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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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「知識には二種類ある
ひとつは
自分自身が持ってる知識であり
もうひとつは 
誰がその知識を持ってるかを知る知識である」

         サミュエル・ジョンソン


1970年代から 気になる言葉をカードに記録していた
これもその中の一枚
結構大事にしてきた言葉だ

私には兄弟がいない
だから自分で身につけた知識はあっても
もうひとつの知識を兄弟に依存することはできない
だから結果として友だちを大切にしてきた
そしてほんとに友だちに恵まれた人生だと思う

最近あまり見ないテレビだが
東大王というクイズ番組は好んで見る
超博学東大生4人に 同じく超博識芸人さん12人が挑む
見ながら思い出したのが
サミュエル・ジョンソンの言葉だ

多勢に無勢の中 二つめの知識で
超がつく博識3人がついているメリットは
如何に大きいかを如実に物語っている
自分が知らなくても彼はきっと知ってる
後ろの3人への信頼が自分にかかる緊張を解いて
思い出せそうにないことも思い出せる
こうした連鎖が
二つめの知識の真骨頂かもしれない

勿論芸人さんグループでも同じことだが とりわけ
ハンデをつけられた東大王の4人の強さにそれが見て取れる
水上クン 伊沢クンのふたりが
高校の後輩と知って少し贔屓目になったかな

後輩ではなく同期生にも友だちは沢山いるから
彼らとの今なお続く友情は
人生を踏み外さずに生きてゆくための大きな武器である

医療のことならあいつがいて
法律なら彼が相談に乗ってくれる
クラス会があれば
まるで記念基調講演のようにそれぞれの専門家が
時宜にかなった話題を話してくれるのも
友情がもたらす二つめの知識なのである

病院事務長時代にも
未経験の素人事務長を支えてくれたのは
地元の仲間たちだった
維持管理に見知らぬ業者さんがひとりもいない
常に「緊急」が求められる病院では
その有難みは私が一番知っていた

ひとつめの知識には限りあるが
ふたつめにはそれがない
それが友だちの真価なのだと思う

いつでも「多謝」を忘れたことはない


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自作の「糸抜き麦藁手花入れ」 旧作




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by touseigama696 | 2019-02-16 09:17 | ●お気に入り | Comments(0)

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演奏してるのは バッハの書いた
「サラバンテ  パルティータNO2 Dm」
ヴァイオリンニストたちが
好んでアンコールで使う一曲だが
聴く者へ明確に奏者の音楽観が伝わる曲でもある
3分ほどの短い曲だが含んでいるものは深い

この曲が大好きで 
ふとした時間の合間によく聴く
何人ものヴァイオリンニストの演奏を聴き比べ
バッハに寄せる汝が想い奈辺にありやと問うてみる

バッハの人生の中で唯一教会を離れ
世俗の中に人間らしい情操を書き綴った
ケーテン時代の小品
妻を亡くした哀しみ 新たに妻を迎えた悦び
悲喜こもごもの旋律がこの時期のバッハなのだ

多用される重音に引っ張られて強くなりがちな弓圧の制御
同じ理由でヴィブラートの振幅の抑制 実に繊細である
3分弱から4分強まで
四人の演奏時間がそれぞれに違うのも面白い

お聴きになるとき 右手の弓が
手前の駒と黒い指盤の間のどこで
弓を走らせ音にしているかを注目していただきたい
真ん中で弾くのが一番きれいで整った音
黒い指盤に近く あるいは僅かに指盤に乗れば柔らかい音
逆に駒に近い位置に弓が当たれば強くて鋭い音になる
同時に弓を傾けて糸幅のどれほどを弦に当てるか
それも音色に関わる大事な弓の操作になる
短い曲だが奏者四人は
それぞれに使い分けて音を作っているのが判る

教会音楽に比べれば
演奏者に個性を発揮する余地が沢山ありそうだ
この四人のヴァイオリンニストの演奏
あなたはどれがお好きだろうか



ユリア・フィッシャー


アンネゾフィー・ムター


ヒラリー・ハン


アリナ・イブラギモヴァ






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by touseigama696 | 2019-02-10 05:31 | ●お気に入り | Comments(2)
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私のコックピットの窓を開けると
目の前の国道をまたいで
彼の有名な百均ショップが見えます
このお店の出店が判った時
結構大喜びしました

住まいもそうですが
陶芸の工房はかなりな備品消耗品が
百均で賄えるのを知っているからです
旧房のころ
時々車で大量購入に出向いたものです
それが目の前にできたのです

ダイソ-さんに申し訳ないけど
まるで我が家の専用倉庫みたいです
何しろ欲しいものだけのために
ワンコイン持って歩いてゆけば手に入ります

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病みあがりの痩せた尻が痛くて
今日は円座一つのためにでかけました

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そうはいっても折角の出庫ですから
何か他にもあればとウロウロしたらありました
このインテリア用の飾りイーゼル

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見開き大判紙の図録など
写真撮影するときに便利です


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ベッドサイドの整理ボックスも追加
ちょっと大きめに変えただけですが・・

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病みあがりが外出するときは
マスク必須と主治医からのお達し
セキ対策でもありますが
インフルエンザ防御でもあるので
忘れないようにドアノブの横に新設しました

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上のマスク入れ あまりにマンマなので
ボックスに変えました
これも手許にあった出庫品です

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レジ傍でおまけのおやつに「むき甘栗」追加
写真にしてませんが
食欲回復のため愛好してる振りかけや茶づけの素
それもついでにお買い上げ

それでも千円札二枚でタップリお釣りがきました
まぁ日頃必要なものを預けてる保管料のつもり
 近いってのは有難いもんです・・多謝!

「お客さん! 駐車券にハンコ押しますけど!」
「ゴメン! いらないよぉ~!」

入院を含むかれこれ一ヵ月の療養生活
想像を遥かに越えて筋力が劣化しています
食欲増進のためにはダイソーさんの向こう隣りの
アイスクリーム屋さんからも出庫したいのですが
こっちは別の病気を気ににせねばならぬで
我慢!がまん!にしました




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by touseigama696 | 2019-02-09 05:39 | ●お気に入り | Comments(0)
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2週間ほど前だろうか・・𠮷田のカバンの話を書いた
個人名みたいな商標が妙に好きなのだが
今朝は高橋の手帳の話・・𠮷田さんに続いて高橋さん登場
ただ好きだでけでなく・・使い続けてもいる

私の1年は・・二冊の高橋さんで賄われる
右の一冊が・・所謂スケジュール手帳
左の一冊は・・ヘルスケア日誌である

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日誌には・・日々のバイタルサインらしきものが記録され
毎月1回受診するかかりつけ医が見てくれている
朝の体重 体脂肪率 朝晩の血圧 脈拍数
一日置きの空腹時血糖値・・日課の4㌔歩行のデータ
そうした数字を並列で記入している

右のスケジュール手帳は
毎年高橋さんちの定番手帳にしてきたが
今年から・・薄目の手帳に変えた
予定の数に見合うスペースがあればいいからで
暇が増えればページが減っても不都合はない
一日がひとコマ・・これで十分というわけだ

私は若い頃から・・自分が使う道具や備品を
これがいいと決めると同じものを使い続ける癖がある
使い勝手の好いものが好きだし
使い勝手を良くするために使い続ける意味もある

例えばスケジュール手帳にしても
週の頭を月曜にする手帳と・・日曜日にする手帳がある
私は必ず月曜日を選ぶ・・それも慣れである
使い勝手に慣れていることが間違いを減らすことを
幾つもの経験で教えられてきたからで
道具を選ぶ根拠の一つにしてきた


但し最近・・同じブランドの手帳を山積みしてみて
もうひとつ痛感するものがある
それは若い頃には気づかなかったことだ

同じスペックの手帳を使い続けることで
ミスは防げたかもしれないが
年度の区別はつきにくいということだ

あの出来事は・・いつのことだっけ?
そうした回帰が必要な時に
手帳の形や色合が違うことで
そそこのまだら模様の手帳の年だ!・・などと
思い出すヒントになりそうな気もするのだ

あの出来事が・・いつのことだったか
思い出すのに苦労する昨今
脳みその劣化もさることながら
日記の紙の色を変えてなかったツケでもあるかもしれない

さりながら
妻ひとり・・恙なく金婚も過ぎて53年
まぁ無事是名馬と思うべきなのだろう





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by touseigama696 | 2018-12-16 08:21 | ●お気に入り | Comments(6)
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今に始まったことじゃないけど
毎年今頃後悔の念を抱きながら
でも長年の悪癖が改められてはいません

これから賀状印刷・・いかにも泥縄式です
「泥縄」って古い言葉ですが・・極めて分かり易い例えで
泥棒を捕まえてから縛る縄をなう・・がその意
つまりは段取りが悪いってことです

20年くらいになるかもしれませんが
いつも同じ印刷屋さんが
慌てて泥で編んだ縄を印刷機にかけて下さって
かろうじて年賀状を賄ってきたのです

陶芸に転じて
作品があるからには・・せめて賀状では
今こんなもの作っています・・の報告のつもりで
作品の写真とその年度の陶歴を記載して発信してきました

来年は77歳の喜寿
喜び寿ぐ(よろこびことほぐ)・・と書きますが
綻び事欠く(ほころびことかく)と聞こえてきます
色々な行事を・・段々に減らさざるを得ない年ごろのようです
決して弱気になろうとしてはいませんが
弱体は受け入れざるを得ない峠道を歩いています

今は亡き祖父と親父が喜寿の頃の写真を見ると
まだ私の方が体に力はありそうで
それをせめての励みに・・頑張らねばです




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by touseigama696 | 2018-12-10 08:01 | ●お気に入り | Comments(2)

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パイプの原木になるブライアーの根を
自分でデザインして・・フリーハンドで削る
手の肉をそぎ落としそうな粗目の鉄やすりから
まるで紙みたいなサンドペーパーの1500番くらいまで
順繰りに削り疵を消しながら削りあげる
着色顔料以外一切の光沢塗料を使わずに光らせるまで
削りまくってこれになる

自署を見ると1978年とあるから‥40年前だ
30代だった私
その頃デンマークのミッケやイヴァルソンといった名工が
世界を席巻していて・・当時でも1本が100万円もしていたが
日本ではパイプの愛好者が少なくて
プロが成立する世界ではなかった
だから自作のパイプは自分で吸ったり
数少ない愛好者だった親父にプレゼントしたりしていた

もしあの頃・・プロが成立するなら
もしかしたら晩学陶芸家ではなく
ハンドメイドパイプ・アーティストだったかもだ
もっとも煙草不遇の時代が始まって
どっちみち成立しない仕事だったに違いない

今にして思えば
陶芸をする上で最も大事な資質を学んだのは
このころの木工パイプだった
「目では物は作れない・・手で見ろ!」


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このエッグタイプのパイプは
基本的にはシンメトリーだから
木工ロクロのマシンで削る方が早いし正確である

それをフリーハンドで削ったのが・・この二本
ノギスもコンパスも使ってないが
ほぼ左右は対称に削れている
目でなく手で見たからだと思う

どうするかというと
「目をつぶり・・右手の指三本でボウルをそっと撫で
僅かに感じる抵抗を・・そこだけやすりをかけるのだ
これを飽きずに繰り返すと・・自然な丸みのエッグになる」
やすりの番手を変えながら
次第に抵抗が消えてゆくのを待つのだが
手指が感じる・・ほんの僅かな抵抗は
決して目では見えないことを・・学んだ

陶芸でも・・「目で作らず手で作れ」は生きてる
職人の技術は・・似たようなものではなかろうか


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そうした意味でいうと・・もし今
私が将来のために何か職人的な技術を
と思う若者だったら・・一番してみたいことは

多分・・北イタリアのクレモナに留学して
ヴァイオリン製作者になることだと思う
これはもうパイプの比ではない・・私には
木工芸術の究極地点にある美しさに見える
しかも・・それでいて楽器である
姿形と音色の両立
とんでもない至難の技が要るのだ

ギターと違って
ヴァイオリンの表裏は柔らかな曲面だが
熱処理でまげてるわけじゃなく
のみで削って反らせ・・カンナで調えている
この反りと厚みが姿と音の両方にかかわるので
その微妙さは計り知れないような気がする
素晴らしい緊張のはずなのだ

40年前でも・・クレモナのことは勿論
かつてストラディヴァリウスがそこで作っていたことも
知ってはいたが・・遥かに遠い世界だった
しかし・・今では日本人も大勢留学して
立派な製作者になってる人もいる
50年ずれていたんだと思う

10日ほどまえ
「魂柱』と題してヴァイオリンのことに触れた
重なるが・・このヴァイオリンは私のもの
子どもの頃に弾いたものだ

人生最後の断捨離で・・もし一品残すなら何?
と聞かれたら・・このヴァイオリンと答えることにしよう
理由は・・上手くは弾けなかったが
亡父が俸給の一ヵ月分を投じて
私のためにこれを選んだからで・・そして何より
この楽器の美しさに魅了されてきたからなのだ


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このセピアの一葉は・・覚えている
10歳のときの私・・弾いてる写真はこれしかない
子どもだったが・・身体が大きかったので
大人用の1サイズのヴァイオリンを使っているが
今手許にあるのは・・このヴァイオリンなのである

全ての設えが・・終戦直後の貧しさを窺わせるが
ヴァイオリンを習うなどとは程遠かった戦争からは
想像もできない平和らしき日の始りだったんだろう
何も知らずにいたが・・そんな時代だったのである

66年前の私
失礼だけど・・そのころお幾つでした?




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by touseigama696 | 2018-12-04 01:38 | ●お気に入り | Comments(4)
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この数年・・愛用してきたショルダー

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さすがに傷んだ・・𠮷田カバンのバッグである
このメーカーのバッグが好きで
大分前から続けて使っている

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これ実は・・ご贔屓のリサイクルショップで買った
程度が良ければ中古で充分
むしろ場合によると・・新品のてかりや硬さが消えて
目立たなくて良いこともある

大昔・・俳優の三船敏郎さんが
仕立て下ろしのスーツは・・体形の似た友人に暫らく着てもらい
型が少し馴染んだら返してもらって・・改めて着ると言ってた
ぶっきら棒な男っぽい俳優さんだったが
妙なところでデリケートなんだと・・そんなことが思い出される
でも言ってることは同感
新品と中古の使い分けは・・結構大事な知恵だと思う

買ったときは無傷だったが・・やはり歳のせい?
主じ同様・・ほころびてもおかしくない
買い直すつもりで・・かの馴染みのショップに出かけた

何てたってリサイクルショップのこと
𠮷田カバンが置いてあるとは限らない
気に入ったものがなければ買わない
そのつもりで歩いていたら・・あったぁ!

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今までの二個は・・同じタイプのモデルだったが
これは素材から違っていたが・・𠮷田カバンである

キャンバス地のカリっとした肌触りと無光沢
形や使い勝手は今までのとは違うが
縦長で深いタイプも実用的で気に入った
ダークグレーのキャンバスも地味でいい
シンプルな形に余計な加飾もなし・・何よりそれがいい

今まで使っていたのと同じタイプもあったが
今回はこれにした


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リサイクルだが・・多分新古品
というのも随所に使われているマジックテープが
全然未使用な状態だし
生地に汚れもなく・・ファスナーに摩耗の跡もない

勿論モデル落ちではあろうが
新品の価格と比べれば三分の一・・お買い得である

充分納得して・・これを買うことにしたのだった
𠮷田のカバン・・これで3個目である




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by touseigama696 | 2018-12-01 07:59 | ●お気に入り | Comments(2)
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教室をやめて大きな棚を取り払ったら
少し広々した工房は・・音の響きが変った
それに終日独りっきりなので
音楽が楽しめそうだと気づき
長いこと倉庫に眠らせてあった音楽CDを
工房に復活させることにした

クラシック・ジャズ・ポップス・色々ある
コントラバス・ソロのゲリー・カーや
独特なムードが好きなノラ・ジョーンズの歌
ウィントン・ケリーの
身体に心地よいスウィング・ジャズ
懐かしいCDが溢れてきた

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但し・・工房はメカには大敵
微粒子の削り粉が飛び交うからだ
音響装置は絶対に長持ちしない・・多少我慢して
消耗が激しくても許せるラジカセで聴くことにした

ガランとした工房は
結構響いてくれて・・そこそこ楽しめる

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昨日も・・静かに仕事の続きを続けた
「独っきり」を武器にした過ごし方
これから大事なのは・・きっとこれ
年が明ければ私も77歳・・喜寿である
少しは気儘にしたくなってきた

その意味で・・イメージ的になら
『所ジョージの世田谷ベース』がいい
色々なものがごちゃ混ぜだが
そのカオスの中に彼の美学があって・・共感できる

ここにいれば・・一日飽きず
集中と散漫の混在が程よい居心地を醸す
そんな晩年最終章が楽しめたらな・・と思うのだ

「Kamada Tetsuya」は「窯だ!徹夜」のままに
私のハンドルネームのひとつ
これも復活させて
「Kamada Tetsuyaの桃青窯ベース」
どうだろ?
勿論・・陶芸が軸なのは言うまでもないが




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by touseigama696 | 2018-11-28 08:08 | ●お気に入り | Comments(0)
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我が家の玄関ホールには・・3枚の写真が掛けてある
お気に入りの作品で
この家が出来た時から・・これにしようと決めていた


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花の写真である
3枚とも同じモノトーンで額装した

先日来客のおひとりから
「これも・・糸抜き技法の作品ですか?」
とお訊ねがあった
なるほど・・そうも見えるかと
改めて見直したら・・確かに!
出来なくはなさそうだが・・難しそうだ
でも試してみるのも悪くないかな

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実はこの写真・・花をレントゲンで撮ったもの
だから葉脈が浮き上がって糸抜き風にみえるのである


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作者はアメリカのお医者さん
専門がレントゲンで・・本業の傍ら
花を患者に骨粗鬆症の検査でもしていたんだろか
死んだ親父の友人で
署名入りでいただいた本に収録されている

『THE SECRET GARDEN』
見事にレントゲンの本質を見抜いたタイトル
さすがに化粧で誤魔化すことはできないが
そこは花もさるもの・・レントゲンで撮っても実に綺麗である


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多分親父が死んでからだと思うが
この本の表装を解いてバラバラにした
額装して飾りたかったからである

100枚の花が印刷で収録されているので
色々なタイミングで掛け替えることもできる


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そういえばと考えて見てみると
この本の装丁は・・片面印刷だし
花の名前は入れてあるが・・キャプションは何もない
バラせば一枚の写真になるのである

もしかしたら作者が額装を望んでおいでかもしれない
本のままでは扉を開けてみない限り・・人の目にふれないが
額装すれば我が家の来客の誰の目にも届く
折角だから素敵なこのアイデア・・見ていただきたいのだ


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丁寧に解いて・・予備軍にしてある
コスモスもほほづきも・・今の季節によさそうだ

殊の外本を大事にする親父だったから
著者贈呈の本を壊すのは躊躇ったが
意のあるところは理解してくれるに違いない

「オレの部屋にも一枚届けてくれ!」
冥土から聞こえてきそうだ




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by touseigama696 | 2018-11-24 05:52 | ●お気に入り | Comments(0)
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ヴァイオリン音楽が大好きだが
同じように楽器としても好きだし
木工アートとしても大好きである
美しいのは音だけじゃない
姿だって完成された美である
このヴァイオリンは私が子供の頃使ったものだ
もう弾けないが今でも大事にしている

この形になってから400年
ストラディヴァリウスに代表される古楽器も
今でも新しく作られる現代楽器も
姿に殆ど違いはない・・改善の余地なしなのだ


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ヴァイオリンの表板は松

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裏板は楓(かえで)である

表裏で材料が違うのは音の響きをよくするためで
長い歴史の中でこの組み合わせになった

しかし
松と楓で作ればそれでいい音というわけじゃない
この全く性質の違う素材を同調させるには
大事な仕掛けが備えてある

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魂柱といってヴァイオリンの内側で
表板と裏板をつなぐ小さな柱のことである

この画面の中央
fの字の形を模したf字孔の中の真ん中に
垂直に立てたバーが見える
これが魂柱である
これなしにはヴァイオリンは鳴らない
だから「魂」なのだ

性質の違う二つのものを何かでつなぐと
同じもので作るより優れたものになる
とても暗示的だと思う

人間同士にも必要な柱じゃなかろうか
親子・兄弟・友達・恋人・夫婦
どんなに傍にいてもそれぞれ別々の素材
響きを良くするために・・ふたりの間にも魂柱がほしい

人間の場合・・多分それが「愛」だ
如何に異質の個性でも・・愛があればきっと良い音が作れる
そして魂柱と同じで
表裏の板でただ挟んでいるだけの脆さ
乱暴すれば倒れてしまうから
互いに大事に扱う必要もある
愛もまた・・そういうものなのだ




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by touseigama696 | 2018-11-22 21:50 | ●お気に入り | Comments(2)