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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

人間の傲慢

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以下は
2004年にエッセイで書いたものの再掲
15年ほどの時が流れて
でもあの頃に感じた深い不安は・・今も同じだ
しかし・・それでいて
この地球に・・まだ終末が見えてるわけじゃない

杞憂であればいいのだが
そう思える間に
人間が・・あるいは人類が
しなければならないことが幾つかある
そのひとつは・・傲慢に目覚めることだ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

            折々の折り 2004/02

詳しいことは知らないが
鳥インフルエンザの恐怖が巷間騒がれている
最悪のシナリオが書かれると
地球上で5億10億の人間の死を
招きかねない恐怖なのだそうだ

去年はSARSだった
その前を遡れば・・エイズがありエボラ熱もある
聞くところによれば
人間が・・今まで人跡未踏だったジャングルの
奥深くに踏み込むことでおびき出してしまった
自然の人間への反逆の可能性もあるらしい

考えてみれば・・人間は
大自然の未知の前では・・ひ弱な存在でしかない
住み分けを犯して傍若無人に振る舞えば
しっぺ返しに遭っても不思議じゃない

この数十年の科学の進歩が・・限りなく
マクロもミクロも人間の視野に映像化してはきたが
その科学とて
大自然の厚みの全てを解明したわけじゃない

人間が人間らしく生きるというのは
樹木が樹木らしく生きるのと・・同じこと
どの道・・人間とて環境の一部でしかないのだ

そこに一本の木があって・・そこに人間が一人いる
地を伝う水を吸い上げて木の芽が吹くように
身近なものを食して・・寿命を全うすればいいのだ

まるで温室栽培かブロイラーのごとく
露地の地味を忘れた生き方をして
それで何年生きるかを計ってみたところで
何の長生きなんだろう

以前にも書いたことがあるが
長生きは手段でこそあれ・・人生の目的ではない

「あぁ~あの長生きした〇〇さんね」
これは・・果たして〇〇さんへの賛辞だろうか
死ぬまで・・したいことがあって
そのためになら命も惜しまず
それでもなお思いを残して死んでゆく
何歳であれ・・それこそが寿命なのだと思う

眠ることを忘れるのは・・忘れるほどの興奮があるからだし
食べる暇を惜しむほどのモチベーションは
それだけで人間を死なせはしない
生きてることの充実感は・・長さではない輝くことだ

科学は・・体に良いことは教えてくれる
しかし
生きることの素晴らしさは・・その埒外に違いない
一人の人間の傲慢は
たかだか周囲の数人で矯正することもできるが

人間の・・人類の傲慢を制するのは
人知の及ばざる自然の脅威だけだろう

生きていてこその妙味は
この大自然の中にしかない
自然との共存は
住み分けに対して謙虚になることでしか叶わない
様々な未知のウィルスは・・人間への人類への警鐘
そう思うべきなのだ





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by touseigama696 | 2018-04-27 00:00 | ○折々の折り | Comments(0)
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