2013年 07月 03日
紙ゴミの中から・・ |

亡父の書斎の整理に追われている
今となっては紙ゴミと化した膨大な書類の山から
この一冊が出てきた
1990年に私が書いたもの・・父に進呈したのだろう
講演を依頼された際に・・記念に配ったもの
ある機関紙での連載を・・
その日のために・・手作りで製本したのを覚えている
2005/12/12の千夜一夜達成を機に休筆したが
後に・・ブログに「折々の折り」を書き始めたきっかけ
それが・・この小冊子だったのだ

読み返してみたら・・幾つか今でも思いは同じ
ここに紹介してみよう・・ご一読願えればである
「人として生きる上で・・大切なことがふたつある
ひとつは・・自分を活かしてくれる人を見出して
この人を大切にすることである・・そして
もうひとつは・・自分もまた人を活かさねばならない
だから・・活かすべき人を見出すことである」・・1978 T.M.
「人は多くの場合・・どんな職業を選ぶにせよ
専門家への道を歩む・・そのための修行を積む
しかし・・ひとたび専門家になった時
より優れた専門家でい続けるためには
素人に戻らねばならない
強固に擁壁された専門領域の壁を打破するきっかけは
大抵の場合・・素人のこだわらない大胆な思いつきの中に
発見することが多いからである」・・1984 T.M.
「孤独な時間を愛することは・・ひとを嫌うことではない
孤独が淋しいものであることを知って
ひとを愛しくも思えるのである
いつもひとと一緒にいることを好むのは
結局・・ひとを大切にしているのではなく
自分本位に過ごしているだけなのだ」・・1988 T.M.

by touseigama696
| 2013-07-03 00:54
| ○折々の折り
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Comments(6)
すばらしいものがたくさん見つかりますね、、
エッセイストとしての先生の言葉が心にどすんと来ました。
印刷して妹に届けなくては、、
特に孤独を愛することと、
いつも人と一緒にいることの違いと意味、、
ホントにそうです、うなずいてます。
エッセイストとしての先生の言葉が心にどすんと来ました。
印刷して妹に届けなくては、、
特に孤独を愛することと、
いつも人と一緒にいることの違いと意味、、
ホントにそうです、うなずいてます。
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