54日ぶりの復活

我が家の真裏　すぐ右の壁は工房の北面ここが定点ウォーキングの出発点この道を真っすぐ350㍍先のＴ字路にぶつかるまで歩きそれを左折したらその先あらかじめ計測した定点で折り返せば往復で1㌔　3㌔　4㌔と幾つかのコースを作ってある必要に応じて使い分けている
正月が済んで1月11日喉と胸に嫌なざわつきが起き やがて激しい咳に取りつかれて寝込んでしまった
咳のせいで腹直筋血腫とかいう珍しい病名をもらい胸から腹にかけての激しい痛みに苦しんで入院もしやっと全治して痛みと咳から解放されたら53日が過ぎていた
発端は大したことないからと他愛ない病いとて馬鹿にはできない確実に体力を失い　取り戻すには相当な時間が要るというより取り戻せないという方が正確だ

左から歩いてきてここで左折すればあとは決まった折り返し点でＵターンするだけだ昨日の夕方54日ぶりにウォーキングを復活した
さしあたって無理はせず　往復1㌔コースを2往復して2㌔何でもないころなら24分のコースに27分かかった筋力はかなり低下している2013年3月から歩き始めて6年目この間のバイタルチェックはノートに記録してあるが５３日も歩かなかったのにデータに異変はなく
血糖値も基準内　５年間の実績のお陰かもしれない体重も７６㌔台を維持してる
昨日も歩いて2013年3月25日からの通算は5,498㌔になった明日歩けば5,500㌔到達である太平洋をあと500㌔歩けばホノルルに着くそう思えば何某かの達成感が生まれ更に歩き続ける励みにもなる
「休む理由があれば罪悪感なしに休めだがもしそれが見つからないなら潔く歩き出すだけだ」これだけを掟にして重ねた繰り返しである
万歩計をつけてカウントする日常生活の歩数は入れてない決まったコースでの実績だけで5,500㌔チリは確実に積もって山になっている時間をかけて築いた良い習慣は　身体に確かな足場を作ってくれたのだろう
生活習慣病を免れ　できれば体の自由を確保しながらそれでも襲い来る老化は応分に受け入れるつもりの晩年出来る限り周囲に迷惑をかけずに生きることは決して容易ではなさそうだからこころしてかからねばと戒めた53日の療養だった

那須紺採泥線紋茶碗　自作



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