2015年 10月 22日
俄かお茶会 |

昨日の教室でのこと・・
お茶の先生の〇木さんが居て
だから・・「お茶にしようか!」は
煎茶じゃなくて・・抹茶になりました
数日前紹介した・・〇本さんの茶碗
ご本人もいて・・早速のお披露目です
少し深いので・・茶碗を斜めにして
茶筅の動きを良くするのだそうです

勿論・・突然の思いつきだから
道具を設えてのことじゃありませんが
居合わせたみんなで・・楽しみました

ついさっき・・還元窯から出たばかりの
松灰釉で焼いた・・ひさごの水指
「塗り蓋つけて・・お稽古で使おうっと!」
〇木さんの作品です・・いい感じかな

本来なら・・黄瀬戸に抜け胆礬かもですが
ここは黄瀬戸織部で雰囲気を・・です
やや小ぶりだけど・・〇木さんの平茶碗
作者が点てて・・私がいただきました
時々・・こんなことして遊びますが
陶芸は・・やはり使ってこそのもの
自作に・・思う以上の執着が生まれるものです
作ることよりも・・器を育てる方が手間取ります
時間をかけて使い続け・・その変化を見つめる
陶芸の醍醐味は・・きっとそこだと思うのです
私の経験によれば
窯から出たとき・・ちょっと不憫な作り
そう感じた器のほうが・・時間と共に
愛着が芽生えるような気がします
上手くできたものより
手を掛けて育てよう・・って気分
買ったものと違う・・自作への思い入れを
大事にしたいものです
実は・・↑の〇本さんの黄瀬戸茶碗
点ててみたら・・底にピンホールがみつかり
ちょっぴり湯がしもります
もし使ってなければ・・「あら失敗だわ!」
それで終わってしまうかもしれませんが
一度点ててみればこそ・・
「おもゆで煮立ててみよう」・・もう既に
何がしの愛着が芽生えているのです
この茶碗・・生きながらえます
使うたびに・・「もう大丈夫かな?」
それが自作との絆・・そう思うのです

by touseigama696
| 2015-10-22 06:25
| ○陶芸教室
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