Runway

表参道これを撮った日のことは覚えているがもっとずっと前のようでデータによれば2005年とあるならきっとそうなのだ


原宿という地名はあるが　町名ではないでも神宮前というより原宿の方がピンとくるビルがビルにまるごと写り込むほどに贅沢に作られた町である
若い頃テレビのオーディオスタジオが青山にあってしばしばそこで徹夜仕事するので何とはなしに深夜に出歩いた街ドンクのパンは既にあったがアンデルセンはまだそんな時代だった


表参道は同潤会アパートがあったころから原宿駅からの長いながいランウェイお洒落な男女のおしゃれな舞台だった撮るならアングル考えないと・・だって彼らのデビューの日なんだろ


15years ago・・とてもそうは思えない


ラッキー! この1枚で15years agoはオーソライズされた


大きなバッグに黒づくめのコスチューム殆ど身じろぎもせずにもの思いに耽っていたが大人だな・・きっとキャリアに違いない


当時こんなカメラ持って歩いていたんだ？まぁこの方がプロっぽくはある私がいた頃はもっと大きくてアナログだった
使いまわしの利かないフィルムだったんだぜ


この街で歩くことは移動ではない移動なら車に乗ればいい歩くのはチャンスを作ることチャンスを掴むことだから軽やかに歩く足の数と同じ目が全てをずっと追っているだってランウェイだからだ

この美しい若者の目はじっと見つめるウィンドウの中に何を見ていたんだろう
あの日から15年　彼女は探し求めたあの時の何かを手にもしかしたら今彼女のランウェイを颯爽と歩いているかもしれない
まっすぐな眼差しが・・きれいだった


応援してくださる方・・クリックしてね！