カラーチャート制作

前回ご紹介しましたが新作シリーズで釉裏彩の淡い器を勉強し始めていますこの茶碗もそうです白に僅かな水色が混じっています
彩色だけなら左程ではないのですが限り無く白に近い混色となるとパレット上でも器の上でもどの程度に重ねればいいか迷います



取り合えず原色のままチャートを作ってこれにどの程度白を加えるかそして釉薬もまたどのレベルでの厚み薄みを加減するかテストする必要に迫られます
私の場合は光らせたくないのでマット系の石灰釉をボーメ40前後でエアガンでスプレーします
全体が白色に傾いていますので汚れ防止のことも頭に入れる必要があります



色々な角度からテストピースを起こして不安材料を消してゆきます記憶ではもう追いつきません



テストピースにはデータを示す記号を振って何をしたかをノートしますがそれでも抜けてたりして我が頭をコツンコツンしています情けない話ですね
「エイヤっ！ロクロ」に「ズブ掛け釉」だった初心のころこんな複雑なことしようとしてた筈もなくどこでこうなっちゃたんだろと不思議な気分になるほど柄にないことをしてるのかもしれません


シンプルできれいなものを作ろうとするとすることは決してシンプルではないそう思うのは皮肉なもんですが一方でその努力にこそ僅かな進歩が担保されるのかもと残された時間をピンボケ脳に鞭打ってがんばってみるかとため息する日々なのです
切れたり歪んだり失敗したタタラ板は今はテストピースの素材で重宝していますきちんと糸を貼ってテストしています


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