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23年前のあの日

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23年前のあの日・・将来
こんな大皿挽く陶芸になるなんて
想像もしなかった

たまご一個分ほどの粘土で
生まれてはじめてぐい吞みらしきを
手で捻ったのは・・平成7年1月5日
52歳の新年だった

病院事務長をしていた私は
開設から関わった病院が
どうやら軌道に乗ったのを機会に
少し仕事から離れる時間をと
隣町の女流陶芸家の手ほどきで
稽古に通うことになったが
2週間ほどで・・阪神淡路大震災が起きた
あの衝撃の朝を忘れることはない

爾来・・毎年この日は
テレビが追悼の映像を放映するが
あれから3年とアナウンスされれば
私の陶芸も同じ3年
まるで陶歴を数えるように歳月を重ねたが
そんな習い事に身の置ける自分を
何と幸運なことかと・・思い続けてきた

今朝もいつものように4時頃には起きだし
早朝のニュースを見ながら
23回目のあの日なのは判っていた
やがて5時46分に
黙とうのアナウンスがあって
音声が途絶えた
自室に立って・・目をつぶった
あの朝・・テレビで見た驚天動地の
悲惨な様子が・・今も目に浮かぶ

ところが・・僅かな時間の後
怒髪天を突く怒りに襲われた
黙とうの真っ最中なのに
何やら説明らしきを読むアナウンサーの声
もしかしたら
全国の人々が思いを共有して
あの日の哀悼にこころ寄せているのに
何と心ない邪魔な解説なのか

あの日を風化させないために!など
所詮おためごかしでしかないことを
さらけてるに過ぎない心無さに
無性に腹立たしかったのだ
そのまま黙とうに戻ることなく
「次のニュースは・・」で終ってしまった

陶芸に手を染めて23年
大きな皿をロクロで挽けるようになった23年だが
それも次第に思うがままには出来ぬ衰えを
否応なしに思い知らされる23年でもある
長いといえば長いが
流るる水の如しでもある

「大皿に・・できるかなぁ~?」
「どうやら何とかなったか!」
際どい20分だった



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Commented by BBpinevalley at 2018-01-19 18:50
神戸の震災の年に陶芸を始められたのですね。
あの時、私は車でベイブリッジを渡ってサンフランシスコに戻る途中でした。
ニュースを聞いて驚き、母に電話しようとしても繋がらず…
そのころ、桃青窯さんがひとかたまりの粘土でぐい呑を作っておられたかと思うと、同じ時間を地球の反対側で生きていたんだなと、妙に感動しました。

娘は2000年生まれですから、年齢をとても数えやすいのです。
と同時に、2001年には9/11があったとか、2011年には東北の震災があったとか、娘の成長段階での出来事がとてもリアルに頭に浮かびます。
今、この時代をシェアーしているというだけでも、我々は同士ですが、ブログを通して語り合えるというのは、ご縁としか言いようがありませんね。
今またトランプの時代、娘はアメリカに帰って新しい人生を歩もうとしています。
我々には、果たしてどんな年になりますやら…
Commented by touseigama696 at 2018-01-20 06:35
BBpinevalleyさん
ありがとうございます
カレンダーの日付は・・階段のステップの角
昇ったり曲がったりを覚えておくには
大事な目印のようですね
しっかり覚えている目印ってのは
やはり大きな影響を残していますからね
そのステップを共有してると感じるとき
やはり・・同士なんですよね(笑)
トランプの時代にアメリカの大学に・・
忘れられないステップの角ですね
お嬢さんとそれを共有する誰かは
誰なんでしょう?(笑)
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by touseigama696 | 2018-01-17 20:02 | ●工房便り | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696