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そもそも論は・・



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私の陶芸の「そもそも論」に触れると
こんなことなのです

偶然のように出会った糸状テープを
大皿に貼りめぐらして波紋様をつけたのが
「糸抜き波状紋大皿」

それもかれこれ20年になる
今となればライフワークでもあります


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大きな公募展への出品を繰り返したのはこれです
その傍ら 個展などを通して糸抜きの技法を
実用陶器に生かして作品にしてゆくようになったのは
ある意味当然の帰結だったかもしれません



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30㌢足らずの板皿に
同じ波紋を打って
刺身皿で使っていただくもよし
そんなつもりで久しぶりに
「糸抜き波状紋四方皿」を作ってみました
数日中の本焼きに耐えたら
お約束の搬入に加えます



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20点ほどを予定していますから
少し余分に作ってはいますが
陶芸は窯から出るまで
盤石の自信や確信の乏しい仕事



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窯の扉を開けるまで
不安がつきまといます


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そのせいもあって
ギリギリまで二の矢を準備しますが
これもその一つです
 ロクロ挽きした20㌢強の皿の
二方をカットして長方皿に様変わりさせ
木賊紋を打ってみました


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今回のシリーズは全て茄子紺で焼きます
焼けばこうして濃い藍に染まりますが
那須紺の原料になるコバルトに
添加材を加えたりするとグレー化して
白土では案外汚れが目立たず
窯だしして気づく羽目になりかねません
しっかりと手入をする必要があって
バリの補正と汚れ掃除で目が疲れるようです

大した事してるつもりはないのですが
一日はあっという間だし
その間にできることは少なく
座り続ける腰の痛さだけが残ります

そもそも論にもどれば
こんなことなら
もっと何を持っても軽くて
手指にあかぎれも出来ず
作業服を着ずとも汚れず
大量のゴミ整理に悩まされることもなく
冬の釉瓶の冷たさ 夏の窯場の灼熱と無縁に
座り心地の好い椅子で快適な日々

そんな仕事につけばよかったと
密かに愚痴ったりの日々なのです




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Commented by BBpinevalley at 2019-07-27 06:43
お忙しそうですね。
長時間座っての細かい作業は、さぞお疲れになることでしょう。
2〜3時間もコンピュータの前に座ると、肩がゴリゴリになってしまう私には、考えられないお仕事です。
お丈夫ですね。

どの器も素晴らしい。
この20点は、展示会用ですか?
Commented by touseigama696 at 2019-07-28 08:50
BBpinevalleyさん
ありがとうございます
恥ずかしい話ですが
尻に床ずれができちゃう仕事です(苦笑)
座りっぱなしはダメですね

展示予定の作品ですが
様子は改めて書きますね
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by touseigama696 | 2019-07-26 09:00 | ●工房便り | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696