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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

もうひとつの収穫

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体内からこれだけの出血を見ながら
何事もなしでは済むまい
一か月ほど前・・そう覚悟した

ところが・・主治医の紹介で
大腸内視鏡検査を受けたら
済むまいと思った筈の「何事が」・・実は
何も起きていないと告げられ
この目に映る画像と共に
罹病を回避したのを実感したのだった
狐に包まれたような気分だった

振り返れば・・色々な感慨があるものの
何事もなくで済んだ事実を
今は素直に喜び・・幸運に感謝したが
同時に・・体制を整えようと
注文した絵具が・・昨晩届いた

また日常に戻って
やるべきことをやらねばと・・思う
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先日・・今回の体験を通して
もうひとつの収穫があったと書いた
そのことに触れてみたいと思う

少しも古来稀れとは言えなくなったが
それでも70歳に到達した数年前から
ひとの死について
きちんと考えておかねば・・と
思うようになった

生を全うする・・とはしばしば聞くが
死を全うする・・は余り聞かない
努力したところで避けては通れない死は
考えても不毛で
縁起でもないで括られるのが関の山だ

しかし
今回のように・・もしかしたら
ガン宣告が出かねない状況で
そうだったら・・どう対応できるか
そのリアリティーは
単に頭で考える・・想像の問題ではなかった

そして・・結論めいて言えば
思いの外冷静だった
もう何があっても不思議じゃない年代
この数年・・竹馬の友だった旧友たちも
従容として歩いて行った道
淡々と受け入れて・・全うすればいい

そう考えた根拠で・・一番大きかったのは
私が負っていた責務の殆どは・・終わってる
親から引き継いだものを整理して
子どもたちに明瞭な形に組み替え
老朽を極めていた旧居を処分し
新天地に転居することも終えた
これが大きい
俗に言えば・・後顧に憂いなし
日頃強く意識せずとも
果たすべき社会的責任を果たせたか?

これなしには・・全うしたの実感は生まれない
一昨年に・・転居を終えたとき
ここまでのことは考えなかったが
今回の出来事を通して
はっきりとした死生観を手にしたと思う
妙な言い方だが
自信を持って死ねそうだ

検査の結果を聞きながら・・人間の体を
過不足なしに理解することの難しさを学んだが
それでもなお
体を学ばずに・・生も死もない
縁起で片づけず
真摯に向き合うことの意味と価値を
改めて教えられたような気がする

「自分との一期一会」
それもあるんだ



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by touseigama696 | 2016-04-10 09:11 | ●メッセージ | Comments(4)
Commented by atelier-kirara at 2016-04-10 14:06
先日はありがとうございます。
日記を拝読させて頂いていただいたコメントの理由がわかりました。

・一番大きかったのは
私が負っていた責務の殆どは・・終わってる

そう思えて死に向き合えることが出来るということは幸せな事かもしれません。
余命3か月の告知を受けてから、その通りに進んでしまった父をみてきましたが、なかなか身辺や心の整理をするのは難しく、しかし

そうした心積もりの大切さを感じました。
Commented by touseigama696 at 2016-04-11 01:29
atelier-kiraraさん
ありがとうございます
実は・・そうだったんですよ
ですから他人事のような気がしなくて・・
まぁわが身に何が起きても
驚かないで生きてゆきたいものです
Commented by kuma at 2016-04-11 14:00 x
いろいろと大変なことだったご様子…
どうぞ、ご自愛ください。
Commented by touseigama696 at 2016-04-12 08:17
kumaさん
ありがとうございます
何があっても不思議じゃない年代ですから
ひとつひとつへの対応をどうしてゆくか
色々考える好い機会でした
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