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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

2018年 04月 19日 ( 1 )

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これらのぐい吞みは・・今はもう手元にはない
写真だけが残っているアマ時代の自作である

やきものに手を染めて
最初に好きになったのが・・粉引きだった

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これを・・粉引きと呼ぶのが似つかわしいか
もともと赤い土で白いやきものを・・が
狙いだった粉引きだから
白くなきゃ・・粉引きじゃないって言われそうだ

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でも私は・・土の鉄分を反応させて
紅斑をひく粉引きが好きだった
いわゆる御本手というやつである

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旧房時代・・ガス窯を使いやや還元で焼成した
あと10度も温度を上げたら
この紅斑は・・消えてしまう
程よく御本を引かせるのは・・案外難しい
これなんかは・・結構紅い
嫌うひともいるが・・それも一理である


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この手のぐい吞みの場合
器胎は指まかせのロクロがいい
ロクロ目・・歪みも生かせる

土と白化粧泥の工夫を重ね
白さの中に好みを求めて
随分と楽しませてもらった


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しかし・・やがて公募展に応募するようになり
個性が要求されて・・こうしたやきものから
段々・・遠のいていった

52歳からの晩学の陶芸では
独自な粉引きで個性を確立するなんて
到底及びもしないことである

先日書いた志野の鈴木蔵先生が
桃山志野を現代に再現させて手にされた個性が
どれほど凄いことか・・理解できる



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殆ど糸抜きによる制作に明け暮れた・・10数年
糸による線紋を描こうとして
ロクロの挽き方は・・随分変わった
ロクロ目や歪みは邪魔になって
糸のための造形が軸になった

その良し悪しは・・定かではない
今でも
エイヤッ!で止めるロクロは嫌いじゃない

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でもこだわってきたアイデンティティーが
思いがけない方向に私を引っ張るのを感じて
それが私の作風になるのかもしれないと
ひたすら従ってきたような気がする

作風の今昔
古い写真を眺めながら・・そんなことを思い
また別の作風にも・・思いが蘇るのだった




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by touseigama696 | 2018-04-19 05:15 | ○ギャラリー | Comments(0)