2015年 09月 06日
箱書き |
急いで作ってもらった箱が届いたので
早速・・箱書きして準備しました
作品を収めるのはギャラリーですが
ウコンを切って整え・・押印
陶歴書を添えます
箱書きする作品名には・・
書きやすい字と・・そうでないものがあって
作品名によっては・・緊張も異なります
「壷」・・などは私には苦手
バランスの難しい字だからです
その点・・「香炉」は少し楽で
どうやら無事に書けましたが
筆を持つのは・・やはり緊張します
筆順を間違えないように・・
試し書きもしますが
書き始めたら止まらない・・これが秘訣かな
墨を足したりしようものなら
途端に・・バランスを崩したりします
墨と印が乾くのを待って・・掛け紙
当面・・箱と書を保護してくれます
共箱と言って・・作者自身が箱書きする場合
色々としきたりがあるようですが
蓋表に・・作品名と自署を書くのが普通
蓋裏を使ったり・・
側面・箱裏に書くこともあるようです
箱書きが様式化したのは
そう遠い昔のことではないようですが
器を装う衣装としての品性を問われもし
つけるならなるべくきちんとしたいもの
そんな思いで用意しています
最後に紐を結びます・・これ案外難しくて
しっかり覚えておかないと・・迷います
これで準備完了です
箱の使命は・・
器を守って・・長い時間じっと眠るだけ
退屈な時間のように見えても
器にとっては・・大事なIDカード
共に長生きしてほしいものです
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by touseigama696
| 2015-09-06 07:57
| ●工房便り
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