懐かしのカメラたち

2005～6年だったと思う陶芸で写真が必要になってカメラを買った当時の花形Nikon-D200 手にずっしりくる奴だった



10年ほどして買い足したのが同じＮikonのD7000しかしその頃は陶芸も少々忙しく「撮る」より「焼く」に追われた



ボディー２台にレンズが５本バックが重くなってやがて足も重い時代にさしかかってしまった
「趣味なら本気で！」ＣanonのCMを標榜して陶芸を教えそれでいて自分はNikon些か後ろめたかったせいもあり日頃はCanonのデジカメを愛用してきた
記録ならそれでもいいが器をもっともらしく撮るとなるとやはり仕掛けの大仰な奴がいい


転居の折に見失っていたバッテリーチャージャーが見つかったのを機会に少しまたいじってみたくなった少々古いが名球タム9の丸ボケ300㍉の手持ちで揺れるコスモス狙い筋力・集中力不足でボケで終るかもだがそれもありでいい


どうせこんな具合の工房内特設セットでミクロやマクロに挑むが精一杯かもしれず筋力トレーニングのつもりである


2005～6年のころの私流石に足にも力がありそうだ今では到底敵わぬこと「しゃんめい！」か

長いことNikonで撮らなかったから未使用のライブフォトが残っておらずそれも復活を決めるきっかけだったかもしれない
パッケージ用の硬いリボンの端くれ狙えば結構きれいなシルエットだ


これは何度も使った捕まえるのが大変だったがジュエリーを作ってる気分だった



シャボン玉＆雫シリーズ多分この一枚は初めての掲載かな・・
雫に潜った暗い赤が好きだ



夏はこの花が好き・・



白いアネモネの花ことばは可憐な姿に比べれば哀しいものが多いとか儚い恋・・ファインダーから見るのとは大分違う



花らしくない撮り方そのつもりで挑んでも大抵花に負ける


近づく虫たちには菓子としか見えまい彼らに菓子は嗜好品ではない花にも虫にも命の伝承なのだ


目立たぬ咲き方それって案外目立つ
この球形微かなひずみがあって月のよう真円に届かない分印象的だ





木にも草にも自我がある写真にしてみるとその強さにびっくりする
互いに枝ぶりの行方を自制しているみたいに見える世界中の為政者たちに教えたいのはたったこれだけ！なんだけど



自然が織りなす曲線の美しさその重なりは更に美しいまるで波状紋
私の原点はここにもあったみたいだ


　　　　　　　　　　　一緒に仕事した今は亡きカメラマンのSさんはたまに私の取材メモ的なパチカメ写真を見て褒めてくれるのは大抵「ピンボケ」相応しいレンズならピンボケはものを言うそう教えられたのを思い出す
このボケの狙いは会社帰りの夕方が女性たちにとって如何に気忙しいかピントが合ってりゃそれは伝わらないだろな


大きな湖の水辺で釣りをする老人いそいそと足早に糸を手繰り躍るが如く楽しそう
背後の枯草にピンが来てるのはひがんでることを知らせたいからさ



屋台で一体200円で売っていた陶器のピエロそこはかとない哀愁は200円のせい？　


ゴッホが好んだ向日葵ゴーギャン　マチス　モネそれぞれに違うひまわりを描いているとか
カメラも私の体も少し手入れをして秋には川辺に花を探そう

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