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一枚の・・年賀状

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沢山いただいた賀状の一枚が・・これ
中高時代の旧友石〇君からである
肉筆七行・・こう書かれている

「如何です
良い焼き物出来ましたか
案内状が来ないのは
糸の境地から発展してないな
頑張って見せて呉れ
老後の楽しみのひとつ
にしてあげます」


けだし・・慧眼であり叱咤の一枚である

慧眼(けいがん)も叱咤(しった)も
なじみの薄い言葉になってしまった
しかし・・
読めなくても知っておかねばならない
大事な言葉だと・・思っている

物事の本質を見抜く力が・・慧眼であり
それを大きな声で叱るのが・・叱咤
叱咤激励と四文字にすれば・・読めそうだ

石〇君は・・都内で開業する現役の医者
数年前茶碗を作って届けたが・・その折りも
「・・ちと大ぶりに過ぎるかな・・」
それも・・記憶に残っている
茶に適すを忘れ・・表現に傾くを
戒めてくれているように・・思ったからだ
茶碗は道具・・道具を作るを忘れてはなるまい

今回の一行・・「糸の境地から発展してないな」
まさに核心を突く一行・・鋭い
このブログでも・・折に触れて書いてきたが
私は・・友だちに恵まれてきた
沢山いるとかいないとかじゃなく
こうした慧眼が・・四方八方から叱咤する
それが・・長い友情の基になっている
私に限ったことではなく・・
旧友全てに同じことが起きるのだ

隠しだてしたってしょうがない・・は
こうしたやり取りの中で育った
良い意味での諦観・・潔さなのだ
座右に置いて・・肝に銘じることが返礼である

転居のために2年間・・全ての制作を中止してはきたが
頭の中まで中止してはいなかった
そこでの煩悶こそ・・新たな展開を探すことだった
依然として解決してるわけじゃないが
転居を言い訳にできる期間は・・終わった
そう感じてる矢先の・・慧眼・叱咤
叱咤である前に・・深い理解者として
その友情を有難く・・受け止めている

「他者に劣るのは恥ではない・・しかし
先年の自分に劣るのは・・大きな恥である」

出典は忘れたが・・この言葉は
毎年のように出品を続けていたころから
頭を離れたことはない・・「自己ベスト」
今も同じ気持ちだが・・棒高跳びみたいなもので
あと1cmが・・途方もない高さに見えてくる
それも実感なのである・・

彼に新しい案内状を届けることが・・最大の答礼
その日を目指そうと・・改めて思うのだ



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by touseigama696 | 2015-01-06 05:13 | ●畏友交遊 | Comments(0)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696