2015年 01月 13日
毎年・・ここに戻って思うこと |
25cmの鉢・・径の誤差2mm以内が掟で挽いてた頃・・
テレビで・・成人式の様子を伝えていた
この季節の・・ひとつの風物詩
時代の様変わりも・・伝わってきた
今年の成人は・・
阪神淡路大震災 オウムサリン事件の
あの年に生まれた子どもたち
私には・・ひときわ忘れられない年である
あれから20年は・・そのまま
私の陶歴でもあるからだ
平成7年1月5日・・私は
初めて陶芸の手ほどきを受けた
52才も終わろうとしてた頃だ
十日もして・・大震災が起き
三か月後に・・テロがあった
だから・・忘れようもない
毎年・・今年はあの年から何年
テレビは・・出来事の風化を防ぐため
必ず・・特集で報道もする
それを見る度に・・同時にそれが
私の陶芸の時間でもあるのを知るのだ
懐かしくも・・数をこなしていた頃のロクロ
こうして安穏にロクロに向かえた・・わが身の幸運は
当時も今もこの時期には必ず感じる・・だから
ある意味で人生の巨大なランドマークでもあるのだ
毎年ここに戻ることで・・あれからの月日を吟味し
これからの時間を占うことになる
がむしゃらにロクロの前で
数を繰り返してきた日々・・それが過去であり
ひとつひとつに・・手間をかけて納得を見つける
それが・・今日からであり明日のことなんだろう
昨日は・・こんなことしてました
新成人たちの・・晴れやかな様子を眺めながら
ひとつだけ・・真実を告げようとすれば
「生物としての人間は・・19歳が頂点
その日を限りに・・極く僅かにだが
肉体の劣化は始まるのだ
しかし・・人間に限っては
その先に用意された成熟の時間があるから
より完成度の高い人間になれるかは
20歳から先の・・大きな課題になる
つまり・・人間だけが考える葦である根拠
もの思う・・故に我れありなのだ
平たく言えば・・少年老い易く学成り難し
からだに勝るこころを培うことを・・夢忘れまじ!」
これもまた・・人生の大きな目印だから
老いても同じこと・・私の陶芸も
言ってみれば・・やっと成人になれたとこ
どう成熟できるか・・課題は大きいのだ
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by touseigama696
| 2015-01-13 05:44
| ●メッセージ
|
Comments(2)
25cmの鉢・・径の誤差2mm以内が掟で挽く…
う~ん…私などまだまだ練習が足りませんです。
最近、同じ形のものが挽けないんじゃないかと…笑
諦めずがんばります。
う~ん…私などまだまだ練習が足りませんです。
最近、同じ形のものが挽けないんじゃないかと…笑
諦めずがんばります。
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touseigama696 at 2015-01-15 06:55