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2019年 04月 25日 ( 1 )

憩室

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「憩室」
3年前の今頃 こんな言葉は知らなかった
けいしつと読むが勿論「休憩室」ではなく
ましてや麻雀屋さんの看板でもない

難しいこと書けば
内腔性の食道とか胃・腸などの臓器の壁面にできる
祠みたいな突出物で 基本的には無害だけど
時折り原因不明で出血して
患者をおどかしたりするのだそうだ
「大腸がん」ここら辺が悪役で登場する可能性もあるからだ

一昨日の朝 突然便器が赤く染まって
「今のところ放っておいても問題ないでしょう」
3年前のあの日にはそう言ってもらえた下血も
今回も同じものだと勝手に判断するわけにもゆかず
年初に入院して別の疾患で治療してもらった近所の
大きな病院で外来診察を受けたのが一昨日

「CTの所見なら多分前回と同様の結果だと思うけど
念のため内視鏡の検査しておきましょうか
幸い明後日に空きがあるから来ますか?」
そういうわけで
慌ただしくもでも早いに越したことはない検査が今日だった


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検査前日の昨日から食事が制限され
指定の三食でいささか足らずの不満も我慢した

そして今朝の8時には
昨晩作りおいた2ℓの下剤を2時間で飲みながら
トイレ通いして腸の清掃をしたのだった

考えて見れば
大腸の内視鏡検査は今回で三度目
最初は胆のう切除の手術が目的での内視鏡だったから
入院ベッドからトイレ通い 二度目が外来ロビーで
3人ほどの患者さんと同じことをした

そして今回は何と
過去2回は病院でしたことを自宅でやるように指示された
まぁ自分専用のトイレもあり
誰かと取りっこになることもないから
これはこれで結構なことなのだが
最後にトイレを済ませて病院に駆けつける際
残りの下剤にいたずらされないかを心配する羽目になったが
幸いなことに何事もなくて済んだ
妻の運転する車で10分足らず
こういう時は近いことが一番有難い

2ℓの水分を2時間で飲むのは苦痛だが
やれば何とかなるものだ


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3時半から30分ほど
腹の中の四角いベースみたいな腸を
スケート靴が滑るようにカメラが走った
若いドクターだったが
きっとゲームでも名手じゃなかろうかと思うほど
腸内の景色は高速で移動していった
自分でも眺めることができ 前回を思い出しながら
一緒にモニターを見ていたが
「見つかれば取りますね!」と言われていた
ポリープを見つけたわけでもなさそうで
何事もなく終わり 案の定

「前回同様問題になる所見はありませんでした
きれいだから多分2~3年は大丈夫そうですね」
ご託宣があって幸いなことに難を逃れたのだった

加齢による原因を特定し難い症状は色々あって
そうした劣化とつきあいながらの余生
良いことも悪いことも
何が起きても不思議ではないことが日常だとして
生かされてる時間を精一杯生きるしかないのだ

3年前のこの検査のときは
本気で最悪のシナリオを思い描き
それなりの覚悟を作ったことを思い出す

令和の招来を間近にして
同年輩の昭和が日に日に消えてゆく
それぞれにみんな立派に生きて立派に死んでゆく
成ろうことなら倣うべしである


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木の葉紋の色絵鉢 自作




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by touseigama696 | 2019-04-25 00:42 | ●エッセイ | Comments(20)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696