カメラ映え

最近焼いた一枚の小皿時々こうして写真に撮るが少しでも美人に見えてほしいと色々背景を変えてみたりもする
白い器に白の背景



同じ器も
背景を黑にすると大分様変わりする↑の白バックだとぼんやりとした輪郭の中に黒の紋様がやや際立って見えるが
黒のホリゾントを背景にすると模様と同格なボリュームで輪郭が主張し模様の前に皿であることを言いつのっているようだ
何を見てほしいかを考える時ホリゾントを器に合わせるか模様に添わせるかで見てほしい雰囲気は変わるものである
写真はただ写ってればいいというものでもない商品として何をアピールできるか作り手の意思の反映のひとつになる



この湯呑みは紋様の色合いを見てほしく



この筒茶碗はふんわりした姿を売りにして紋様は薄手の同色にしてみたのだ


幾何的な木賊紋で茶碗を包めば輪郭が消えても屹立ちの直線が目立つ茶碗のつもりで作った作品である
侘び寂びとは無縁のようだが現代社会の気忙しい朝に一服仕事の始まりに勢いを・・そんな茶があってもいいではないか



こっちのカップ＆ソーサーは単純なＢ＆Ｗの市松紋様もセットにすると結構派手な雰囲気がでる背景が同色の黒だからとも言えそうだ



色彩を使って加飾した小鉢それより少し赤い千代紙をホリゾントに敷いたら小鉢を引き立てて季節の移ろいを表現してくれた
「写真」は真実を写すと書くしかし場合によると真実以上を掘り起こしてくれることもある
ファインダーを覗くときふとそんなことを期待してるのかもしれない



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