決めるのは誰だ？

この雑然の限りの工房コクピットで曲がりなりにもやきものができるのはどうして？

この支離滅裂なロクロまわりでどうにか必要な道具が使い分けられるのはどうして？
この問いに私見で書けば
「何をするにも決めるのがわたしひとりだから・・！！」ということになる

狭い工房の隙間を狙ってたった今挽いた器が並べてあるだけどこの後は少し待機させることになる乾かないと手がつけられないからだどれくらい待つのか？天気にも左右されるし腕も絡む肉厚なら乾きにくいまぁ今の季節新聞紙一枚かけとけば明日なら大丈夫表に並べれば勿論もっと早いからそこは仕事の流れ次第決めるのはまさしくit's up to meなのだ



別の一角には頃合いの皿が並んでる何が頃合いかというと・・削り頃だこのタイミングも案外細かい早すぎれば削ってる傍からへたるだろうし遅ければそれこそ刃が立たなくなる私の場合粗削りと仕上げ削りの時間差これも視野に入れねばならぬ手際よく削って時間を無駄にしないのはやっぱりit's up to me・・である



心底乾いたかは色を見て決める間違って濡れたまま焼いたとしたら関係者はみな知ってるが悲劇である小さいものならまだしも大皿大壺だったりすれば暴発した作品が窯を壊すこともあるのだ



私の場合素焼きの窯は750度ほぼ10時間であるギアチェンジは380度・580度あたりでそれ以外はともかく穏やかに昇温させる10時間かければ1時間当たり75度100度が目安で比較的安全な推移である燃費と時間を惜しんで窯や作品を壊すのはそもそも本末転倒ケチるな！・・勿論it's up to meだ
考えて見ればここまでは準備運動みたいなもの勝負はこれから始まる・・それが加飾である
工房の中での動きの基準は手のかかる準備を手際よくこなしながら実は加飾の作業台の上でじっと辛抱強く細かい手仕事に没頭することである誰が没頭するかって？・・it's up to meしかいない


大して準備もないままここまで書き綴ってしまった長くなるのでこの先は明日
実は書きたかったのは「決めるのは誰だ？」それもちっぽけなやきもの工房での話でなく天下国家の危機に出っくわしてこの先どうすりゃいいのか誰が決めるのよ？ここが肝腎である
言うまでもなくもうit's up to meではないじゃ誰かって？・・it's up to himだ
himが誰かって言う前にそもそもit's up to meって？そこを先に書けば
「オレ次第だよ！」ってことである
そのオレをhimにした時の彼・・って？今の日本のhimは・・ヤッパリ総理大臣しかいない
とすればここではその総理大臣に向かってit's up to you!と
渾身の力で叫ばねばなるまい「この苦境を乗り越えるのはあなた次第だよ！」
「募ったが募集した覚えはない！」などと愚答で議場を沸かせる暇はあるまい
1億人近くの人々が死んだペストの流行あれから600年も経ってみんな忘れちゃったんだろうけどYOUは忘れちゃだめだよ一刻も早く自覚して議場の演説台からしっかり伝えてほしい
it's up to me！
（うまく行くも行かぬもそりゃ自分次第だ！）
待てよ！？
「自分とは言ったが私と言った覚えはない」言いそうで心配である



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