2013年 11月 02日
最初の一枚 |
陶片・断捨離の大詰め
この10数年作り続けた糸抜きの大皿が
失敗したものも・・出品に使ったものも
手許に残っていただけでも30枚以上あった
その殆どを壊したが・・今日
積み重ねた大皿の中から・・この一枚が出てきた
第17回日本陶芸展で・・初入選した作品である
今見ると・・やはり稚拙である
波状紋を表現しようとしていながら
一方で・・江戸小紋の細かさも追っている
後に・・波の在りように特化した糸を貼るようになって
次第にコンセプトに忠実な皿に・・変化していったと思う
だから・・この稚拙な一枚目を入選させてくださった
当時の日本陶芸展には・・こころから感謝している
私の陶芸の全ては・・ここから出発した
このモチーフに出会わなかったら・・
プロ陶芸への道も・・開けたかどうか・・
運命的なものさえ・・感じるのだ
日本伝統工芸展への出品は・・この入選がきっかけ
一瀉千里・・夢中で制作に集中した時期だった
来春の転居を転機に・・新しい工房で
心機一転するつもりで・・過去への決別を決めたが
この最初の一枚は・・やはり残すことにした
出発点を忘れないためである
今は1.0mmだが・・この頃は0.5mm幅の糸
それを倍の400mくらい貼ってるはず
稚拙だが・・一所懸命は今でも糸に見える
一所懸命繰り返せば・・やがて望みは叶う
自信の根源であり・・希望の根源でもあると
・・そう思うからである
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by touseigama696
| 2013-11-02 01:08
| ○未分類
|
Comments(2)
Commented
by
kuma
at 2013-11-02 13:09
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「一所懸命繰り返せば・・やがて望みは叶う」
一所懸命かどうかはわかりませんが…
とにかく粘土を触っている時がとても楽しくって。
子供のように幼稚な言葉ですが、夢中であることは事実です。
一所懸命かどうかはわかりませんが…
とにかく粘土を触っている時がとても楽しくって。
子供のように幼稚な言葉ですが、夢中であることは事実です。
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Commented
by
touseigama696 at 2013-11-02 23:37