指数関数的増加

この道路の上に新聞紙を一枚置いて最後のクイズの答えを考えてみてくださいな！
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コロナの急速な拡大を説明する学者さんが「この指数関数的な急増を理解していただかないと・・」と言っていた
「わっかるかなぁ～？　わっかんねぇだろな～？」みんながこれでわかってりゃとっくに治まってるかもだもんね
多分高校数学の数Ⅱ辺りだろうかここらが好きで解ってりゃ死んだ親父の奨めに従って医者になる努力をしたかもしれないが生憎まるっきり苦手
「数学は計算の世界」だと思ってしまったのが間違い「数学は理屈でもある」ことを知らなかったのだ今日の100円を明日200円明後日300円とコツコツ増やす地味もあれば他人の気づかぬコツを見つけりゃ100円が200＜400＜800＜1600と倍々で増えてゆく派手もある良し悪し抜きでものの考え方にもつながるのだ勿論逆もありで派手に損するのも同じ理屈である数字は理科系　文系は言葉で勝負実に胆略に過ぎた青春だった
倍々の理屈に出会った最初が麻雀だったのも通俗的だ役一つ増えれば賞金は倍で二つなら4倍いかにもスリリングである今日の倍は明日の4倍コロナもそれなのだ
指数関数的という言葉のカテゴリーではこれを実感できる人はきっと少ないだから雀士に解説させればもっと仰天するはずである
似た例えをもう一つ
「新聞紙の厚みを一枚0.2㍉としてそれを二つに折り返して畳んだら何回折り返せばその厚みが富士山の高さになる？直感的に思いつく数字でいいよ」
このクイズ大抵の場合　みんなの答えは1万回とか10万回のレベルが普通である0.2㍉が3,700㍍までだから無理はないけどね
正解は26回目である25回で3,300㍍を越え26回目にはその倍の6,600㍍になる最初の6回畳むだけなら1㌢に過ぎないのに200㍍からは5回で富士の倍に届いてしまう
指数関数的な増加を理解するとはこうしたことであって26回を26日と置き換えればコロナ激増危機を呑気にしてはいられないということじゃなかろうか
「ほっとけば一ヶ月もしたらとんでもないことになる」数学の勉強を怠ったことを深く反省しながら
麻雀で教えられた理屈に感謝しつつじっとおとなしく自粛してるのにはそうした思いがあってなのである

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