「白＆黒」で彩色

この写真は焼成後の完成形ではありませんこれに彩色した後　マット系の石灰釉を吹いて本焼きに窯入れする準備の最中です



黑生地に黑の糸テープを貼ってありますが素焼きで生地が白っぽくなるのでこれで完成形のように見えて時々誤解を招くことがあります


線模様の周辺をマスキングして中央の薔薇紋のために白化粧をこの器の場合は筆差し＆タッピングで塗り叩きました単純な吹きつけよりもタップの効果で布目の雰囲気が期待できます



養生を外して黒を筆差しで塗り込む準備です

はみ出ないように気をつけます使ってるのはhus-10の黑絵具



最後に糸を外して準備完了（その写真撮りそこないました）



中央の薔薇紋はこんな感じになる筈



線紋の口縁部はこの黑＆黒のグラデーションの予定です
彩色中と焼成後に大きな変化がなく白が黒に黑が白の反対色で表現されることになり結果を予測する時に錯覚するとモノトーンの雰囲気がガラッと変わってしまい失望に終わることもしばしばです明るい筈の皿が暗かったりシックな黒ベースのつもりが白ベースに表現されたりといった不満というわけです
ボケ防止に実効性があるかもと必死で完成予想を間違えないように苦労する毎日なのです


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