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月と産声

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「私が意識して使わない言葉がひとつある
それは・・「~してあげる」という言葉 
看護を学んでいるときに・・ある先生から、
看護に”あげる”という気持ちは 禁物よ・・
と教えられてから守っている」


ご自分のブログでこう書いたカーコスキー朱美さんから
カードを添えて・・6冊の本が送られてきた
ブログを通して長いおつきあいの彼女は・・
経験豊かな助産師さんである
1~2度工房でお目にもかかっている
ご自分も病を抱えていながら・・しかし
圧倒的な迫力で・・新しい生命の誕生に献身している

専門領域を話題にしての「月と産声」のエッセイは
少々長めに齢を重ねてきたとはいえ
男には・・触れずに通り過ぎてきた未知を
改めて教えられる思いで・・読ませていただいていた

季刊で発行されていた雑誌が100号ともなって
新書版に体裁を整えての発刊とか・・
全て静岡県に関わる記事でまとめて・・それも6冊
静岡県の郷土愛も・・大したものである
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病院の事務長時代の私は・・
毎年のように・・看護助手をしながら通学し
看護資格を得た看護師を祝った覚えがある

当時は・・看護師ではなく看護婦だった
今では見かけなくなったが・・はれて
固い糊の利いたナースキャップをつけての
誇らしげな初日を・・思い出す

看護学校での大事な行事のひとつに
戴帽式があって・・
学生には忘れられない思い出のはずだ
きつい・・汚い・・危険の3Kに耐えたのは
戴帽の厳粛がもたらす献身だったにちがいない

戴帽式が消えて・・
ナイチンゲール誓詞を読むことも減ったとか
残っているのは・・3Kだけでは寂しい
看護婦が・・看護師になり・・
婦長が・・師長と呼ばれるようになった後のこと
長年馴染んだ呼称は・・やはり今でも懐かしい
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ナイチンゲール誓詞の中の一節
「・・任務の標準を高くせん」の心がけに
それはそれとして・・しかし
「果たして医学は進歩だけなのか?
進歩と引き換えに後退したこと
失ったことはないのか?
進歩の方向は正しいのか?
産科の現場やがん治療の現場をみると
私は疑問に思うことがある」
・・
と彼女は書いている

一昨日の「江戸&東京」で書いたが
言いたかったことの根っこは一緒だと思う
任務の標準を高からしむるために集める・・
膨大な情報が・・進歩ではなく劣化を招く
皮肉なことだが・・随所で見かけることなのだ

彼女のエッセイを読むと
科学技術依存の助産ではなく・・文字通り・・
「月と産声」の助産が理解できる

彼女のブログ・・
月明かりの産屋をごらんになってみてください




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Commented by akemi-karko at 2012-02-25 07:53
月と産声のために・・ありがとうございますm(__)m
三崎さんのブログを読ませていただいては 圧倒され・・
しかし 元気をいただき 「書き続けなさい」のお言葉を忘れず書いてます・・
こんなに宣伝 恐縮です・・感謝です・・(-_-;)(^^)
Commented by はるこ at 2012-02-25 18:34 x
前に一度ここへ伺ったことがある、、と思えるブログ、、
覗いてきました。
そのこととは全く関係なく、言葉の響きの問題ですが、
「月と産声」という言葉、、
見たばかりのフィルムと重なりました。
満月の海底で、
幾万という卵を噴水のように吹き上げる珊瑚です。
これが生命だっ!! と、びっくりしました。
Commented by mcoenen at 2012-02-25 19:51
とても素敵なブログにまた出会えました。ご紹介いただいてありがとうございました!
Commented by touseigama696 at 2012-02-26 01:26
akemi-karkoさん
ありがとうございます
あなたのエッセイは・・読み応えのあるもの
きっと・・みなさんにも伝わると思います

改めて・・これからも書き続けてくださいね!
Commented by touseigama696 at 2012-02-26 01:28
はるこさん
ありがとうございます
医学は・・科学にして科学にとどまらず
自然の神秘に支えられてのこと
生命誕生への献身は・・大自然への敬意
忘れちゃいけないことですね
Commented by touseigama696 at 2012-02-26 01:30
mcoenenさん
ありがとうございます
是非・・じっくり読んでみてください
彼女の取り組み方が・・とても素敵だと思っています
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by touseigama696 | 2012-02-25 01:07 | ●畏友交遊 | Comments(6)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696