2015年 11月 24日
下戸の言い分 |
私は酒がだめ・・いわゆる下戸ってやつ
若い頃から・・酒が呑めなくて不自由したことは
数えきれないが・・呑めなくて良かったのは一つ
晩酌なしの生活だから・・夕食後寝るまでの間
毎晩5時間は・・ろくろに向かえたことだ
あの根を詰めた長い時間がなければ
趣味ならともかく・・仕事にはできなかったはず
呑めなかったお蔭・・そう思ったものだ
その私が・・酒器を作るってのも
どうやら・・もうひとつしっくりこないものがある
旧友たちに聞いて回ったこともある
「こんなもんで・・どうだろ?」
「あのな・・お前の酒器は大真面目なんだよ
だからこっちも・・裃着て呑まねばならん
もそっと・・遊びごころをってとこか」
呑んべえは真面目を嫌う・・分らんでもない
そもそも・・真面目に呑むってありえないことだ
真面目から逃れて・・酔っ払いたいわけで
裃着せちゃ・・申し訳ないってこと
でも・・旧友相手に謝るのも少々悔しい
そこで・・私の言い分
「この酒器なぁ・・大真面目に真っ直ぐ作った
でもこれがひん曲がって見えるようになったら
そりゃもう・・そこら辺でやめとけってこと」
掃除しても・・あっという間に元の木阿弥だ
片づけ仕事を予定に入れないと・・具合が悪い
得意じゃないが・・やるっきゃないのだ
応援してくださる方・・クリックしてネ!
by touseigama696
| 2015-11-24 05:23
| ●工房便り
|
Comments(2)
Commented
at 2015-11-24 21:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
touseigama696 at 2015-11-25 08:30
鍵コメさん
ありがとうございます
身についていないものは
なかなか表現できないものですね
残された人生で・・
色々試してみますか?(笑)
ありがとうございます
身についていないものは
なかなか表現できないものですね
残された人生で・・
色々試してみますか?(笑)
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