50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・
by touseigama696
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2022年 06月 12日

この丸壺 今は手元にはない10年近く前だろうかご依頼を頂いて制作したものだったブログでもご紹介した覚えがあるが今夜はそれとは別の切り口でこの作品のことを書いてみたい 何の屈託もない正円に近い球形に形同様これまた変哲もなく等間隔に糸を貼っている コバルトとは異質の淡い化粧泥が糸を剥がした後更に淡い青に染まっておとなし気であるどこかにアクセントをとも思っていない 今振り返って写真を見るとこれでよかったと思う写真を見るとなおのことそう思う あれから10年糸を貼る事なら多少は手練れて複雑にすることも出来なくはないが新しい紋様を探して手をかけてみると 変化が目立ってどこか違和感につながるようだ 少し老いたせいか碗力も手指も力を失くしそれを埋め合わせるべく余計な企みを施しているみたいで最後まで行かずに引き返すことが増えた ふとこの写真を思い出し暫く眺めて得心した思いがある「思い出す」とは忘れたことを取り戻すだけではない余計なこだわりを捨てることでもあるのだついついしつこくなるこだわりからの脱出 案外まめに撮っておいた写真から得るものは多い
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by touseigama696
| 2022-06-12 22:58
| 〇老いゆく日々に
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