人気ブログランキング |

カテゴリ:●お気に入り( 177 )

箸休め

d0085887_06270731.jpg


富士の家に出向くことが減って随分になる
車の長距離運転が億劫になったこと
気軽に誘える友人たちも少し年とって
次第に減ったのが億劫に輪をかけた

毎年の今頃から秋にかけて
夜明けの富士が好きで
富士の家からなら車で30分
本栖湖 西湖 精進湖あたりで
写真を撮るのも楽しみだった

雪のない富士がきれいなのは
やはり静謐な未明の靄の中
この時間帯が好きである


d0085887_06352508.jpg


本栖湖に近くに「富士国際花園」がある
今は改名されて「富士花鳥園」というらしい
ここも暫くご無沙汰だが
鮮やかなベゴニアと可憐なフクシアが楽しめる


d0085887_06355333.jpg


今日の写真は過去画だけど
多分この景色は微動だにしていない
自然に学ぶひとつはこれだ

「微動だにしない」
この言葉から連想できるものを
ひともまた心に描いてみるのもいいはずだ

d0085887_06411508.jpg


天使の踊り子がバレーシューズで宙を跳ねている
微笑ましい穏やかな朝
認知機能検査を済ませほっとした朝
いまの私の気分である

「箸休め」
料理ならそんなところかもしれない



応援してくださる方・・クリックしてね!

by touseigama696 | 2019-05-12 07:57 | ●お気に入り | Comments(0)

パティシエのメッセージ

d0085887_00063583.jpg

自宅から100㍍ほどの距離に
最近ケーキ屋さんが開店した
軒につけられたサンシェードには
パティシエの名前が表示されていて
奥に工房も見えている
楽しみにしていた開店だった

妻と娘で買ってきたケーキとは別に
ランチボックスほどのケースがあった

聞けば
お店の片隅に置かれていて
中身は制作中のケーキの耳を集めて
苺と生クリームで包んだものだという

これが美味しいのだ
ケーキより安価にしてあるのは
余分な耳だからというのだろうが
本体に遜色のない美味は
パティシエのメッセージに思える
「控えめな自信」 そんな気がする

仕入れて売るだけの店でなく
工房とは別の店舗で販売する店でもなく
小さいが一体になって作って売る
だから耳で作ったスウィーツも
躍動して見えるのだろう

そのパティシエのメッセージ
しっかりと受け止め
体に障らぬ程良さで長く楽しませてもらおう


d0085887_00561288.jpg
珈琲は自前で・・  




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-03-17 07:51 | ●お気に入り | Comments(4)

転用と応用


d0085887_06183037.jpg

器の側面に加飾するのはやきものでは常套の手段です
描く作家もいれば彫るひともいます
私の場合は貼ります

左手にもって右手で加飾する手だてもありますが
貼るとなると両手が必要なので置いて作業することになり
どう置けば作業がやり易いか色々工夫することになります


d0085887_06181112.jpg

作業台にただ置くだけでは
屈みこまないと貼れず長続きしないので
器の側面をこうして斜め上に向けた方が楽です

色々な方法で試してきましたが
こうしてツクを利用すると45度の角度で
上を向かせることができて便利です

ツクというのは
窯の中に作品を詰める時に一定の高さを確保するための脚で
これを転用して使っています
ツクにも色々なタイプがありますがここではL型でないと使えません


d0085887_06184000.jpg

さてここでもう一つ工夫しています
今度は転用ではなく応用

ツクをむき出しで使うと
表面が硬くざらついているので器を傷つける心配があります
そこで防御してあるのですが
それが表面を包んでる薄いフィルムです

d0085887_06185502.jpg

ハンディーストレッチ・フィルムと言います
基本的には多分梱包材のひとつで
ホームセンターなどで買いものすると
店員さんが商品をまとめて縛ってくれるコレです
薄いのでフィルムが互いに密着して剥がれません
これでグルグル巻きにしておくと
滑り止めと傷防止になります


d0085887_06260353.jpg


作業台の上に厚手で硬めのスポンジ板を置き
綿布でカバーした上にツク2個を平行に置き
その上で糸を貼っています
一寸滑ったくらいの落下なら壊れません

長い時間同じ作業を繰り返す場合
どうしても注意力が散漫になるので
しまった!を防ぐためにも備えが肝要です
参考になればお試しください


d0085887_08560914.jpg

大きさは少し違いますが
焼ければこんな雰囲気の盆栽鉢になります
病気療養で遅れた日程頑張らねばです




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-03-08 09:05 | ●お気に入り | Comments(2)

5代目お目見え

d0085887_22205391.jpg

昨日 新たにCanonのPower Shotを買いました
このシリーズで3台目
ポケットサイズでは通算5台目
日々のメモ代わりですが
先代のレンズは傷だらけで引退してもらいました
4代目で撮った5代目の写真ってわけです

大した根拠はなくて不慣れってだけなんでしょうが
どうもスマホで撮るのが好きでないのです


d0085887_22212452.jpg

5代目で先代たちを撮ったらこうです
引き出しの隅を棺の如くに深い眠りについてます
この5代以前にもCanonではない2代位がいた筈ですが
既に荼毘にふしてしまったようです

d0085887_22215946.jpg

こっちをメモ代わりに使うには重すぎます
でも少し考え込んで面白い写真にしたいと思えば
やっぱりこっちになります ボディー2台にレンズが5本
標準の50㎜と35㎜で2本 ズームが2本にマクロが1本
どれもオールドタイマーですがこっちは全部Nikonです

少し散歩する時間も増えてきましたので
敢えて重いカメラを背負って筋トレにしようかです



以下 ダンベルカメラで撮った過去花フォトです
d0085887_22594161.jpg
d0085887_22591214.jpg

d0085887_23001201.jpg


d0085887_23020533.jpg
d0085887_23024132.jpg




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-02-26 05:57 | ●お気に入り | Comments(0)

東大王



d0085887_09055438.jpg


「知識には二種類ある
ひとつは
自分自身が持ってる知識であり
もうひとつは 
誰がその知識を持ってるかを知る知識である」

         サミュエル・ジョンソン


1970年代から 気になる言葉をカードに記録していた
これもその中の一枚
結構大事にしてきた言葉だ

私には兄弟がいない
だから自分で身につけた知識はあっても
もうひとつの知識を兄弟に依存することはできない
だから結果として友だちを大切にしてきた
そしてほんとに友だちに恵まれた人生だと思う

最近あまり見ないテレビだが
東大王というクイズ番組は好んで見る
超博学東大生4人に 同じく超博識芸人さん12人が挑む
見ながら思い出したのが
サミュエル・ジョンソンの言葉だ

多勢に無勢の中 二つめの知識で
超がつく博識3人がついているメリットは
如何に大きいかを如実に物語っている
自分が知らなくても彼はきっと知ってる
後ろの3人への信頼が自分にかかる緊張を解いて
思い出せそうにないことも思い出せる
こうした連鎖が
二つめの知識の真骨頂かもしれない

勿論芸人さんグループでも同じことだが とりわけ
ハンデをつけられた東大王の4人の強さにそれが見て取れる
水上クン 伊沢クンのふたりが
高校の後輩と知って少し贔屓目になったかな

後輩ではなく同期生にも友だちは沢山いるから
彼らとの今なお続く友情は
人生を踏み外さずに生きてゆくための大きな武器である

医療のことならあいつがいて
法律なら彼が相談に乗ってくれる
クラス会があれば
まるで記念基調講演のようにそれぞれの専門家が
時宜にかなった話題を話してくれるのも
友情がもたらす二つめの知識なのである

病院事務長時代にも
未経験の素人事務長を支えてくれたのは
地元の仲間たちだった
維持管理に見知らぬ業者さんがひとりもいない
常に「緊急」が求められる病院では
その有難みは私が一番知っていた

ひとつめの知識には限りあるが
ふたつめにはそれがない
それが友だちの真価なのだと思う

いつでも「多謝」を忘れたことはない


d0085887_06082102.jpg
自作の「糸抜き麦藁手花入れ」 旧作




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-02-16 09:17 | ●お気に入り | Comments(0)

d0085887_08134319.jpg

演奏してるのは バッハの書いた
「サラバンテ  パルティータNO2 Dm」
ヴァイオリンニストたちが
好んでアンコールで使う一曲だが
聴く者へ明確に奏者の音楽観が伝わる曲でもある
3分ほどの短い曲だが含んでいるものは深い

この曲が大好きで 
ふとした時間の合間によく聴く
何人ものヴァイオリンニストの演奏を聴き比べ
バッハに寄せる汝が想い奈辺にありやと問うてみる

バッハの人生の中で唯一教会を離れ
世俗の中に人間らしい情操を書き綴った
ケーテン時代の小品
妻を亡くした哀しみ 新たに妻を迎えた悦び
悲喜こもごもの旋律がこの時期のバッハなのだ

多用される重音に引っ張られて強くなりがちな弓圧の制御
同じ理由でヴィブラートの振幅の抑制 実に繊細である
3分弱から4分強まで
四人の演奏時間がそれぞれに違うのも面白い

お聴きになるとき 右手の弓が
手前の駒と黒い指盤の間のどこで
弓を走らせ音にしているかを注目していただきたい
真ん中で弾くのが一番きれいで整った音
黒い指盤に近く あるいは僅かに指盤に乗れば柔らかい音
逆に駒に近い位置に弓が当たれば強くて鋭い音になる
同時に弓を傾けて糸幅のどれほどを弦に当てるか
それも音色に関わる大事な弓の操作になる
短い曲だが奏者四人は
それぞれに使い分けて音を作っているのが判る

教会音楽に比べれば
演奏者に個性を発揮する余地が沢山ありそうだ
この四人のヴァイオリンニストの演奏
あなたはどれがお好きだろうか



ユリア・フィッシャー


アンネゾフィー・ムター


ヒラリー・ハン


アリナ・イブラギモヴァ






応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-02-10 05:31 | ●お気に入り | Comments(2)

専用(?)倉庫みたい

d0085887_16331429.jpg

私のコックピットの窓を開けると
目の前の国道をまたいで
彼の有名な百均ショップが見えます
このお店の出店が判った時
結構大喜びしました

住まいもそうですが
陶芸の工房はかなりな備品消耗品が
百均で賄えるのを知っているからです
旧房のころ
時々車で大量購入に出向いたものです
それが目の前にできたのです

ダイソ-さんに申し訳ないけど
まるで我が家の専用倉庫みたいです
何しろ欲しいものだけのために
ワンコイン持って歩いてゆけば手に入ります

d0085887_16333835.jpg

病みあがりの痩せた尻が痛くて
今日は円座一つのためにでかけました

d0085887_16340708.jpg

そうはいっても折角の出庫ですから
何か他にもあればとウロウロしたらありました
このインテリア用の飾りイーゼル

d0085887_16342592.jpg

見開き大判紙の図録など
写真撮影するときに便利です


d0085887_16345373.jpg

ベッドサイドの整理ボックスも追加
ちょっと大きめに変えただけですが・・

d0085887_16351423.jpg

病みあがりが外出するときは
マスク必須と主治医からのお達し
セキ対策でもありますが
インフルエンザ防御でもあるので
忘れないようにドアノブの横に新設しました

d0085887_06252352.jpg

上のマスク入れ あまりにマンマなので
ボックスに変えました
これも手許にあった出庫品です

d0085887_16514223.jpg

レジ傍でおまけのおやつに「むき甘栗」追加
写真にしてませんが
食欲回復のため愛好してる振りかけや茶づけの素
それもついでにお買い上げ

それでも千円札二枚でタップリお釣りがきました
まぁ日頃必要なものを預けてる保管料のつもり
 近いってのは有難いもんです・・多謝!

「お客さん! 駐車券にハンコ押しますけど!」
「ゴメン! いらないよぉ~!」

入院を含むかれこれ一ヵ月の療養生活
想像を遥かに越えて筋力が劣化しています
食欲増進のためにはダイソーさんの向こう隣りの
アイスクリーム屋さんからも出庫したいのですが
こっちは別の病気を気ににせねばならぬで
我慢!がまん!にしました




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2019-02-09 05:39 | ●お気に入り | Comments(0)
d0085887_05585707.jpg

2週間ほど前だろうか・・𠮷田のカバンの話を書いた
個人名みたいな商標が妙に好きなのだが
今朝は高橋の手帳の話・・𠮷田さんに続いて高橋さん登場
ただ好きだでけでなく・・使い続けてもいる

私の1年は・・二冊の高橋さんで賄われる
右の一冊が・・所謂スケジュール手帳
左の一冊は・・ヘルスケア日誌である

d0085887_05590513.jpg

日誌には・・日々のバイタルサインらしきものが記録され
毎月1回受診するかかりつけ医が見てくれている
朝の体重 体脂肪率 朝晩の血圧 脈拍数
一日置きの空腹時血糖値・・日課の4㌔歩行のデータ
そうした数字を並列で記入している

右のスケジュール手帳は
毎年高橋さんちの定番手帳にしてきたが
今年から・・薄目の手帳に変えた
予定の数に見合うスペースがあればいいからで
暇が増えればページが減っても不都合はない
一日がひとコマ・・これで十分というわけだ

私は若い頃から・・自分が使う道具や備品を
これがいいと決めると同じものを使い続ける癖がある
使い勝手の好いものが好きだし
使い勝手を良くするために使い続ける意味もある

例えばスケジュール手帳にしても
週の頭を月曜にする手帳と・・日曜日にする手帳がある
私は必ず月曜日を選ぶ・・それも慣れである
使い勝手に慣れていることが間違いを減らすことを
幾つもの経験で教えられてきたからで
道具を選ぶ根拠の一つにしてきた


但し最近・・同じブランドの手帳を山積みしてみて
もうひとつ痛感するものがある
それは若い頃には気づかなかったことだ

同じスペックの手帳を使い続けることで
ミスは防げたかもしれないが
年度の区別はつきにくいということだ

あの出来事は・・いつのことだっけ?
そうした回帰が必要な時に
手帳の形や色合が違うことで
そそこのまだら模様の手帳の年だ!・・などと
思い出すヒントになりそうな気もするのだ

あの出来事が・・いつのことだったか
思い出すのに苦労する昨今
脳みその劣化もさることながら
日記の紙の色を変えてなかったツケでもあるかもしれない

さりながら
妻ひとり・・恙なく金婚も過ぎて53年
まぁ無事是名馬と思うべきなのだろう





応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2018-12-16 08:21 | ●お気に入り | Comments(6)

泥縄式年賀状

d0085887_06291665.jpg

今に始まったことじゃないけど
毎年今頃後悔の念を抱きながら
でも長年の悪癖が改められてはいません

これから賀状印刷・・いかにも泥縄式です
「泥縄」って古い言葉ですが・・極めて分かり易い例えで
泥棒を捕まえてから縛る縄をなう・・がその意
つまりは段取りが悪いってことです

20年くらいになるかもしれませんが
いつも同じ印刷屋さんが
慌てて泥で編んだ縄を印刷機にかけて下さって
かろうじて年賀状を賄ってきたのです

陶芸に転じて
作品があるからには・・せめて賀状では
今こんなもの作っています・・の報告のつもりで
作品の写真とその年度の陶歴を記載して発信してきました

来年は77歳の喜寿
喜び寿ぐ(よろこびことほぐ)・・と書きますが
綻び事欠く(ほころびことかく)と聞こえてきます
色々な行事を・・段々に減らさざるを得ない年ごろのようです
決して弱気になろうとしてはいませんが
弱体は受け入れざるを得ない峠道を歩いています

今は亡き祖父と親父が喜寿の頃の写真を見ると
まだ私の方が体に力はありそうで
それをせめての励みに・・頑張らねばです




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2018-12-10 08:01 | ●お気に入り | Comments(2)

木工の魅力


d0085887_01020294.jpg


パイプの原木になるブライアーの根を
自分でデザインして・・フリーハンドで削る
手の肉をそぎ落としそうな粗目の鉄やすりから
まるで紙みたいなサンドペーパーの1500番くらいまで
順繰りに削り疵を消しながら削りあげる
着色顔料以外一切の光沢塗料を使わずに光らせるまで
削りまくってこれになる

自署を見ると1978年とあるから‥40年前だ
30代だった私
その頃デンマークのミッケやイヴァルソンといった名工が
世界を席巻していて・・当時でも1本が100万円もしていたが
日本ではパイプの愛好者が少なくて
プロが成立する世界ではなかった
だから自作のパイプは自分で吸ったり
数少ない愛好者だった親父にプレゼントしたりしていた

もしあの頃・・プロが成立するなら
もしかしたら晩学陶芸家ではなく
ハンドメイドパイプ・アーティストだったかもだ
もっとも煙草不遇の時代が始まって
どっちみち成立しない仕事だったに違いない

今にして思えば
陶芸をする上で最も大事な資質を学んだのは
このころの木工パイプだった
「目では物は作れない・・手で見ろ!」


d0085887_01021016.jpg

このエッグタイプのパイプは
基本的にはシンメトリーだから
木工ロクロのマシンで削る方が早いし正確である

それをフリーハンドで削ったのが・・この二本
ノギスもコンパスも使ってないが
ほぼ左右は対称に削れている
目でなく手で見たからだと思う

どうするかというと
「目をつぶり・・右手の指三本でボウルをそっと撫で
僅かに感じる抵抗を・・そこだけやすりをかけるのだ
これを飽きずに繰り返すと・・自然な丸みのエッグになる」
やすりの番手を変えながら
次第に抵抗が消えてゆくのを待つのだが
手指が感じる・・ほんの僅かな抵抗は
決して目では見えないことを・・学んだ

陶芸でも・・「目で作らず手で作れ」は生きてる
職人の技術は・・似たようなものではなかろうか


d0085887_23423608.jpg

そうした意味でいうと・・もし今
私が将来のために何か職人的な技術を
と思う若者だったら・・一番してみたいことは

多分・・北イタリアのクレモナに留学して
ヴァイオリン製作者になることだと思う
これはもうパイプの比ではない・・私には
木工芸術の究極地点にある美しさに見える
しかも・・それでいて楽器である
姿形と音色の両立
とんでもない至難の技が要るのだ

ギターと違って
ヴァイオリンの表裏は柔らかな曲面だが
熱処理でまげてるわけじゃなく
のみで削って反らせ・・カンナで調えている
この反りと厚みが姿と音の両方にかかわるので
その微妙さは計り知れないような気がする
素晴らしい緊張のはずなのだ

40年前でも・・クレモナのことは勿論
かつてストラディヴァリウスがそこで作っていたことも
知ってはいたが・・遥かに遠い世界だった
しかし・・今では日本人も大勢留学して
立派な製作者になってる人もいる
50年ずれていたんだと思う

10日ほどまえ
「魂柱』と題してヴァイオリンのことに触れた
重なるが・・このヴァイオリンは私のもの
子どもの頃に弾いたものだ

人生最後の断捨離で・・もし一品残すなら何?
と聞かれたら・・このヴァイオリンと答えることにしよう
理由は・・上手くは弾けなかったが
亡父が俸給の一ヵ月分を投じて
私のためにこれを選んだからで・・そして何より
この楽器の美しさに魅了されてきたからなのだ


d0085887_01012404.jpg

このセピアの一葉は・・覚えている
10歳のときの私・・弾いてる写真はこれしかない
子どもだったが・・身体が大きかったので
大人用の1サイズのヴァイオリンを使っているが
今手許にあるのは・・このヴァイオリンなのである

全ての設えが・・終戦直後の貧しさを窺わせるが
ヴァイオリンを習うなどとは程遠かった戦争からは
想像もできない平和らしき日の始りだったんだろう
何も知らずにいたが・・そんな時代だったのである

66年前の私
失礼だけど・・そのころお幾つでした?




応援してくださる方・・クリックしてね!!

by touseigama696 | 2018-12-04 01:38 | ●お気に入り | Comments(4)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696