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へたへた・うまうま・へたうま

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久しぶりに柿傳ギャラリーに出向き
「滝口和男 茶陶に遊ぶ」を拝見した
五条坂の名工・・お名前はよく存じている

昨日書いたことを思えば
大いに勉強になる作家さんである
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「へたうま」という言葉がある
それこそ下手に使えば・・とても失礼だが
「へたうま」は下手とはまるで違う
いわゆる「下手」は・・「へたへた」なのだ

「へたうま」は・・手技の遥か向こうの心技
それを彷彿とさせる味わいあっての美技である
滝口さんの作品は・・まさにそれだ
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ロクロをほとんど使わず・・薄板から形にされる
そう聞いているが・・まさしくそうだ
土は・・それこそ奔放に自在に留まり
そして加飾もまた・・土に寄り添っている
これがロクロなら・・半泥子さんの世界だ
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板づくりであれ・・ロクロ挽きであれ
手技が心技になるプロセスは・・一に感性
つまり・・「へたうま」を体現できる感性のこと
そんな気がしてならない
稽古の問題であるよりは・・美学の領域
容易なこっちゃない・・のである

「へたへた」・「うまうま」・「へたうま」
ものさしに刻むべき目印は・・きっとこれだ




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Commented by 夢工房あすか at 2016-05-21 11:25 x
私の教室のHPのトピックスに次のようなことも書いています。
 最近思うこと
 生徒さんたちも、上手になると人の作品と比べたがる。
 そんなことよりも、『へたくそだが上手な器?!』
 そんな器づくりを目指してほしい。
 上手な器ってどこにでもある。
 へただが上手な器ってどんな器? 難しい??
 そういうイメージの器??!! プロではないんだから・・・。
 私もそんな器を作りたい。(H28年5月の暖かな日和)

私が最初に個展を開いた時に、見に来てくれた別荘のご婦人が、
「楽しませていただきました」とコメントを残されたそうですが、
2回目の時は、「この方は真面目な方なのですね!」と言われたそうです。
ちょうど電動ろくろを始めた頃で、端正な作品づくりに励んでいました。
ろくろを始める前は、あまり見掛けないいびつな造形の器ばかり創ってました。
ろくろを始めたら、きれいに整ったものを壊すのが難しくなりました。
端正な作品を壊すには、高い次元のレベルに至らないと無理だなと感じました。

その時に話は大きく飛躍しますが、15,6歳でスペインの数々の賞を
取るほどの写実の絵を描いていたピカソが全てをぶち壊して
抽象絵画を確立したのは、さすがに天才だなと思いました。
いびつだが魅力的な器。そのような作品もたくさん出て欲しいものです。
Commented by touseigama696 at 2016-05-22 11:12
夢工房あすか さん
ありがとうございます
いつも研究熱心で脱帽ですよ
技術は大きな振幅の間で
行きつ戻りつ・・段々に自分らしさを
めがけるものかもしれません
上手さが下手に思えて・・一歩進み
下手が上手くなって・・二歩進む
そんなことの繰り返しですね
遠い道だと思っています
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by touseigama696 | 2016-05-21 05:47 | ○展覧会 | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696