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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

2018年 10月 07日 ( 1 )

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             お借りした写真です


you tubeをサーフしてたら
世界の大金持ちのライフスタイルを紹介する投稿を見つけた
経済界の資産家・・スポーツ・芸能界の大スター
さすがに大富豪らしいライフスタイル・・なるほど凄い

とはいえ
ヒガミと言われそうだが・・暫く見ていて飽きた
富豪たちのすることは・・結局おおよそ相似形になる
風光明媚な広大な敷地に・・壮麗な屋敷
贅を尽くした調度に囲まれ
座り心地の良さそうな椅子がそこかしこ
高額な趣味のコレクションが飾り棚を埋め
巨大な一枚ガラスの向こうには
燦々と陽に照らされた海原が広がり
プールの水はどこまでもアルパインブルーに爽やかだ

車庫に名車が並び・・空港にはプライベートジェット
季節ごとに別宅を使い分け・・避寒避暑も自在である

主が変れば・・もちろん雰囲気は変っても
コンセプトは・・やはり相似形で
広さとボリュームが変わるだけ
ライフスタイルというより・・それしかない必然なのかも
小さな金の使い方は千差万別だが
巨額になればきっと・・選択肢はあまりなさそうだ

「ここに帰ってくると・・一番落ち着くんだ」
テニスコートの広さのリビングの
その一角に置いたソファーに座って
そう言えるには・・きっと慣れが必要だ
私が好きな「コックピット」は・・かけ離れて狭隘である
適当な狭さのゆえに感じる・・おさまりの良さ
長時間居座るにはこれがイチバン・・私にはそうなのだが・・

そういえば数日前見ていたアーカイブで
エルミタージュ美術館の館長が
あの舞踏室のような展示室の整然とした秩序とは
およそ似つかわしくない
書類と文献が辺りかまわず積み上げられた・・館長室のデスクで
インタビューを受けるのを見て・・密かにウィンクを送った
「ここが・・私だけの場所だよ」
そう言ってるような気がしたのだ

なりたくてなれるはずもない富豪だが
贅沢が相似形になってゆくというのは
考えようによっては
人間の個性化には・・金はしばしば意地悪し
一本道の金持ち街道に誘い込まれることになるのかもだ

だから・・個性的な金持ちとはよほどの胆力で
金の磁力を免れる人間でないと叶わぬ
そういうことになるんだろうか


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お借りした写真です

このめざしを見て・・思い出すことがある
ご存じの方も多いだろうが
かつて石川島播磨 東芝で社長を務め
その後第四代経団連の会長をされた土光敏夫さんのことである
総理大臣といえども決して無視できぬ・・財界総理
とりわけ土光さんの力量が・・行革を進捗させた功績は大きいと聞く

この土光さんが・・毎朝夫人と一緒の朝食に
好んでめざしを食べたというのが・・一つの伝説になっている
つましい私生活をされたという意味である

しかし・・この財界総理
経歴で言えば決して安サラリーマンではない
勿論詳細は存じ上げないが・・それなりの資産家の筈である
でもこの方は・・相似形の資産家ではなかった

伝説によれば
最後まで報酬の中から10万円だけをとり
それ以外は・・土光さんのご母堂が始めた学校
橘学苑に全て寄付しておいでだったのだ

相似形でない富豪の・・ひとつの生き方である
人間の素直な欲求のひとつが・・仕事に成功して富豪になる
叶えばそれも決して間違った人生ではない

その上で
世界の1%の金持ちが・・下位から半分の人口の総資産と
ほぼ同額を所有しているという報道が事実なら
僅かに相似形を崩して・・支援に回せれば
どれほど世界の貧困が救われるのか
1%の方々に・・いちど考えてみてほしいものである

富豪になると・・どなたも篤志家になって
世界のアンバランスを治すために
巨額の奉仕をするのがならい・・になるって
そんな相似形なら・・大歓迎である
(もしかしたら・・もうあるんだろうか?
そうなら・・ゴメン!)





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by touseigama696 | 2018-10-07 08:09 | ●エッセイ | Comments(0)