしの小鉢が盆栽鉢に様変わりしつつある
この茄子紺の波状紋鉢も
岸本さんの依頼で作ったものである

私の工房に備えつけた盆栽鉢メモノート
打ち合わせなどで来房されると
彼女の手で彼女のデザイン画がメモられて
次を促されるという寸法なのだ


                

         岸本さんのブログ クリックしてご覧ください!




d0085887_07542135.jpg


今開催中の「伝統工芸陶葉会 柿傳ギャラリー展」
この展覧会に出品したこの菓子器
岸本さんのところに嫁ぐことが決まった
嬉しいことである

苔玉のミニ盆栽を床の間の茶花に見立て
この菓子器に季節の菓子を添え
茶を点てる日が来るのを楽しみに待とう
それが紫陽花や菖蒲の時期ならぴったりである

桐箱に箱書きしてお渡しすることになる



応援してくださる方・・クリックしてね!

by touseigama696 | 2019-06-19 08:12 | ●畏友交遊 | Comments(0)
d0085887_10362596.jpg


寸暇を惜しんで努力を惜しまず
ひとに優れて才能に恵まれた男が
疾風のように駆け抜け異郷に旅立った
丁度二ヶ月前の昨日
還暦の誕生日を目前にしての訃報だった



d0085887_10372409.jpg


練り込みという陶芸技法は以前からあって
様々なカテゴリーで熟達の名工も多い
室伏英治クンもそのひとりだ
磁器土を使って薄作りし
光を通して万華鏡のように周囲に光を放つ
紋様の緻密さが多彩を生むのだ


d0085887_10364705.jpg



彼の工房はその魔法を実現するための実験場
経験や勘ではなく
きちんとした理屈が光と同調しての効果である



d0085887_10375011.jpg



この技法
極めて厄介な弱点も抱えていて
公募展に耐える大物を完成させることが難しい
そう言いつつ命を削って成功への道をつけた
無理は承知でも無理しなければ到達できない道だったかも



d0085887_10381444.jpg



もう自分では何もできなくなった
その無念を思うと
命の力の凄さをひしひしと感じる
命あっての「技」であり「美」なのだ



d0085887_10384445.jpg


昨晩 銀座のホテルに
4~50人の仲間たちが集った

何もできなくなった彼のキャリアを
それぞれに伝承して繋いでゆこうとする集いでもある
制作のプロセスにも
また彼の指導方法の丁寧さ優しさからも
殊更に女性たちの活躍なしには叶わない

未亡人は言うまでもなく
何人かのお弟子さんからの誓いもあって
命が力になって繋がってゆくことを願うばかりである


d0085887_10393663.jpg


余分なことを書かず
この一行が
集った人々の思いそのものだろう
紛れもなく「お別れ」
生きものには避けられない必然でもあれば
彼との一期一会を深く胸に刻みながら
だが
今朝からはそれぞれの人生なのだ





室伏クンのブログからリンクして


何度かこのブログでも
畏友交友のカテゴリーで彼を書いた
その中の一篇である



応援してくださる方・・クリックしてね!

by touseigama696 | 2019-06-13 11:37 | ●畏友交遊 | Comments(0)
d0085887_07472118.jpg


笠間の巨匠山路和夫さんは
今年古希を迎えられるとは思えぬ若さ
その理由が判った
知らなかったが何と神田の生まれ
それもとび職の三男坊とか
そりゃ活きが好いのは当たり前なのだ

18歳でアメリカのヒッピーに興味を抱いたのは
反戦運動への関心であり挙句に
単身カナダのモントリオールに渡って
時代をみつめつつそれでいて陶芸に手を染めたとある

思いがけない意表をつく青春だが
そこがまた神田の生まれ江戸っ子なのだ
動きの良さが活きの良さである

少し私の方が年かさではあるから
同じ時代既に社会人になって
サンフランシスコに大きな輪を作ったあの
ヘイトアッシュベリーのヒッピーたちに混じって
彼らの結婚式を取材した思い出が重なってくる

「三崎さんはフットワークがいいね!」
10前 そう言って下さったが
私も四谷三丁目の生まれ満更ではないはず
テレビの喧騒で培ったフットワークだったかもしれない



d0085887_07501327.jpg


数年まえの個展でいただいた花器
「剪紙文様花器 舞」

剪紙を用いる伝統的な技法だが
山路さんのこのシリーズが極めて高い評価を受けるのは
伝統を生かしながら 
しかし極めて現代性の高い都会感が横溢してるからだと言われる
江戸っ子の本質でもあるかもしれない

2001年に初めて私の糸抜きによる波状紋大皿が
日本陶芸展で入選したその展示会場で
初対面の挨拶を交わしてから18年

折に触れ幾つもの貴重な助言を戴き
それが今日につながっていることをよくよく理解した上で
その間の18年の中身を忘れることは絶対にない
私淑とは文字通りこうしたことなのだと思う
これも一期一会
あの広い展示会場で偶然のように出会う機会が
作ってくれた恩恵なのである



d0085887_07492438.jpg

同じチャンスが彼らにも恵まれますようにと
私の工房の助手さん二人を伴って
昨日の午後山路工房にお邪魔した

遠からず自分の道を歩いて作陶しようとする二人に
厳しさと優しさの権化の一言が
新しい出発の引き金になってほしいのである

予め予定を入れて頂いたので
歓迎していただいた上に
想像通り優しさの傘の上に
雨嵐とばかり厳しさが降り募ったが
それこそ忘れがたい扉が開いたに違いない

山路さんはご夫妻で陶芸家
「理屈は断然女房の方が上 美大で専門教育受けてるもんな」

一方 「でもね カナダにいたから英語は喋れるけど
彼の恰好がいいのは ちょっとだけでも
フランス語も喋れるのよ モントリオールだったからね」

夫人がそう仰る それも
神田の江戸っ子ならではなのかもしれない
「カッコいい!」
山路作品を眺める時の大事なキーワードである


d0085887_08593242.jpg

持参した〇原作品をテーブルに乗せ
かなり長い時間ご夫妻で丁寧に助言してくださった
前述のとおり辛口だったのは言うまでもないが
褒めて育つカテゴリーの成果を10とすれば
諫言がもたらす効果は多分10倍にも等しかろう
屈辱や挫折は神の恩寵
ただ受け手が自らの心に甘えを作らなければである


d0085887_09103392.jpg


年に何度か中国に渡って
大学で教鞭もとっておいでの日々

「英語で講義してるよ その方が早いもんね」
やっぱりカッコいいではないか

江戸っ子の英語って
「てやんでぇい!べらぼうめい!」
と喋って
「お言葉を返すようですが!」
って通訳すればいいらしい



応援してくださる方・・クリックしてね!

by touseigama696 | 2019-06-02 09:31 | ●畏友交遊 | Comments(0)

異才逝く 室伏英治クン

d0085887_16570104.jpg

2011年
この年の春 第21回日本陶芸展で
彼と私は同時受賞することになった
彼が「茨城県陶芸美術館賞」で
私が「文部科学大臣賞」だった

そして 
この日が出会いであり
8年を経て
昨日が別れになってしまった

d0085887_19150921.jpg

出会った時から
彼の異才には気づいていて
一回り以上の歳の差もあればこそ
やがて新しい陶芸を背負う男だと思ってきた
実際に
この受賞を機会に彼は破竹の勢いで
大きな公募展で作品が評価されていった


d0085887_17142472.jpg
           彼のHPからお借りしたもの


NHKの日曜美術館で紹介されたこの作品も
今となれば代表作のひとつ
第59回 日本伝統工芸展で「NHK会長賞」の受賞作である


d0085887_19074702.jpg

やや色彩から離れ
胎土を通して光りを透かせる練り込み技法で
確固としたアイデンティティーを手にしたのだった


d0085887_19155183.jpg

彼が作る日用食器も繊細で可憐
だから主宰するワークショップは
いつも女性で一杯なのだった


d0085887_19205615.jpg

一度だけだったが
彼の工房に仲間と押しかけ
練り込みの実習をしてもらったこともある
これがその時の私の作品だが
やれば実に愉しかったのを覚えている

d0085887_19233564.jpg

手許にあるこの作品が 
私には彼の遺作となってしまった
個展でいただいたものだが
少し大きくても理詰めと精緻を失わず
研究者としての彼の面目躍如がほの見えてくる


d0085887_19265861.jpg

3月15日に共通の友人から
「室伏さんの体調が悪くとても心配です」が一報
癌だと知らされた
初めて見舞ったのが4月6日
話もできて頑張るよう声もかけたのだった
しかし
昨日4月12日夜 突如帰らざるひとになってしまった
ご家族が知ってからで3カ月
私への一報からでなら1ヶ月
疾風のように現れた異才の陶芸家は
また疾風のように何処にか去っていった
惜しむ暇さえ与えずにである

だからひとつだけ
その疾風に罪深さを感じるものがある

d0085887_19271499.jpg

一昨年の暮れ
彼ら夫妻と一緒に会食したことがあって
それが一緒に過ごした最後の機会になってしまったが

その夜
彼は初めて新婚の夫人を紹介してくれた
勿論大いに祝ったのはいうまでもないが
あれからたった1年半
残された未亡人には疾風では諦めきれぬものもあろう

この1カ月
懸命の看護をされた様子は垣間見た
なおのこと哀しみを痛感するのだ

室伏クン
生前一緒に話したときに
「なぜかいい作品はあっさりできるもんだよね」
互いに肯いたことがあったっけな

でもなこの話 結婚となると別かもな
もっと時間をかけねばならぬものだったと思うよ
その辺 ふたりでラインでも使ってよく話し合えよな!

室伏英治 陶芸家 享年59歳





応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-04-13 20:40 | ●畏友交遊 | Comments(2)

杉本絵理さんのこと 

d0085887_15123185.jpg

この柔らかな造形と一貫して用いる個性的なモチーフ
初めて目に触れたときから深く心に残った
色々話を伺ったのは去年の正月
あれからもう1年になる
杉本絵理さん
ロサンゼルスでご活躍の陶芸家である



彼女のブログを読んでいて
ハッとする記事に出会った
2018年9月21日に記載された
「質と量」の一項で こう書かれている

アメリカの大学の陶芸科の授業でのこと
先生が生徒を「量」と「質」の
2つのグループに分け
壺を作る練習をさせることにした

「量」のグループは作品の量によってのみ評価され
「質」のグループは ひとつだけの作品を作り
その質によって評価するというものだった

結果は
質の高い作品は全て「量」のグループから出たのだそうだ

少し私なりに捕捉すれば
量のグループは質を吟味する暇もなく量産に専念し
質のグループは一点だけに自分の感性と技術の
全てを注ぎ込むことを意識させたのだと思う
被験者は全くのビギナーではなく
大学の専攻学生だから
一定の技術的な裏付けはあってのことと想像した上での結果

杉本さんは感想として
陶芸はまさしくこのシチュエーションの中の芸
「習うより慣れろ」に通じるものがあると書かれている
私も正に同感で
質は量が担保するものだと思い続けてきた

同じものを沢山作ったとしても
センスがなければ質に現れてこないという人もいる
そうした可能性がゼロだとは言わないが 一方で
繰り返して身に着ける技術の裏づけなしには
質が保証される確率は決して多くないと思う

工芸は多くの場合
職人の長年の修行が生み出す熟練の成果
美への探求心は必要だが
それだけで作れるものではない

「黙って湯呑み1万個挽けば 理屈抜きに好いものがとれる」
古老の陶芸職人さんの言葉 むべなるかなである

してみれば
アメリカでのこの実験の結果は
理に叶った答えのように思える


d0085887_17073207.jpg


私の工房で花は満開になった
那須紺の大皿に並んでたゆとう盆栽  自作の大皿




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-04-13 09:27 | ●畏友交遊 | Comments(4)

盆栽で花見です



d0085887_16195512.jpg

琳葉盆栽の岸本千絵さんから
桜が届きました
独りで贅沢な花見です
折角なので
私の器とコラボしてご披露しますね


d0085887_16223217.jpg

岸本さんのブログもご紹介しましょう


d0085887_16225724.jpg
白の器に作られた桜の一枝
那須紺の皿を敷くと岸辺を彩りますね

d0085887_16424773.jpg
糸抜き木賊紋多角鉢 自作



d0085887_16450134.jpg
糸抜き木賊紋多角皿 自作




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-04-09 05:17 | ●畏友交遊 | Comments(2)

Shuとドレミの宝物

d0085887_18544170.jpg

この蓋つき壺の制作を始めました
まだ試作ですが 幾つかの後に完成したら
これは長年にわたって
私のために言葉では言い表せぬ程の好意で
電脳生活をサポートしてくれている
Shu&ドレミ夫妻に捧げる作品になります

今こうしてどうにかブログを通して
多くの方と交流できているのは
技術的なことでの彼ら夫妻の支援がなければ
到底かなわないこと 充分理解できていますので 
せめての恩返しともいえます

この壺に納まるのは
Shu&ドレミ夫妻の宝物です
それは一昨年 
11年間の蜜月の後に逝ってしまった
熱愛の愛犬タローの遺骨です
彼ら夫妻の嘆きは遠くから見ていても切なくて
でも慰めようもないほどの深い悲しみなのです

いつか少し気持ちが落ち着いたら相談しよう
君たちの望むものを望むがままに
心を込めて作るよ と約束してあったのです


d0085887_18553491.jpg

その相談で工房に現れた夫妻は
置いてあったこの壺を見て

「このままがいいな・・」
とShuが言い
「ぜったいにずっと手許で一緒に暮らすから
綺麗で優しい壺がいい・・」
ドレミもそう言うのです

それが望みだとわかり
このままで作ることにしました


d0085887_05564265.jpg
在りし日のタロー


どこに行くにも車にはタローが一緒
留守番させての旅行には行かず
一緒に泊まれるホテルしか泊まらず
正に三人は家族でしたから
時々は我が家にも一緒に来て
Shu ちゃんがPCをいじってると
おとなしく座って待っているのを見てました
今もタローの大きな体と優しい性格を
懐かしく思い出します

タローの終の棲家
心を込めて丁寧につくるつもりなのです

-----------------------------------------

この記事upの許可を求めてLineに書いたら
「今 マンチェスターの近くにいます」・・だと
Shu&ドレミが心穏やかに過せるのは
タローと一緒の足あとのないところだけ
このところしばしば海外に出てるのは
きっとそのためだと・・思うんだ
日本にはそんなとこないもんな

それにしても
地球の向こう側から許可が届いて
この一文アップしたのでした
世界は狭い

大昔取材で飛んでいたころに
Lineやメールがあったら
どんなにか楽だったろうに



応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-04-05 00:07 | ●畏友交遊 | Comments(8)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696