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橙色の灯火

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我が家の照明は・・備え付けの全てはLED
妻と娘の言い分に従っている

屋根にソーラーを設置して・・更にLEDとなれば
エコノミー効果が期待できる
隠居所では・・大事なコンセプトである

ただ自室で使うランプ類は
橙色(だいだい)の白熱電球を愛用してる
蛍光色の青白さでは・・どこか寛げないのだ

LEDは色味の調整もできるようだが
でもやっぱりあの橙色とは違う
手許を照らす・・温かな空気は
昔のままが好きだ



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この橙の灯火には・・忘れられない光景がある

初めて欧州に上陸した初日
ハンブルグ・・1965年の晩秋だった
夜・・独りでアルスター湖にほど近い辺りを歩いていたが
大きな建物に圧倒されて
この石の文明の中で生きてゆくには
きっと強い精神力が必要だろうな・・と感じていた

人影もまばらな暗い夜道
城の城門かと思わせる巨大な扉の
その脇の見上げた窓に
灯っていたのが・・橙色の灯火だった
そこだけが温かくて
人の気配を感じさせていた

見知らぬ異国の町
入れて貰えるはずもないが
思わずすがりたくなるような温もりだった


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瞬く間に・・建築技法が様変わりし
所謂蛍光灯の照明が当たり前になり
卓上で刺身は・・刺身の色を失っていった
大勢に逆らうつもりはないが
自由になる自分の周りだけは
橙色にしておきたくて
今も僅かなこだわりを持ち続けているのだ


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段々に手に入りにくくなってる・・白熱電球
先日・・リサイクルショップで見つけ箱ごと安く買えた
LEDにないひ弱さ・・やはり少々昔っぽいのである

蛇足だが
さっき朝食を摂りながら・・妻が言うには
冬の季節・・日照量は多くないが
それでもソーラーの売電と消費電量は
僅かに売電の方が多いとか・・つまり黒字
妻と娘はひ弱じゃなさそうだ




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Commented by BBpinevalley at 2017-12-21 10:16
日本は、どうしてあの様に蛍光灯が普及したのでしょうね?
安価だったからかな…
中国もそうです。
今でも蛍光灯が多いですね。
その上、壁をペールブルーやミントグリーンに塗ったりするから、余計に蛍光灯色で全てが照らされます。

谷崎の『陰影礼賛』で、漆の椀の美しさは部屋の隅に置かれた行灯の光で楽しむもの云々と書かれていますが、日本人は本来、橙色の間接照明を前提に建築や器の美しさを楽しんでいたんですね。
上からの光ではダメなのでしょう。

ハンブルグ、良い街ですよね。
ドイツでは一番良い街かもしれません。
先日までファームで手伝ってくれたドイツの若者たちがハンブルグ出身だったので、ハンブルグの話に花が咲きました。
Commented by saitamanikki2008 at 2017-12-21 15:31
こんにちは。
我が家は、度々点灯したり消灯したりする箇所は、LEDを使用してますが、
長く点灯する場所は、まだ 昔のまま蛍光灯です。
今日も年の暮れに古くなった一部の蛍光灯を変えました。
暖色系にするのか、白色系にするのか 点灯場所により決めてます。
居間のダウンライトは、まだ写真のような白熱電球なんです。
居間には蛍光灯もありますが、昔 家を建てた時 白熱電球ダウンライトの光の雰囲気が良かったもので。。。
我が家も白熱電球の予備を買っておこうと思いました。 
Commented by touseigama696 at 2017-12-23 08:57
BBpinevalleyさん
ありがとうございます
直接照明と蛍光灯・・
昔から好きじゃありませんでした
ただ最近になって思うのですが
白内障が始まってるんでしょうね
手許照明がすごく暗く感じて
書いたり読んだりが不自由です
来年は目の対策をして不自由を解消したいです
行燈の時代だったら・・夜の読書は無理だったかも(笑)

ハンブルグ・・好きでした
アルスター湖の空気の冷たさ思い出します
呑めない私が・・寒くてラム酒を舐めた覚えがあります
Commented by touseigama696 at 2017-12-23 09:00
saitamanikkiさん
ありがとうございます
照明は雰囲気が大事だと思ってきたのですが
最近は白内障の影響で読み書きが不自由
困ったことです・・年が明けたらオペもありです

予備の白熱電球・・リサイクルショップに
でたりしますから・・物色をお奨めです(笑)
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by touseigama696 | 2017-12-21 07:47 | ●エッセイ | Comments(4)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696