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2019年 04月 26日 ( 1 )

老いゆく日々に・・

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「父は高齢になってから鬱状態だったと 
今振り返れば思います
もっと心のケアにも気を配るべきだったと 
今更ながら申し訳なく思っています」

このブログでも長いこと親しくおつきあいしている
ニュージーランドでファームを営むBBpinealleyさんが
内視鏡検査に触れて書いた昨日の記事に
こうコメントしてくださった

ご自分の御尊父のことだから書けても
一般論としては言いにくいことかもしれない
しかし
老人の晩節に目を配れば 最も大事な視点のように思う

ついこの間までの元気だった自分が
日々に衰えゆく現実を知らされるのは
老いと知りつつもやはり憂鬱なことだ

体に起こる疾病としての「死に至る病」は
可能性として受け入れるしかないことを
充分に理解もし こころの深いところで
それなりの覚悟は作れるが
どうしても腑に落ちなくて悩み苦しむのは
極めて具体的に昨日までできたことが
今日できない劣化を思い知る
あのひたひたとせまる失望感
それこそキルケゴールの言う「死に至る病」
つまり「絶望」で それが憂鬱の根源なのだ

余談だがキルケゴールのこの本 読了してはいない
高校時代挑戦して余りの難解に
それこそ絶望して投げ出した覚えがある

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閑話休題
老人が長生きする世の中は医学的には
報われた社会だと感謝もするが
しかし
長生きが必ずしも幸せとシンクロできないとしたら
そしてそれが憂鬱がもたらす絶望の仕業かもとすれば
贅沢と言われそうだが
身体の長生きと同時に心の長生きをもたらす処方を
生命科学は更に一考二考してほしいものだ 

俗に云えばフィジカルには強くなったスポーツ選手に
それに相応しいメンタルを作ろうとするあの進歩が
これからの老人の長命を支える大事な処方だからだ

BBpinealleyさんによれば 
例えば昨今の抗鬱剤はピンポイントで進歩しているとか
個体に応じて幸福度を探ってくれる処方が
失うものを補って 「これだけあればなんとかなるさ」
そんな思いで暮らせる社会になってほしいと切望するのである


今日からこのブログに新しいカテゴリー
「老いゆく日々に」を新設した
時に応じて
77歳になる老人が押し寄せる晩節のあり様を書く
一番差し障りのないところじゃなかろうか

真っただ中のひと
やがて来るひと
遥かに遠いひと

色々ご意見があったらコメントでどうぞ!


BBpinealleyさんのブログはこちらから



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ろう抜きと同じ技法の皿 自作





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by touseigama696 | 2019-04-26 08:28 | 〇老いゆく日々に | Comments(6)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696