2013年 07月 23日
『茶碗』が挽きたくなって |
夕方の外出までの間に・・ちょっと時間ができて
中途半端に過ごすよりは・・と
気分を切り替えて・・ロクロに向かった
実は午前中・・久留米のユカソウさんが
夫人とご長男を伴って工房に現れ
一年ぶりの再会を楽しんだのだが
彼の動画を見てるうちに
無性に茶碗が挽きたくなったのだった
七つほど挽いたら・・
ちょうど土が終わって・・時間も切れた
鉄分の多い赤土
愛用してるが・・久しぶりの出番
粉引きと灰釉で・・焼いてみようと
糸を離れて・・作ってみたい
茶溜まりを作れば・・茶碗ってわけではないが
茶陶という分野は・・ちょっとした緊張感を誘う
道具には違いないが・・どこかに
美学や哲学を要求されてる気になるのだ
二畳台目の狭い空気の中で
向き合う主客に・・阿吽のもてなしを醸すのは
一碗に託された・・夢物語
茶碗だけが知る・・悠久の秘話
道具であって・・道具で終わらない所以は
きっと・・そこだ
高台を切るのも・・物語を作るため
明日・・頃合いをみてということにしよう
ザァっと雨が降ったが・・雷は遠ざかった
さて・・これから歩いてこよう
応援してくださる方・・クリックしてネ!
by touseigama696
| 2013-07-23 20:53
| ●工房便り
|
Comments(4)
茶道の世界については、ほとんど無知な私ですが、
ピンと緊張の張詰めた場面で、使われる道具を作ることは、
作り手も、かなり緊張を強いられると思います。
ピンと緊張の張詰めた場面で、使われる道具を作ることは、
作り手も、かなり緊張を強いられると思います。
0
Commented
by
touseigama696 at 2013-07-25 00:54
あれからもう1ヶ月。まだまだまだ暑いですね。あの日は花火大会の直前で雨になり残念なことに見れずじまい。また来年お邪魔しますのでお元気してて下さいね〜♫
Commented
by
touseigama696 at 2013-08-24 20:44