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碁盤の上にみる・・我が人生

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自作の皿が碁盤に見えて・・ふと考えた

自陣を広げる一手も・・敵陣を減らす一手も見当たらず
双方生かすも殺すも叶わぬことが見えて・・終局
互いに軽く会釈して・・手にならぬ隙間の交点に石を置く
囲碁ではこれを・・ダメ詰めという

全てのダメを詰めると
自陣と敵陣の広さの違いが明瞭になり
やがて数えて少ない方が・・負けを認めることになる
囲碁を始めて・・少し上達すればわかることだが
高段者の囲碁は・・ダメ詰めの石が多く
ヘボ碁だと・・ダメ詰めがまるでない

何を表しているかというと
高段者は・・庭に点々と置く隙間だらけの踏み石で
ヘボは・・数珠つなぎに並べた石の違い
間が離れていても・・破られることがないと分かっていて
ダメで埋めてつなげるのが・・高段者

一方で・・終局してからやればいいことを
勝負の真っ最中にダメを打ち・・無駄な手と時間を使う
ヘボの所以だが・・為にダメ石がないわけだ

先手後手が相互に一手ずつダメを詰めるが
その数が多くなればなるほど
無駄な手を打っていなかった証拠
ちったぁ・・上手くなったみたいだと
喜ばしい気分になる


さて人生にも似たようなことがありそうだ
人生の終局・・嫌でも避けることのできない宿命
誰にでも来るわけだから・・決して悲しいことではない
終局間近を承知して・・ダメ詰めの準備をする頃合いである
長寿の時代とはいえ・・古希も半ば過ぎれば
自陣の広さを数え・・「こんなもんか」
密かに独り言ちる・・そんな歳なのだ

ダメ詰めは
どんな人生を送ってきたかを・・プレイバックするようなもの
大きな事業に緊張を強いられ・・一手間違えれば社運を傾けるのも人生
無駄を打てる暇がなければ・・ダメ石は沢山持っていよう

逆に・・そうした緊張を嫌って
戦わず安寧を求めて・・仕事と私事を振り分けたのなら
そこそこダメ石も手に使っての人生
納得してりゃ・・それも悪い人生じゃない

ダメ詰めをしながら・・我が人生を振り返る
ダメ石の数が教える人生
それを承知してか・・あるいは不承不承か
自惚れやひがみでは決めかねる人生の俯瞰図

無駄を嫌った人生
無駄を活かした人生
無駄に終始した人生

さてどうだったんだろう?
老いとは・・その俯瞰図と対峙する時のこと
そんな風に思えるのだ

4年前・・転居に際して
びっくりするような断捨離を実行したが
断捨離をどう考えて受け入れるか
それも人生のダメ詰めの一環だと
痛感したのを・・思い出す




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Commented by シュウ at 2018-09-28 13:57 x
Wi-Fiの調子は良いようですね。周波数が問題だと気付かず忸怩たるものがあります。すみませんでした。さて囲碁には暗くダメ詰めとは初めて知りましたが、師匠の人生にはチト早いのではないでしょうか。今暫くニクい石を打ち続けて下さい。
Commented by touseigama696 at 2018-09-30 06:27
シュウさん
ありがとうございます
あれから何事もなくつながっています
向きの問題だったりして(笑)
困ったらまたSOSしますね
すいません・・何しろ電脳音痴なもので
シュちゃんなしには生きてゆけません・・ハイ

ダメ詰めのこと
まぁ何しろ劣化著しく悪手の連発ですからね
かなり情けなく思っています
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by touseigama696 | 2018-09-22 08:43 | ●エッセイ | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696