人気ブログランキング |

桃青窯・・由来

d0085887_4461436.jpg

深川清澄庭園から森下町に向かって
萬年橋のたもとに・・「芭蕉庵跡」がある
この左手すぐが・・隅田川である

俗に言えば・・猫の額ほどの狭さ
六畳一間の庵だったようだから
むべなるかな・・でもある
d0085887_4464338.jpg

芭蕉の若い頃の俳号は・・「桃青」だった
「古池や蛙飛びこむ水の音」
この句は・・桃青時代ここで詠まれた
奥の細道に旅立ったのも・・ここからだ

私の工房は・・築窯時に桃青窯と名づけた
言うまでもなく・・松尾桃青にちなんだが
その由来は・・私の母・祖母につながる

戦後10年もしたころだったか
母親が自ら経営する薬局のほかに
小さな茶舗を始めた
自分でするというより・・自分の母
つまり私の祖母にやらせるためだった

明治生まれの祖母は
日がな店番をしながら・・近所のひとと
茶を喫して楽しんでたようなもんだが
その店の屋号を・・母は桃青園とした
彼女は・・俳句が好きで
当時は・・句会やら投稿やら夢中だったから
俳聖芭蕉の号を使いたかったに違いない

しかし祖母が亡くなり・・この茶舗も畳んだ
長いこと・・空き店で薬局の倉庫代わりだった
そこを少々改装し・・私の工房にした
母と祖母につながる店でもあるから
桃青園にちなんで・・桃青窯としたのである

私も俳句は嫌いじゃないが
陶芸と二足の草鞋はおこがましい
時々・・思いつくと句帳に書くに留めてる

「桃青」・・字面といい響きといい好きである
芭蕉さんには申し訳ないが・・だからといって
今更ご本人の了承のとれるはずもなく・・
碑に手を合わせ・・許されよ!である
d0085887_4465537.jpg

折角だから・・手元にある
中山義秀著「芭蕉庵桃青」の冒頭を引用し
深川ゆかりの芭蕉庵の風情を紹介しよう
と思ったが・・何と旧漢字が多くて些か面倒だ
d0085887_6165310.jpg

そこで・・冒頭の一文を写真にしてしまった
お読みいただけるだろうか?

そういうわけで・・昨日は
快晴の夏の終わりというか
秋の始まりというか
気持のいい一日を・・展覧会三つと
ほぼ10キロ江戸歩きで過ごしたのだった



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by touseigama696 | 2015-09-29 06:34 | ●フォト散歩 | Comments(0)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696