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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

カテゴリ:○展覧会( 208 )

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負け戦を書くことは・・ほんとは辛い
でも勝ち戦は書いて・・負けを書かないのは
結局もっとみじめだと思ってきた

15年ほど前に・・最初に書いた勝ち戦のつけ
勝ちも負けも・・過不足なく書く
それを受け入れないと・・ご都合のハシャギで終わる
入選しました!・・受賞しました!
躊躇いもなく走る指まかせの喜びは
このブログにも・・何度も書いた
だから時来たれば・・淡々とツケを払わねばならぬ

昨日・・日本工芸会東日本支部のHPで
第58回東日本伝統工芸展の
入選者リストが掲載された
そして・・そこに私の名前はなかった

毎年応募を繰り返してきた
東京発のメジャー公募展は‥四つほどあって
幸運にも通算20数回の入選を果たすことができたが
その都度自己ベストを物差しに
落ちても何の不思議に非ずと覚悟して
私なりの緊張の時間を過ごしたものだった

昨年の本選・・今年の支部展
二度続けての選外は・・初めてのこと
やはり落胆は大きい
そして
この経験が示唆しているものは・・多分
たった今の私の技術のあれこれではない

10数年作り続けてきた作風が
最早時代の要求に対応しきれていないと
宣告されたに違いないのだ
私だけに限ったことではないにせよ
小手先で解決できる課題ではない
一人の作家が
全く別のもうひとりの作家に生まれ変わり
新しいアイデンティティーを編み出せと
命じられているのだ

改めて・・この数年の図録を振り返ると
新しい作家名が・・どんどん増えている
時代とは・・新しい名前が古い名前を押し流すこと
ほっとけば・・二度と浮かばれまい

そう思いながら
さて・・どうしたもんだろうか?
我が身に覆い被さる戸惑いに・・心は乱れる
あと数カ月で・・齢76を数えるが
陶芸家として残された選手生命は・・決して長くはない

長年の肩腱板断裂による肩の激痛
これまた古傷の腰痛がもたらす姿勢の保持の困難
アキレス断裂の術後予後の不足が招いた左足の不自由
それらが相互に絡まって
年々の筋力低下は・・加齢だけでは済んでいない

古希を過ぎてから後
あらゆる肉体的な条件の劣化は
もう一人の作家に生まれ変わる意欲を
著しく阻害している
一番落胆してるのは・・きっとここである

そうしたハンディキャップを跳ねのけ
新しい挑戦に渾身で向かえるか
悩ましい課題だが・・向き合わねばならない

こころが・・体を立ち上げるのか
からだが・・心を立ち上げるのか
よくよく耳を傾ける時がきたようだ


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今日・・彩色してみたキャンバス
肩の痛みを避けてのキャンバス・アートだが
気分転換の一助にもなってくれている





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by touseigama696 | 2018-03-04 06:52 | ○展覧会 | Comments(6)
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イタリアンのレストランが
たいした理由なしに値段を上げたかったら
食器を全部純白にすればいいかも
フレンチみたいに見えて
もしかしたら・・うっかり納得しちゃう

だが・・

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私の好きなイタリアンは
マジョリカの素朴で温かな
向日葵の花みたいなプレートがいい

それにたっぷりとパスタが盛られ
これがスープ?!
びっくりして食べるのがいい


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イタリア在住の平井智さんの個展
昨日柿傳ギャラリーで拝見した
素朴と言う言葉は・・使い方が難しい
下手の代名詞だと思ってるひともいるからだ

実は真逆
長い道のりを経てようよう至る境地である
だから温かいのだ


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在廊の平井さんと
1時間ほどお話する時間に恵まれた
失礼な言い方だが
イタリア人?・・そう思ってしまう
45年の在伊で届いた温かさの境地なのかも

マジョリカの技法などにも触れて
勉強させていただいたのだった



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by touseigama696 | 2018-01-10 06:10 | ○展覧会 | Comments(0)
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9月一杯で個展の追作の全てを終え
どうやらけじめがついた
目下印刷をお願いしてある礼状を待って
発送すれば完全な終わりになる


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個展開催のオファーから・・追作を終えるまで
ほぼ2年かかってしまった
その間・・それ以外の仕事も
多少は発生してたが
ともかく一番恐れていた怪我や病気
事故にも巻き込まれず
無事に終わったことは
古希半ばを思えば・・やはり幸運だった


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幾つもの仕事を同時進行で進めることは
最早・・集中することさえ覚束ない

両手で囲いきれないまでに・・仕事を抱えず
抱えた仕事は・・それを大事に丁寧に取組む
半年で終わるもよし・・1年で終らぬもよし
一途に向き合うこと
大事にしているのは・・それだけ


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この半月・・ロクロから離れて暮らしている
疲れたからでもあり
新たな意欲が湧くのを待つ気分でもある

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そのせいで
陶芸を忘れたブログが続いた
挽かなかったからであり
焼かなかったからだ


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今年最後のGRP展が来月開催だ
大物三点の用意が必要

もう一点準備して
四点から三点に絞ろうと思う

気がつけば・・今年も終わる
じっと工房に籠った1年だった




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by touseigama696 | 2017-10-14 01:16 | ○展覧会 | Comments(2)
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週末に・・郡山の娘を訪ねた

その娘のご縁でわざわざ上京し
6月の柿傳ギャラリーでの個展に
お越しいただいたのが
郡山で懐石の名店「らん亭 美日庵」の
ご主人夫妻である

その折り
料理で使ってみたいという仰せで
大皿のご注文をいただいた
糸抜きでの波状紋の定番のもの

この個展での追作の最後に
共箱に納め・・納品しながら
料理を頂戴することになったのだ

『らん亭 美日庵』・・らんてい・びびあん
ネット検索すれば評価のほどがよくわかる

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品書きを頂かないと・・覚えきれない
秋の旬が・・随所に散りばめられて
さすがな懐石なのだった



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松茸の季節
個展の準備と開催に明け暮れている間に
季節は・・夏から秋に大きく移り変わっていた

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写真は
並んだ料理のほんの一部でしかないが
陶に限らず・・吟味された器が
懐石のこころを表していた

やがてこの中に
私の皿でもてなされる席もある
作家冥利に尽きるが
同時に・・こわいことでもある
器の役目
それがしっかりと見えてしまうからだ


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やがて・・別れのご挨拶も済ませ
駅が目の前の
娘のマンションに戻った
この春に・・転居したばかりの住まい
高層の窓から見える明りは
まるでイルミネーション

美食を身に成すため
迷いそうにない大きな道を4キロほど歩いた



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by touseigama696 | 2017-10-02 09:35 | ○展覧会 | Comments(0)
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去年通ったら今年も通る・・って
そんな保証はまるでなくて
今年通るのは去年の半分・・って
それが当たり前な激戦

今年は・・残念ながら沈没でした
良い時だけ書いて・・沈没は書かないってのも
いささか卑怯かと
無念の涙にくれながら・・さっき見た新聞を脇に
これを書いているわけです

結果に何も不思議はないのですが
自分なりに無念だと思うのは
自己ベストで出品できていないことです

毎年それなりに結構な時間をかけて工夫しますが
今年・・それが出来ていませんでした
7月の出品を前に・・その不足を実感していて
少々迷ったのですが
その迷いが・・すべきことをせず
せざるべきをしてしまった・・のだと思うのです

晩学の陶芸であれば
決してポテンシャルが髙いわけではありませんから
変化させることの難しさは・・分かっていながら
「今まで何が良くて通って来たのか
それを忘れたでしょ!」
確かにそれを忘れた出品だったような気がします

また来年に向かって意欲を掻き立てますが
この展覧会で落ちることは・・少しも不名誉なことじゃなく
通ることの方が不思議なくらい
毎年・・そう思っています

ところで・・新聞発表によれば
千葉県では陶芸は16人入選していますが
その16人全員が・・私も所属している
伝統工芸陶葉会のメンバーでした・・凄いです
東京都知事賞受賞の和田的さんは
いずれ日本の陶芸を背負う逸材
近々に会での受賞祝いがあるはずです

こうした仲間の切磋琢磨こそ
技術だけでは手にできないセンスを磨くのに
この上ない刺激になっているのです

個展の追作を終えつつある今
久しぶりの個展が無事に済んだことだけでも
ありがたいことで
あれもこれもは欲張りなのでしょう

捲土重来・・来年そうなるように
気力と体力の温存を心がけることにします



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by touseigama696 | 2017-08-24 06:12 | ○展覧会 | Comments(0)
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一昨日の最終日前夜
会場にやってきた妻と娘を連れ立って
閉館後・・地下二階のギャラリーから
地上八階の京懐石柿傳に上り
夕食を楽しんだ

「画竜点睛」という言葉がある
どんな竜を描くにも
最後に生きた目が入らねば名画足りえず
そんな意味だ

和の食事でいえば
さしずめ飯と汁と漬物
これが「目」・・とても美味しかった
だから全ての料理が竜になった

何人かの友人たちも
柿傳ならではの個展だからと
ギャラリーに来てくれた行き帰り
ここで食事をし
美味しかったと言ってくれた


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老舗の良さは
これだけはどうしても守らねばならぬ
長い年月を・・そうした掟を守って
商売の原則を犯すような愚挙はしない

いつ行っても美味しい
言うは易く・・行うは?
ここの料理の評価が高いのは
きっとそこが守られているからなんだろう


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さて・・1年半の旅は終わった
5年ぶりの個展
不安を抱えての制作だったが
無事に終えることができた

最終日の昨晩
片づけが終わり・・書類の確認が済んで
ギャラリーの担当女性たちとの別れの夜がきた


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その女性たちにサポートされて
作家は「開会中・・全日在廊」
ここで個展をする作家は
大抵これを守っている

いつ来ても作家がいるというのは
いつ来ても美味しい・・と同根
料理や作品との親近感を思えば
それも個展の点睛・・大事な慣例だと
私は思う

ギャラリーに見識があって
それだけの強さがあればこそのこだわり
1年半の緊張も・・作家として
そうしたことへの敬意だったような気がする


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会期が終ったら・・少々のんびりしたい
大方の陶芸家はそう思うはずだ
久しぶりでもあるから・・私にしても例外ではない
そのつもりでいたが
どうやら・・そうもいかないようだ

考えてみれば・・それも贅沢な話
最終日の後には・・しなければならないこともある
のんびりするとすれば・・それが終わってからだ


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担当女性が作ってくれた資料に従えば
この先1~2ヶ月の間に
追加制作56個・・箱書き42個
有り難い仕事が残った

しかし
「誰も来てくれず・・ひとつも売れない夢」
初日に書いたが
その恐怖の夢を思えば・・贅沢な結果である


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いずれにせよ・・あらためて長い旅は終わり
一週間・・終日同じフロアーで過ごした
四人の女性担当者の方々と
別れを告げてエレベーターに乗ったが
ふと惜別の情が押し寄せてくるのを感じていた

新宿の夜の駅前は大賑わい・・歩くのも難しい
地下二階のギャラリーの静けさが・・嘘みたいだった



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by touseigama696 | 2017-06-12 07:55 | ○展覧会 | Comments(0)
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六日目の午後・・ふと気づくと
ためつすがめつ作品を凝視する女性がおられた
作品への興味の持ち方は・・見方で想像できる
鑑賞なのか・・制作上の関心なのか
きっと後者だと思ったのでお声をかけた
やはりそうだった

そしてその興味は
以前からブログをご覧になり
かなり技術的なことまで広いものだった
仮に陶子さんとしよう

声をかけた瞬間・・振り向いた表情は
「あなたは私を知らないけれど
私は・・あなたを知ってますよ」
ブログが間に入ると
それが目に現れていて・・大抵当たるのだ
実際・・初対面だが
私のことをよくご存じで
ブログから記憶に留めていただいているのが判る

「芳名帳にお名前書いてくださいな」
その記載を見ると・・北海道とある
「何か用事があって上京されたの?」
陶子さんの答えにびっくりした

「この個展を見るために来ました
以前から興味をもっていたので
作品を見て触れてみたかったんです
昨日からホテルに泊まり・・明日帰ります
忙しそうにお見受けしたので
声をかけずらかったんですけど
お話ができてよかった!」

当然ながら
私もお声をかけてよかったと・・痛感した
もしも失礼して話もせずにお帰ししたら
悔いるに違いない

陶子さんは・・今はアマチュア陶芸家
でも話を聞くと・・ただの趣味ではない
いずれ自分の個性を見つけて
世に出る意欲を旺盛にお持ちのようだ

52歳からの晩学陶芸の私には
共感できるものが沢山ある
今・・自分の工房ができかけていて
将来への夢が弾けそうな様子
目がそう言っていた

「技術的なことはともかく
高い目標に向かうためのモチベーションや
その維持のためのメンタリティーのことなら
言葉を通して応援できることはしますよ」
そう約束したのだった

丁度親子ほどの年代の差があるが
「本気」が理解できる年輩で
時間をかけて成熟してほしい・・と思う

参考にと
幾つかの作品をお買い求めになって
帰るために立ち上がった陶子さんは
「やっぱり・・これもください
気になっていたんで
このまま帰って後で悔いるのは嫌ですから」

それが写真の径8㎝の丸い花入れ
幾つか追加制作の必要な作品だから
これから作ることになるが
せめてご好意に報いる意味でも
一所懸命作るのは言うまでもない

高い旅費宿泊費をかけ・・あまつさえ作品の購入
それを無駄にさせないため
私にできることなら
応援にやぶさかでないことを心に決めながら
見送ったのだった

こうした一期一会こそ
個展の個展冥利に尽きるものだと思う
物を越えて心が揺すぶられる
願わくば
作品がそれについてゆけることだ

最善は神の仕事・・でも自己ベストは
外してはならない私の課題である



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by touseigama696 | 2017-06-11 06:19 | ○展覧会 | Comments(4)
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帰宅したら・・この本が届いていた
高校時代の級友・・三井秀樹クンからの贈り物

彼は・・造形学の専門家
長いこと筑波大学で研究と教鞭の日々だった

私が初めて日本伝統工芸展に通ったとき
展示を見て
「オマエは気づいていないだろうが
このデザインはフラクタル幾何学そのものだよ
これ読んで・・勉強しろな!」
と著書を送ってくれたのだった

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私のランドマークみたいな「糸抜き波状紋」は
こうして理論的な裏付けをもらい
その後繰り返し制作して今に至るのである


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今回の個展も初日に来廊で見てくれた・・そして
「新しい本だしたから送るよ」・・それがこれだ


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ひもとけば今も・・彼の掌中で勉強させてもらっている

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これも・・そう


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これも・・そうだ


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2015/01/22のこのブログでこう書いた


「オーガニック・・有機的なデザイン
それは・・フラクタルでの波状紋も含まれる

だから波状紋から離れても・・新しい展開は・・
オーガニックであるべきだと思うのだ
彼の著書には・・こうある

有機的形体には・・ふたつあって
現実的形体としての・・有機的形体
観念的形体としての・・有機的形体
前者が・・あるがままの動植物の自然なシルエット
後者は・・人間が作る滑らかな曲線に包まれた形体

私が・・やろうとしてることは後者
そのままでは自然界にはないが
この手で作り出す柔らかで・・
滑らかな曲線が・・器の上で揺らぎ
穏やかな生命感につながってゆく
そんなイメージを描いて・・
試行錯誤の毎日なのである」

今回の個展のコンセプトが・・それである


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「この自然界に・・自然には直線は存在しない」

糸を貼りながら・・いつもこの言葉を思い出す


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「持つべきは友」
昔から言われてきたが・・老いればなおのこと

勉強嫌いの鈍だった私が
こうして直感に裏付けをしてもらえるのは
友達に恵まれたからである

五日目の個展
だいぶ展示作品が少なくなってきたが
それでも
途絶えることなく来廊してくださる
級友・旧友・救友・求友‣久友・究友
どなたにも
ただひたすら多謝なのである



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by touseigama696 | 2017-06-10 06:03 | ○展覧会 | Comments(0)
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人も物も・・初日を越える四日目でした
嬉しい悲鳴だなど・・月並みな言葉では済まない
多謝な一日でした

このギャラリーは・・とても広いので
少々の来館では混雑しませんし
どなたもいないとなると・・ガランとして
作家にとっては・・心理的な圧迫があります
だから・・こうして賑わっていると
正直やはりホッとします


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それでも6時を過ぎて
みなさんがお帰りになった後
追加制作の必要のある作品を
アングルを変えて撮影し始めました

個展を終えた後・・ロクロの前に座ったら
これを頼りに再現を図ります
ノートにディテールを数字化し
写真に添えて保管することなります


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裏からも撮ります
高台の大きさも大事なデータです


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この香炉も追加制作です
紋様をコピーするわけじゃありませんが
やはり同じ雰囲気が出るよう・・糸を貼ります


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三つ足の様子もチェック
間違えてはいけないディテールです

最終日までの間に
なるべく正確な資料を作って
ロクロの前で困らないようにしなくちゃ
そんなことを考えながら
四日目の個展は・・閉館なのでした




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by touseigama696 | 2017-06-09 04:30 | ○展覧会 | Comments(2)
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初日に戻った三日目の賑わい
ひとも作品も・・沢山動きました

個展というのは
久しぶりにお目にかかるひとと
初めてお会いするひとが入り混じって
独特な一期一会の時間です

扉が開いて
どなたかが入っておいでになる時
スポット照明に依存した会場は
来客には逆光になり・・「どなたかな?」
ちょっとした沈黙があり
そこで初対面と再会が判ります

どちらであっても
失礼のないように応接せねばと
緊張の一瞬でもあります

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52歳で始めた陶芸
この歳から少しづつ広がった新しい人の輪
感慨深いものがあります

再会は回帰であり・・初対面は出発
この歳になって大事な経験といえます


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今回の個展で目立つのは・・評判の良い作品に
追加注文の印が幾つも重なることです

終ったら直ちに制作にかかりますが
準備のため・・隙間の時間に
当該作品をアングルを変えて写真に撮り
再現の資料を用意しています

技を問われる課題・・頑張ります



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by touseigama696 | 2017-06-08 02:50 | ○展覧会 | Comments(4)