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陶芸GPS

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雨降りの祭日でしたが
日本橋三越の会場は・・大勢の来客で賑わいました
少し間が空いたせいもあってでしょうか
私の友人知己も沢山みえて
応接に暇ない半日でした
見ていただけることは・・作家冥利です

会場では写真撮影はご法度ですが
係に断って腕章をつければ
自作に限って許されますので
帰り際に・・撮らせてもらいました



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ここに並んでいることで・・入選は証明されていますが
ところで自分は・・どれくらいの位置で入選できたの?
あるいは・・今年は選外だったとして
惜しかったねなのか・・ほど遠いねなのか
そこら辺が知りたいのは・人情でもあるけど
明日からの制作姿勢に関わってもきます

近年・・鑑査のシステムは
出品作家にとってのGPS
つまり・・自分の位置が正確に分かるよう
極めて公正で客観性に満ちたものになっています

昨年の今頃・・ここでも書きましたが
昨日の午後・・会場別室で開かれた鑑査講評
溢れるほどの出品者たちが集まり
講評とそれを裏付けるスライドに見入ったのでした

7名の鑑査委員の投票で
極く僅かな満票とゼロ票は区別された後
残りの大多数は・・何度もシャッフルされ
一度の評価だけで居場所を決めない工夫が凝らされてます

「ご覧になってれば分かるでしょうが
スライドに何度も自分の作品が登場してきたら
ボーダーで競ってたってわけですよ」

僅かな差が入落を分けるからこそ
こうした配慮で・・GPSは正確になるのです

「通ってはいたけどスレスレ・・やばいぞ!」
とか
「もうちょっとで・・入選じゃん!」
GPSが教えてくれる自分の位置
スライドに写った自作が・・それを示しています
明日何をすべきかに・・大事な準備なのです

私が座った席は・・スクリーンに斜めだったから
写真がよく見えず一瞬・・あれかな?でした
そうだとすると
思ったより高位置・・ほんと?

終わってから・・見やすい席に座ってた
盟友の室伏英治さんに尋ねたら
「そそ・・全く文句なしの入選位置でしたよ!」だと

去年は3票で選外でしたから
あれから1年・・やはり嬉しい結果なのでした


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こうして図録に写真が掲載されて
これが・・私たちのトロフィーみたいなものです

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「第63回 日本伝統工芸展」

図録の表紙に掲載される作品は・・全部門
600余点の入選作の中の・・たった一点
10年経てば・・1/6,000です
公正な鑑審査であればこそ
GPS上に・・自作でこの位置を記録するのは
それこそ満天の一星に立つようなもの

立てた作家の喜びに
こころから祝福したいものです

ちなみに・・今年の表紙は
「蝋引楓造象嵌飾箱 丸山浩明 作 木竹工部門」です




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Commented by BBpinevalley at 2016-09-23 08:13
GPSがそんなに正確に分かるほど公正な審査をしてもらえるのは、とても嬉しいことですね。
審査に信頼が持てなければ、出品する気も起こらないわけですから。
良い入選位置に入られたようで、誠におめでとうございます。
とても深遠で上品で、素晴らしい作品ですね。
表紙を飾られる日も近いことでしょう。

レベルが違って失礼ながら、娘のバイオリンのコンペティションのことを思わざるを得ませんでした。
ニュージーランドというところは、人口も数なく歴史も浅く、長年アングロサクソンが牛耳る国だったせいか、審査に公正さがあまり望めません。
子供の審査だからとて、それは大切なことだと思うのですが…
コネクションや付け届けや、ちょっと信じられないことがモノを言います。
村的社会なのですね。
今度のコンペの審査員はたったの一人。
娘はその審査員に嫌われているので(正確には、娘の先生がその審査員に妬まれている)、今回はどう頑張っても勝てないと…
全く程度の低いお話で、情けないことです。
だから彼女は必死で勉強して、アメリカの大学へ逃避行を図っています。
Commented by touseigama696 at 2016-09-24 01:28
BBpinevalleyさん
ありがとうございます
公募展の審査の公平は
確かに簡単なことじゃないけど
今ではどんどん公平公正を裏付けるシステムを使っています
審査員ひとり・・ってのは
それだけで公正じゃない(笑)ですね
お嬢さんの必死の勉強
それが一番大事で
何時か必ずものをいう筈ですね
頑張ってくださいね


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by touseigama696 | 2016-09-23 06:35 | ○展覧会 | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696