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加飾三昧 道具は導具

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どんなに大きなものでも
ロクロを挽いてる時間は
全体の100分の1にもなりません

装飾している時間が圧倒的に長いのです
技法にもよるけど 陶芸は加飾三昧の時間かもしれません


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糸抜きを始めてからなおのこと
装飾に時間が必要になってしまいました


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色々な道具を使って
狙い定めた装飾を施すのですが
道具を見つけ 道具を作り
道具を使いこなす長い時間が必要で
道具しだいで能率と完成度のあがる仕事です


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金属の刃物が土に負けてすり減るし
摩耗や狂いで挟む力が弱まりもするから
同じ道具が代を重ねることにもなります


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どうしたらスムーズに
思い通りの作業ができるか
定番の道具が売ってるとばかりは限りません
自分で工夫して作ることも大事な仕事


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こんな道具ひとつで
器を回転させながらの着色が容易になります


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細かい隙間に顔料を差すのも
このジェット・バーナーを使うと
一瞬で乾燥させて散るのを防いでくれます


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左右の白い台は
材木の切れ端を綿布で巻いたもの
筆を使う際に手首を固定させる台です

手に支えがあると
筆を持つ力が抜けますので
手ぶれを防いでくれます


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糸の上に別の糸テープを重ねて貼って切る
これに使うカッターも選びます


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色々集ってきて
用途別に使い分けますが
面倒がると必ず汚い上がりになってしまいます
手間を惜しまないための道具選びです


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糸と糸の間の絵具は
筆を使うことが多いのですが
どうしても細い筆先が必要なので
陶芸用の面相筆だけでは不十分


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他の工芸で使う極細筆も見逃せません
道具は「導具」でもあり
工夫が実れば 新しい世界へ導いてもくれます


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予定にはなくても 気になると
衝動的に買ってしまいますが
「備えあれば憂いなし」
つい古い諺の誘惑に負けます


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「あれがあればうまくいったかも~!」

何度かそう思ったことがあります
いずれ必要だったらそのときに
そう思って見逃した道具類ですが

それを全て買いおくことが
好いことだとは思いませんが

自分の仕事に拘りを忘れなければ
案外予感で買いおいたもので救われるものです

この大皿
10年ほど前の作品ですが
体力も気力もまだ確かだった時代

「歳月ひとを待たず」
ここにも諺が立ちはだかっているようです




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by touseigama696 | 2019-04-06 07:44 | ●工房便り | Comments(0)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696