2015年 06月 19日
私の・・「手順」 |
大急ぎで取り寄せた粘土
昔から使ってる慣れた土です
早速・・大皿一枚挽きました
教室日だったので・・〇藤さんに
ロクロ過程を撮ってもらいました
大皿を挽く工程は・・作家によって
色々あるはずで・・そこには
個人的な工夫も加わって
多少の違いが生まれます
これは・・私の手順
準備から終わりまで・・ご披露します
亀板の準備です
一番原始的な方法かな・・粘土の紐で
厚手の亀板を接着しようとしています
コンパネで特注した厚手の亀板
これが薄くてヘナヘナだと
それこそ返しで剥がれてしまうので
頑丈なのですが・・その分重い
返しのときに・・やや負担が増えます
粘土は4㌔が3個・・菊練り済みです
道具は限られていて
ここに用意したほどは使いませんが
ついつい余分に準備するのは
一度座ったら・・急にあれ使おうで立たないため
悪い癖かもしれません
1個目の土を乗せて芯をだしたら
その上に・・縦積みで重ねます
天辺を拳で叩いて穴をあけ
ここから・・土殺しに入ります
スポンジで見込みを馴らし・・壁を作ります
外側を馴らしたら・・
この壁を内側に倒しては外側に開いて
土全体を・・殺してゆきます
特製のスポンジで・・底を締めます
土が死んだら・・高く薄く挽きあげます
この作業で・・皿の大きさが決まってしまいます
高く上がれば大きくなる・・というわけです
壁を倒して・・口縁部を開いてゆきます
底と腰の土が・・開いてゆく壁を支えますが
このバランスをとりながら・・進めます
底を押して・・厚みと強度を確保します
スポンジを使って・・シルエットを作ります
後で糸を貼りますので・・滑らかなラインが大事
削りで調整するものの・・やはりここが肝心です
皿というより鉢が狙いでもあって
少し深く作りました・・径57㌢
予定通りの大きさなのでした
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by touseigama696
| 2015-06-19 06:08
| ●工房便り
|
Comments(4)
お久しぶりですね、
お元気そうな姿を拝見してうれしいです。
仕事に慣れていらっしゃるのでしょうね、
優雅だなぁと感じました。
それにしてもこの力仕事、羨ましいような気持ちです。
お元気そうな姿を拝見してうれしいです。
仕事に慣れていらっしゃるのでしょうね、
優雅だなぁと感じました。
それにしてもこの力仕事、羨ましいような気持ちです。
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Commented
by
touseigama696 at 2015-06-20 06:47
はるこさん
ありがとうございます
元気に見えますが・・あちこち綻びてます(笑)
工房で暮らすと・・色々な力を使うので
残ってるものと衰えてゆくもの
そして・・失ったもの
一番よく判る場所です
毎日体力・気力検査を受けてるみたいですよ・・苦笑
もっとも・・工房離れるとただの爺さん
それよりましかな?・・ですね
ありがとうございます
元気に見えますが・・あちこち綻びてます(笑)
工房で暮らすと・・色々な力を使うので
残ってるものと衰えてゆくもの
そして・・失ったもの
一番よく判る場所です
毎日体力・気力検査を受けてるみたいですよ・・苦笑
もっとも・・工房離れるとただの爺さん
それよりましかな?・・ですね
工程を拝見して、全く迷いの無いことが理解できました。
ろくろ仕事は、流れるような動作が必要だってことを、
あらためて感じる写真でした。
内に倒し、外に開き、土全体を殺すということ…
全体が殺された状態ってわかるんでしょうか…?
いつか、こんな大物を挽いてみたいと思います。
ろくろ仕事は、流れるような動作が必要だってことを、
あらためて感じる写真でした。
内に倒し、外に開き、土全体を殺すということ…
全体が殺された状態ってわかるんでしょうか…?
いつか、こんな大物を挽いてみたいと思います。
Commented
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touseigama696 at 2015-06-21 06:07
kumaさん
ありがとうございます
ご質問のことですが
手のひらで土を包むように動かしますが
その際 土のねじれや
僅かな凸凹が次第に消えて
滑らかになります
そうなれば死んだと思うことになります
試してみてください
ありがとうございます
ご質問のことですが
手のひらで土を包むように動かしますが
その際 土のねじれや
僅かな凸凹が次第に消えて
滑らかになります
そうなれば死んだと思うことになります
試してみてください