2015年 08月 24日
小鹿田焼き |
表題にルビがふってあるように
「小鹿田」・・と書いて「おんた」と読む
大分県日田皿山のこの地は
江戸のままのやきものを
タイムトンネルで訪ねる別世界なのだ
小鹿田の里のやきものの全ては
そのまま保存されて・・国の無形文化財
一子相伝が掟の原則にあって
この地に伝わる長い歴史を守っている
飛びカンナが知られるが・・技法だけでなく
土・釉・窯・・そのどれも決まりがあって
踏襲が義務づけられているのだ
窮屈でもあろうが・・おかげで
「陶芸」ではなく・・「やきもの」を見ることになる
二度ほど訪ねたが・・唐臼の水音が
そこここに響き・・心地好い催眠に誘われるようだ
登り窯は・・
ここでは楽しみでも遊びでもない
ガス窯や電気窯は・・ご法度
薪でしか焼けないやきものなのである
眺めるには勇壮な炎の舞いに見えようが
扱えば・・過酷な灼熱の世界
三日がかりは・・体を消耗するはずである
PCにプログラムして・・お任せなど
考えようもないアナログな仕事なのである
今朝・・目が覚めたら
小鹿田の里が・・テレビで紹介されていた
古い器を大事に守って保存するのは
決して難しくはない・・博物館があればいい
だが・・古い営みを往時のままにとなると
そりゃ厄介なこと・・営みは生きてるからだ
変えてはいけない・・新しいことをしてはならない・・
関わっている人々にしか判らない我慢は
変えて新しいことに活路を見出そうとすれば
それができることは・・考えようでは
案外幸運なことかもしれない
伝統を守る・・色々な側面があってのことなのだ
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by touseigama696
| 2015-08-24 06:20
| ●エッセイ
|
Comments(2)
伝統をつないでいる日本の文化ですね。
山村に杵臼を叩く音が、コットンコットンと聞こえてきますね。
一度は訪ねてみたい所ですね。
小鹿田焼は大分県ですが、一山越えると福岡県に小石原焼(こいしわら)が
あります。全国的な知名度は余りないようですが、大きな窯業地です。
山間部に茅葺屋根の窯元などが60軒ほど点在して、なかなか風情があります。
私が東京芸大の講習会に出ていた時に講師をやってくれた
当時大学院生の鬼丸さんが、帰郷して実家の“翁明窯”で作陶をしています。
伝統工芸展などにも素敵な作品を出品して入賞しています。
翁明窯には、私も3回ほど訪問しましたが、私どもの教室の生徒さんも
お気に入りで、3~4人ほどでこの2年間で4回ほど訪問しています。
桃青窯さんも小石原焼にも行かれたことがあると思いますが、
日田駅方面から右の方に行くと小鹿田焼、左に行くと小石原焼です。
どちらも車で20~30分くらいですね。
山村に杵臼を叩く音が、コットンコットンと聞こえてきますね。
一度は訪ねてみたい所ですね。
小鹿田焼は大分県ですが、一山越えると福岡県に小石原焼(こいしわら)が
あります。全国的な知名度は余りないようですが、大きな窯業地です。
山間部に茅葺屋根の窯元などが60軒ほど点在して、なかなか風情があります。
私が東京芸大の講習会に出ていた時に講師をやってくれた
当時大学院生の鬼丸さんが、帰郷して実家の“翁明窯”で作陶をしています。
伝統工芸展などにも素敵な作品を出品して入賞しています。
翁明窯には、私も3回ほど訪問しましたが、私どもの教室の生徒さんも
お気に入りで、3~4人ほどでこの2年間で4回ほど訪問しています。
桃青窯さんも小石原焼にも行かれたことがあると思いますが、
日田駅方面から右の方に行くと小鹿田焼、左に行くと小石原焼です。
どちらも車で20~30分くらいですね。
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Commented
by
touseigama696 at 2015-08-25 06:03
夢工房あすか さん
ありがとうございます
勿論小石原も行っています
伝統窯業地ですからね
私淑する福島善三さんも小石原
忘れることはありません
また孫を訪ねる折にでも
勉強しに行ってみようと思っています
ありがとうございます
勿論小石原も行っています
伝統窯業地ですからね
私淑する福島善三さんも小石原
忘れることはありません
また孫を訪ねる折にでも
勉強しに行ってみようと思っています