2014年 07月 12日
代用の真価 |
路傍の石四つ・・何に使うかって?
毎晩の日課・・4km歩行の目安石
言ってみれば・・お百度石みたいなもん
この四つが・・一つづつ右に行って左に戻れば
500mの距離を8回往復したことになって・・
都合4km歩いたことになる
お百度参りなら・・賽銭100個使うのもいいが
道端のことだから・・賽銭の代用ってことで路傍の石にした
「代用」・・いささか懐かしい言葉
代用食・・戦中・戦後覚えているが「すいとん」がそうだった
コメがないからすいとん・・あまり美味いとはいえなかった
代用って言葉には格下・・そんな響きが漂う
これは・・料理屋さんが使うしゃもじ
板前さんが使えば・・代用じゃないが
陶芸で使うと・・専用のへらの代用になる
しかし・・使いようでは専用よりも使い勝手がいい
こうした代用なら・・格落ちの気配はない
専用にないから・・代わりを探すではなく
専用でも叶わないから・・代わりを作る
これなら・・代用は各上にもなれる
自分に固有の仕事・・
言い換えれば個性的な仕事では
道具は・・売ってるものを買えばいいでは済まない
専用より優れた代用を探すか作るか・・大事な課題になる
試行錯誤の上に溜まった道具を選別し
不用を捨ててまた更に試行錯誤を重ねる
こんなことを繰り返しながら・・自分を代弁しくれて
手に自在な道具が・・生まれるのだ
作品を作ることと・・似たり寄ったりの楽しみでもある
代用品の真価は・・作り手の賢さが問われる
名手の工房を訪ねると・・大抵
これって何に使うんだろう・・そういう道具に出会う
それが幾つもあったりすると・・
さすがぁ~!・・大きな刺激を受けることになる
「メシ」より美味な「すいとん」・・今ならきっとあるに違いない
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by touseigama696
| 2014-07-12 22:40
| ●メッセージ
|
Comments(2)
陶芸の道具を作るの…好きです。
どこに行って、何を見ても、「これ陶芸に使えないだろうか…」
などと考えてしまいます。
コテなどは木材を切り出して削って作る。
カキベラなんかも糸鋸の刃をヤスリですって作る。
でも、既製品の方が使い易かったとき、
すごく負けた感がありますが…笑
どこに行って、何を見ても、「これ陶芸に使えないだろうか…」
などと考えてしまいます。
コテなどは木材を切り出して削って作る。
カキベラなんかも糸鋸の刃をヤスリですって作る。
でも、既製品の方が使い易かったとき、
すごく負けた感がありますが…笑
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touseigama696 at 2014-07-14 04:56