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十五代楽吉左兵衛門展

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日本橋三越6階・・
多くの陶芸家にとって聖域のようなこのフロアーの
特選画廊・アートスクエア・工芸サロンの三つを
ぶち抜いてひとりで使う作家は・・私には初めてのこと
いつもと違う佇まいに・・びっくりしたが
それが・・十五代楽吉左兵衛門展・・フランスでの作陶

最終日の今日・・かろうじて間に合った
その上・・最終日ならではだろうが
全ての作品が完売なのも・・微小の印で判った
それが途方もない高額なのも・・判る
桁外れの展覧会400年の重さ・・ここでもそれを感じる

もしかしたら・・秀吉も利休さんも
もしかしたら・・千家歴代の家元も・・
「何やら・・フランスで焼いたとか・・?」
この会場のどこかで・・ご覧になってるのかも
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2007年から4年・・
15代は・・リモージュにほど近いLoubinnac村に通い
その地の土と釉と窯を使って・・全てを焼いたのだそうだ
西洋RAKU・・まるで逆輸出のように本家が出向いたわけだ

「京都を離れ 背負ってるものから解き放たれ
こころが軽くなってゆく・・」

この家に生まれた宿命は・・誰もが思うようにそれは重く
解放するのさえ・・大きな仕掛けが必要なのだ
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79点の作品は・・全て茶碗と花入れだけ
勿論・・普段京都で作る「楽」はない

数日前も書いたが・・
400年の時間を振子のように行き来し
拘束される精神に反動をつけようとするなら
時に・・最も遠い旅にでるのは有効なはずだ

「・・僕はそろそろ帰らなければならない
この4年間の心の旅をおえ
再び京都の我が家に ながい歴史と
その重圧と茶の湯という文化の深い淵に向かって
再び元来た道を辿らねばならない・・」


やがて・・新しく世に出る楽茶碗が
ふと頭に浮かぶあの黒茶碗と・・
どんな関係で形になるのだろう

今日・・鑑賞したものは
一面ではあっても・・本質ではないような
そんな気がしてならないが・・
それが一里塚だといえば・・きっとそうだ
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三越を出て・・通りを渡り
露路にまぎれて・・この店へ
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ぶりの照り焼き・・脂が乗って美味かった




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by touseigama696 | 2013-01-09 00:30 | ○展覧会 | Comments(0)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696