50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・
by touseigama696
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2019年 01月 22日

一週間前 2019全豪オープンテニスでの錦織クンについて書いた 大会初戦で錦織クンが対戦したのは世界ランキング176位本選でのエントリーが叶わず予選を3勝して本選入りした選手である決して弱い選手ではないがだからといって大会1回戦で世界ランク8位の錦織クンが第8シードでいながら簡単には負けるわけにはゆかない 挑む方の176位は怖いもの知らずでぶつかるだから格上選手が守りに入ろうでもすれば思いがけない結果になることもないわけじゃないこの日 錦織クンはその憂き目にあい崖っぷちに立たされた 2セットダウンした錦織クンは残り3セットを連取せねば負けである怖いもの知らずの力と勢いは明らかに 錦織クンに勝っていた 3セット目が始まって一寸の間私は見るに忍びなくてトイレに立っただからこの間の数分に何があったのか分からない戻ったら・・異変が起きていた 怖いもの知らずクンの手足に痙攣が起きていたのだ転倒したりとかぶつかったりとかの様子はなかったが明らかに彼の手足は動かなくなっていた 結果的には2セットはプレイしたが殆ど得点にはできずファイナルセットの途中で棄権敗退することになった これも勝ちである怪我に乗じて勝ったなんてと悪しざまに言う向きもいるがそれは大間違いだ打球と打球の格闘はカロリーとカロリーの戦いだし神経と神経の壮絶な戦いである 5セットマッチで3セット先取だけが「掟」何点取ろうが3セット取れなきゃ負けである 3セット目の初め私が席を外してる間に錦織クンが打った一打はギリギリのレベルで怖いもの知らずクンの神経に壊滅的なダメージを与えたことになる
「次に戦うときは3セット分のスタミナを用意して挑みます」怖いもの知らずクンの感想はけだし至言である起きたことを過不足なく告げている 最初の2セットで負けていながら錦織クンは負けを承知で戦っていたのではないポイントで負けていても勝負ではまだだつまり1ポイントはあげるが最後のセットはあげないよきっと2セットの終わりのベンチで地獄の底を見ながら誓ったに違いないそれも今までになく強く・・と敢えて言いたいおそらく彼にとってここでの敗戦は許しがたい屈辱のはずだ誤解してはいけないが相手からの屈辱ではない自分が自分に許した甘さを忌む屈辱なのだだから勝つまで決して諦めないからもし勝ったらこれ以上の何があってもそれも全部勝つ!彼の頭の中にあったのはこれじゃないだろか
ここからが本題かもしれないが何故ならその後の3試合勿論勝ったのだがその勝ち方がまた神がかりである 3試合を通してマッチポイントでの0-40この得点の意味は次の1ポイントを取られたら錦織クンの負け勝つなら15-15 30-30 40-40 adv. keepつまり5ポイント連取が条件である勝ってるときならいざ知らず タダでさえ押されてる試合だから苦しいのにこの条件見てる方はどうしたって気弱にもなるがこの危機が2回あって錦織クンは凌いで取った 次はノータッチで60本の超高速サーブをぶち込まれそれだけでも負けそうなのに勝手にしろと云わんばかりに打たせておいて結局フルセットの末錦織クンが勝った試合鉄砲と大砲とどっちが強い?不思議な答えに砲手は頭を抱えていた 更に昨日の試合今度は3セット分のスタミナどころか衰え知らぬ力感に溢れおまけに信じがたいほどの守備範囲の広さとその正確さ全くもって錦織クンに遜色のない若者が怒涛の如く押し寄せ2セット連取の上同点のタイブレイクを2度挑んだ1度でも落とせば負けだが最終セットの10ポイントタイブレイクで5-8で負けていた錦織クン従来の7ポイント制なら負けていたがここで連続5ポイント獲得して奇跡的な逆転勝利になった 敗者の陣営は何が起きたのかポカンとした空気が漂うほど現実離れした勝敗に決着がついたのだがその直前ジャッジの判定を巡って相手選手は烈火のごとく怒りこれが災いするだろなと思った瞬間に決まったテニスに関わりテニスに影響を及ぼすものの如何に多いことかメンタルなスポーツと言われる所以でもある全米で大坂なおみに敗れたS・ウィリアムスの轍と同じだ 4試合に勝って次には宿敵ジョコヴィッチと戦う 「もしこの大会で錦織クンが優勝したり或いは今年中にグランドスラムで優勝するならおそらくその最大のモチベーションはこの大会第一戦での屈辱からの復活に違いないと私は書いた 大会直前のブリスベンの大会で優勝したことを縁起に錦織有利などと書いたメディアは沢山いるがグランドスラムレベルでの優勝は縁起などで勝てるものじゃない もし勝てるほどのカロリーを持つモチベーションがあるとすればそれは試合中の屈辱と恐怖と絶望から脱出した奇跡と歓喜を身体とこころの全てで受け入れ表現することだどんなボールにも追いつけるだろうしどんなボールもコート内に入るに違いない俗に云う「ゾーンに入る」がこれだもしもそのゾーンに入れたら錦織クンほどの多才な選手は少ないどんな試合をするんだろうか見てみたいものだ 大怪我から一年見事に復活した錦織選手一回戦でリタイアしたポーランドのカミル・マイフシャク選手あのリタイアが錦織クンの再出発点であってほしい それにしてもいつになく何かが起ころうとしている気がしてならないジョコヴィッチに勝て!奇跡はそれからだ
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by touseigama696
| 2019-01-22 10:20
| 〇スポーツ
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