居住まい佇まい

「一番苦しい姿勢が一番楽な姿勢と思えた時修行が身になったということでしょうね」
曖昧な記憶だが地歌舞の武原はんさんのことばだったような・・
武原さんの舞を見ているだけでこうなるまでの道のりの遠さをやんわりと教えられる思いだった
佇まい・居住まいここに一本筋を通そうとすれば「苦ありて後の楽」舞に限ったことではなさそう何ごとによらずその道の基本はいつでも「苦ありて後の楽」なのだから


去年も今頃岸本さんの盆栽で木槿（ムクゲ）合歓木（ネムノキ）をご紹介したあれから1年不毛の時間に情けない思いを抱きながらこれも「苦ありて後の楽」なのかである


だから岸本さんの盆栽に地歌舞いの静けさと雅な佇まいを見るように穏やかな気持ちに誘われるのはやはり嬉しいものである


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